2017年1月8日(日)スタート
放送 毎週日曜 総合テレビ 午後8時
BSプレミアム 午後6時
※初回は60分拡大版
ついに2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 井伊直虎」が始まります!
これから毎回一話ずつあらすじ、詳細情報、ひとこと(感想)を書いて行きますのでよかったら読んでいってください。
主演は柴咲コウさんですが、子供時代は子役の新井美羽ちゃんが演じます。
しばらくはこのかわいい子役さんたちが活躍してくれるようです。
私はかわいい子どもが出てくるドラマとか映画が大好きなんです。
気がついたら子役に心奪われて、その子が困ってたり泣いてたりするともう居ても立っても居られなっちゃいます。
といっても助けてあげることはできないので、手に汗を握って、祈るだけなんですけどね。
今回も、この輝くような瞳の子役に泣かされるんだろうなぁ、私。
あらすじ 第一回「井伊谷の少女」
1544(天文13)年、遠江にある井伊谷(いいのや)。井伊家当主の一人娘でおとわ(のちの井伊直虎、子役=新井美羽)は父・直盛(杉本哲太)、母・千賀(財前直見)のもとで元気いっぱいに幸せに暮らしていた。
幼なじみの亀之丞(のちの井伊直親、子役=藤本哉汰)と鶴丸(のちの小野政次、子役=小林颯)という2人の男の子はおとわの遊び友達である。
ある日、まだ幼いおとわに亀之丞との縁談が持ち上がる。当主の一人娘であるおとわは自分が当主になるつもりだったので戸惑うが、徐々に亀之丞の妻として井伊家を支えていこうと決意する。
そんなある日、亀之丞の父直満(宇梶剛士)は突然、主家の今川義元(春風亭昇太)から駿府に来るよう命じられ、うろたえる。
詳細情報
ネタバレを含みます。
まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいかもしれません。
鬼ごっこ
おとわ、亀之丞、鶴丸の三人で鬼ごっこ。鬼の鶴丸はおとわが見つけ、おとわは捕まるまいとかけっこ。崖に追い詰められたおとわは、後先を考えずに川に飛び込んでしまう。
井伊家の状況
天分13年(1544年)。遠江(とおとうみ)井伊谷(いいのや)は、浜名湖の北の山あいに広がる温暖な時である。
井伊谷は500年も前から井伊一族によって守られてきた。ただ戦乱の世、駿河の今川の迫害に耐えきれず、今川の統治下にある。
先々代の当主・井伊直平は娘を人質に差し出している。家督を継いだ嫡男はすでになく、孫の直盛が現当主である。
直盛は、今川家家臣で目付を務める新野左馬助の妹・千賀を正室に迎えることを余儀なくされた。
でも直盛•千賀夫婦の仲は睦まじく、姫・とわを授かった。
直盛は娘を溺愛した。乗馬の腕も磨かせ、男児のように育てた。それが男勝りで向こう見ずなとわの性格をそだててしまったのかもしれない。
井伊家の評定
一方そのころ、井伊家の館では評定が開かれいた。参加しているのは、井伊家の重臣である奥山朝利(おくやまともとし)、中野直由(なかのなおよし)・新野左馬助(にいのさまのすけ)。
そして、はげしくやり合っているのは直盛の叔父・井伊直満(いいなおみつ)と家老の小野和泉守政直(おのいずみのかみまさなお)。この二人は犬猿の仲で知られ、それぞれ亀之丞と鶴丸の父親である。
井伊家の後継者について議論になっている。当主・直盛には息子がいないため、娘のとわの縁組をどうするかといことについて。
直満は自分の息子・亀之丞をとわの婿養子とすると提案。政直は今川家臣より養子を迎えるべきだと主張。直満の勢いに周りも同調する形で話がまとまってしまう。
野駆け
乳母のたけに伴われ館に戻ったとわはびしょ濡れ。野駆けに出かけようとしている直盛を見つけると、自分も一緒に行くといって濡れた格好のまま自分の馬を出して駆けて行ってしまった。
直盛も後を追いかける。
途中、領地の丘陵をながめながら親子でこんなやりとりをする。
父 「おまえが男であったら面倒なことが起こらぬものを…」
とは「面倒なこと、とは?」
父 「….いっそ、おとわがわしの後を継ぐか?」
とは「われはずっとそのつもりなのですが」
父 「そうであったかー(笑)では、そうするか」
龍潭寺
龍潭寺は井伊家の菩提寺である。直盛の叔父に当たる南渓が住職を務めている。
