「直虎」第13回あらすじ!帰ってきたムロツヨシ!ネタバレあり

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直虎2

©NHK

放送 毎週日曜 総合テレビ  午後8時より
BSプレミアム 午後6時より
再放送 毎週土曜 総合テレビ 午後1時5分より

毎回一話ずつあらすじ、詳細情報、ひとこと(感想)を書いてますので、よかったら読んでいってください。

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前回までのお話

直親徳川家康を名のる男と密会を果たしたが、実はそれは今川の罠だったのだ。

今川へ申し開きに向か道中で直親ら一行は、今川の家臣に無残にも斬殺されてしまう。

直親の子虎松の命も狙われるが、左馬助今川命乞いをして食い止めた。

が、引き換えに直平直由左馬助戦に駆り出されることになった。そして、全員、戦で討死してしまう。

井伊家の領主重臣も、皆亡くなってしまったのだ。

今川に行ったきり帰ってこなかった政次が、ひょっこり帰ってきた。

政次は人が違ったような冷たい態度で、自分は虎松後見になるように今川からお下知があったと告げる。

これを食い止めたい南渓らは、次郎虎松後見としてすることを提案する。

次郎もこれを受け入れ、井伊直虎として井伊家を治めると宣言する。

詳細情報 2017年3月26日放送

おもな出演者


井伊 直虎
 主人公(次郎法師) 柴咲コウ
瀬戸 方久  瀬田村の商人 ムロツヨシ
小野 但馬守 政次 井伊家重臣 高橋一生
奥山 六左衛門 井伊家家臣 田中未央
中野 直之 井伊家家臣 矢本悠馬
南渓和尚 龍潭寺の住職 小林薫
昊天 龍潭寺の僧 小林和重
傑山 龍潭寺の僧 市原隼人
甚兵衛 瀬田村の百姓 山本學
八助 瀬田村の百姓 山中祟
角太郎 瀬田村の百姓 前原滉
富介 祝田村の百姓 木本武宏(TKO)
福蔵 祝田村の百姓 木下隆行(TKO)

第13話

2017年3月26日放送


ネタバレ
を含みます。
まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう。

直之「おなごに井伊を任すなど、和尚様、お気は確かか!お家におられたならまだしも、この方は十の頃より寺暮らしのおなご。政ができるとは思えませぬ!」
(直之:中野直由の子)

南渓「駿府からは、但馬を後見にという話が来ておるあが、そのほうがよいとお考えか?」

直之はだまっている。

南渓但馬守はどうじや?」

政次「国を治めるのは生半可なことではございませぬ。次郎法師さまにどこまでの覚悟がおありか。そこがいささか」

直虎「われは、わが父や先代の遺志を継ぎ、井伊を守っていきたいと思うておる」

政次「ならば、それがしごときが何か申し上げる筋合いではございませぬ。家老として、誠心誠意、直虎様にお仕えいたしまする」

南渓と直虎

©NHK

とはいえ直虎は、政務については経験もなく、さっぱりわからないのである。

南渓一冊の書物直虎に渡した。

直虎「『仮名目録(かなもくろく)』……とは?」

南渓「その昔、今川の先々々代の氏親殿-が子に代を譲る際、無用の乱れが起こらぬようにと、国を治めるために作った掟でな。まあ、読んでみるがよい」

家臣の統制から財産相続けんかの成敗金や米の貸借など、内容は紬かく、多岐にわたっいる。

直虎は、本腰を入れて読み始めた。

翌日、政次が大量の書類を館に持って現れた。

政次「安堵状検地控え証文類にございます。まずはお目通しいただいたほうがよろしいかと存じまして」

百姓と直虎

©NHK

 

領主の代替わりの挨拶にと訪れた百姓たちに懇願されて、直虎瀬戸という村に足を運んだ。

そこには耕されず放棄されたまま荒れ地が広がっていた。

「桶狭間の戦い」に始まり、たび重なったで、男手が足りなくなり耕せなくなったせいだという。

百姓「そんでもお年貢は納めねばならんで、銭や米を銭主に借りることになりまするで」

結果、百姓は、年貢と銭主への返済二重の支払いを強いられるという。

甚兵衛「ご領主様、『徳政令」(とくせいれい)をお願いいたします!」

徳政令とは、貸借関係の一切を破棄するように領主が発する、貧民救済のための法令だ。

甚兵衛「それさえあれば、村は息を吹き返せまする!」
直虎「分かった。すぐに支度をする」

直之「さようなこと、安請け合いなさっては!」
直虎「かまわぬ。領主はわれじゃ」

館に帰ると、六左衛門に証文の束を見せられ、直虎はのけぞった。

六左衛門「このままでは井伊は潰れてしまいまする!」
(六左衛門:奥山朝利の息子)