龍潭寺はまたとわたちが文武を学ぶ場所でもある。指南役は武術全般を傑山(けつざん)、学問を昊天(こうてん)とい若い僧侶が担当している。
手習いを終えたとわたちが寺の井戸に向かうと、そこには南渓和尚がいた。和尚様は隠れてお供えのお酒を飲んでいたご様子。
とわに責められるとこう言った。
「実は今、わしは井伊のご初代と語らっておったのじゃ」
そして、「お主やは、ご初代・共保公(ともやすこう)のことをなんと聞いておる?」とたずねられた。
この地では、この寺の井戸に赤子が捨てられているのを見つけた近くの八幡宮の神主が「これはただならぬ子」と拾って育てた。その子が井伊谷の井伊家を開いたと伝わっている。
鶴丸がそう答えると、
「井戸の中に放り込まれては、普通、赤子は死んでしまう。なのになぜご初代は生きておられたのか。つくづく不思議じゃ」
南溪は首をひねりながら井戸の中をのぞき込む。とわたち三人もつられるように穴のなかを覗き込んだ。
とわが顔をあげると、南渓の姿はすでにいなかった。
亀之丞が石を井戸に投げ込むと、からんと音がした。
「涸(か)れている。涸れ井戸だったからではないか。赤子が生きておられたのは」と亀之丞。
「井戸端に捨てられておったのを、井戸の中ということにしたのかもしれぬな。井戸端では、ありがたみがないゆえ」と鶴丸が言った。
亀之丞がつらそうな顔でしゃがみこんだ。
結婚話
亀之丞は体が弱い。とわは亀之丞をおぶった鶴丸とともに直満の屋敷に駆け込んだ。
家人の籐七郎は鶴丸を見ると「亀之丞様がご丈夫でないのを知っていて無理をさせたのだろう!」と責めた。
見かねた亀之丞が口を挟んだ。「鶴はここまでおぶうてきてくれたのじゃぞ!」
「…申し訳ございませんでした」鶴丸は硬い表情で一言言うと、一礼して帰って行った。
とわが亀之丞 に付き添って二人でいるときに亀之丞に聞いてみた。「なぜ籐七郎はあのように鶴のつらくあたるのかの」
「鶴の父上は嫌われておるからなぁ」
「なぜ、鶴の父上はそこまで嫌われておるのじゃ」
「小野の家は隙あらば、井伊を乗っ取るつもりなのじゃと、父上は言うおるがの」
「乗っ取る?」とわは驚いた。
「…父上が言うておられると言うだけじゃ」
そこへ、父親の直満が評定から帰ってきた。
「おう、亀之丞。大事ないか」
「父上、面目ございませぬ」
「そなたの母は丈夫ではなかったからな。しかし、半分はわしの血が流れておる。じきに強うなる」と言い、息子の頭をなでた。
直満はとわに「ところで、姫はもう、亀の女房役をやってくれておるのか」とにやりとしながら言った。
なんのことかさっぱりわからないとわと亀之丞。
「こうして見ると、なかなか似合いの夫婦ではないか」
「なにを言っておいでじゃ」
「姫はまだ聞いておられぬか」直満はガハハと笑い、
「実は二人はな、夫婦約束することになったのじゃ」
亀之丞が戸惑って聞き返す「め、めおと、ですか?」
「そうじゃ、亀之丞は姫の婿となり、井伊の当主となるのじゃ」直満は上機嫌だ。
「なんじゃ、姫。喜んではくれぬのか?」
「…あ、いや」
「ほら、亀。姫は不服らしいぞ。もっと精進し、頼もしい男にならぬと」
「いや、そうではない。少し、驚いただけじゃ」とわはぎこちなく笑ってみせた。
しかし、とわは先ほど父と家督はとわが継ぐというやりとりをしたばかりなのに…。
家に帰るととわは父を問い詰める。しどろもどろになる父。母がたしなめる。
母の話しを聞いているうちに、とわは亀之丞の妻になるのも悪くないと思い始め、両親に結婚することについて承諾してしまう。
小野家にて
一方、小野の屋敷に戻った鶴丸は両親が話をしているのを聞いてしまう。
井伊の姫は亀之丞を婿に迎えることになったということ。そして父が
「あやつはきっと何か勇み足を踏みよるぞ」
「勇んで身を滅ぼさんとよいがの。まことに心配でならんわ」
そう言いながら笑みを漏らしていたのを見てしまった。
あやつとは一体だれなのだろう。
竜宮小僧
翌日、龍潭寺で鶴丸は亀之丞にお祝いの言葉を伝えた。
「…おとわは、あまりうれしそうではなくてな。俺とは夫婦になりたくないのかもしれぬ」
そこへとわが現れた。今日はなんと小袖を着ている。
「なんじゃ、われの愛らしさに口も聞けぬか」ととわ。
しばらくあっけにとられていた亀之丞と鶴丸は吹き出した。
なぜなら、着物のしたからまるで仁王のようにふんばっている足が見えたのだから。
「失礼なやつじゃの。女子に向かって」
「亀まで笑うことはないではないか」亀之丞は笑うのをやめた。
「亀は…われの旦那様になるのじゃから」と恥ずかしそうの目をそらした。
「おとわは嫌ではないのか?…その、俺のような、頼りないのは」
「頼りない?」とはが首をかしげる。
「おとは。俺、もっと強うなるから、見ていてくれ」
「では、われはハの字であるけるようになるから、見ていてくれ」
そんな二人を鶴丸はちょっと寂しそうに見ていた。
龍潭寺に行った時に、とわはこのところ気になっていることを南渓に聞いてみた。
「われの身の回りで不思議なことが起こっていての」
この間、川に飛び込み、水中で方向を見失った時、導く声が聞こえた気がした。覚えのない馬の飼い葉が置かれたこともあった。
「おとわ、それは竜宮小僧というやつじゃ」南渓は答えた。
竜宮小僧は、知らぬ間に稲を植えてくれたり、洗濯物を取り込んでおいてくれたりするという伝説の小僧だ。
駿府の今川へ
井伊の居館には、直盛と直満、政直、左馬助が顔を揃えていた。
左馬助が駿府に出向き、とわと亀之丞の婚約の件を今川家に知らせたところ、直満がじきじきに挨拶に出向くよう達しがあったという。
「なぜ、わしが駿府に行かねばならぬ」直満は激しく動揺した。
「亀之丞様のお父上として、と存じますが」左馬助がけげんそうな顔で言う。
「なんじゃ、では始めからそう言うてくれ」直満は落ち着かず、どこか不自然な態度だった。
翌日、左馬助に伴われて、直満は駿府へむかった。
竜宮小僧を探して
とわは亀之丞と鶴丸を引き連れて「竜宮小僧」を探し回っていた。体の弱い亀之丞を心配して、鶴丸がもうやめようととわに声をかける。
「亀之丞は平気だと言うたではないか」ととわ。
「お前は姫じゃから、周りの者は逆らえぬ。そういうことを少しは考えろというておるのじゃ」と鶴丸。二人は睨み合う。
その時、高く澄んだ音が響いた。亀之丞の横笛だ。その音色に、言い合いも忘れ二人はうっとりと聞き入った。
「見事じゃなのう、亀の笛は」
「俺のとりえは、これだけじゃからな」
亀之丞が笛の吹き口をそっと拭ったとき、なにか物音が聞こえた。音のした方に近寄ると、洞窟がぽっかりと口を開けていた。
三人は恐る恐る奥に進んでいくと。
そこには人が倒れていた。
山伏の格好で、ぴくりとも動かず、血まみれだった。
三人は顔を見合わせた。そして叫び声をあげ、洞窟の出口めざして一斉に駆け出した。
突然の死の知らせ
龍潭寺に走りこんだ3人は、南渓とその場に居合わせた直盛を洞窟に案内した。南渓が経を唱え、直盛たちは手を合わせる。
「この者を見た覚えがあります。先日、屋敷にきていた者かと」
直盛と南渓は顔を見合わせ、先に戻ると言って帰って言った。
とわたちも急いで洞窟を出た。井伊の居館で3人を待っていたのは、亀之丞の父・直満が駿府で命を落としたという知らせだった。
丸桶には直満の首が納めれていた。
「亀之丞。そなたの父上は、みまかった。謀反を企んだかどで、太守さまに討たれたとのことじゃ」険しい表情で直盛が言った。(みまかるとは、死ぬという意味)
「太守様は北条に宛てた直満様の密書を手にしておられました。そこには、今川と手を切り北条に加勢したいと書かれており…」
亀之丞はふらふらと丸桶に近いて行った。鶴丸は茫然としなが館を後にした。
一里ほど離れた川名の里で隠居している直満の父・直平も馬を飛ばして井伊の居館にやって来た。
亀之丞の危機
直満の息子である亀之丞の首も差し出すようにと今川から下知があったということだ。直盛たちはこっそりと亀之丞逃した。
とわは一睡もできず、明け方に館を抜け出すと龍潭寺に足を運んだ。そして涸れ井戸に向かって手を合わせ、亀之丞の無事を祈った。
とその時、井戸の脇に落ちている物を見つける。亀之丞の笛だ!
笛を手に取ると、とわは全力で駆け出していた。
しのぶの一言
やっぱり泣かされた。2回も。
おとわがまだ歩き方もヨチヨチしてて愛くるし過ぎますね。
それにしても子供の着物姿って可愛さが3割増くらいになりますよねー。
こんなにかわいいのにとんでもない不幸に襲われるなんて、見ていて辛いけど…。
そして、井伊谷の緑の美しさ。端正な館に目を奪われました。
あと音楽がいい!今までの大河ドラマにはない感じ、まるで映画のようでした。
井伊直虎、ホントに想像を超える世界でした。続きがめっちゃ楽しみです!