直虎「銭二十貫文、銭十五貫文、銭三十貫文……」

六左衛門「どうも、これまで戦のたびに商人から借り入れをし、支度をされていたようで-・…」

書面には、瀬戸方久なる名前が記されていた。

そういえば、百姓の甚兵衛が口にしていた銭主の名も、
同じ瀬戸方久だった。

直虎「井伊も、方久とやらから金を借りておるのか……」

まさにそのとき、家人が来客を告げに現れた。

家人「瀬戸の、方久様とおっしゃるお方にございます」

直虎たちは思わず顔を見合わせた。

方久と直虎2

©NHK

方久「ご領主様がお代替わりされたと伺い、お祝いに参じましてございます。瀬戸村の方久と申します」

直虎「苦しゅうない。面を上げい」

直虎「……どこかで会うたことはないか?」
方久「ございますよ」

方久は言い、袂からくしを取り出した。
(くしはおとわが小屋に泊めてもらったときに、お代として差し出したものに違いない)

直虎「お主、あのときの!われを泊めてくれた。われを突き出した…!」

方久「さようにございます」

直虎「そうか、そなたが方久であったか

方久はその後のことを話した。

おとわと引き換えに手にした褒美の金を元手に、浜名湖畔で余ったを安く買い、干物にして売りさばいた

そのもうけで潰れかけた茶屋を買い、安くを出す

と、これまた商売繁盛

するとその茶屋に、次はどこで戦があるという話が入るようになり、それからは戦場で商いを始めるようになった。

方久「食べ物や薬を仕入れて売り、戦が終わりましたなら、刀剣や鐡などを拾って次の合戦の場に持ち込み…」

半ば盗人だ。しかしこの男には、銭を動かす才覚があるようだ。

方久「私は銭の犬にございます。ワンではなく銭を求めて貫と泣きまする。うー、カンカンカン!」

直虎「早速ひとつ頼みがあるのじゃが。瀬戸村の借金を捧引きにしてやってほしいのじゃ」

ぽかんと口を開ける方久に、直虎徳政令を出すことを百姓に約束した事情を話した。

方久「……直虎様というのは、おもしろいお方にございますなあ」

方久は快諾した。

ただし井伊に貸している銭を、今ここで耳をそろえて返してくれるなら、と言う。

直虎「さようなこと、できるわけがあるまい」

方久「できますよ。井伊のお屋敷と、村の二つ三つ頂けますれば」

直虎「それでは、井伊家がなくなってしまうではないか」

方久「さようにございます。徳政令を出せば、井伊家は潰れてしまうのでございます」

直虎「な、なんじゃと!」

方久「もちろん、棒引きなどとご無体をおっしゃらなねば、こちらもすぐに耳をそろえて返せなどとは無理はもうしませぬ。返済は細く長くで結構にございます」

その夜、直虎直之六左衛門は、井伊家の借財や年貢を洗い直した。

財政は、破綻寸前となっていて、方久への返済だけで、ざっと三十年はかけても返しきれない。

直之「要するに、徳政を出さねば済む話でござろう」

直虎「なれど、約束してしもうたではないか」

直之「放うておけば、そのうち諦めましょう」

しかし翌日、騒ぎはさらに大きくなっていた

甚兵衛のほかに、隣村からも百姓たちがやってきたのである。

百姓「徳政令が出るんなら、わしらんほうもぜひにと、お願いに上がりましたしだいにごぜえます!」

直虎「その話だが、徳政令は出せぬ。今、徳政を出せば、井伊家も潰れてしまうゆえ」

百姓たちが、一斉に眉を逆立て、恨みとののしりの声を次々に張り上げた。

直虎「とにかく今は出せぬのじゃ!」

きびすを返し、直虎は館の中へ逃げ込んだ。悲鳴と怒号がふってきた。

翌日から直虎は、あちこちの農村をお忍びで見て回った。田植えの時期が近づき、どの村でも、百姓たちが汗水たらして準備に追われていた

老人と女子どもが目立って多い。このままでは井伊家は、放っておいてもいずれ滅びてしまうだろう。

直虎「捨て置いては、ならぬの……」

徳政令を出さず、百姓たちを二重払いの苦しみから救う手だてはないものか……。.

直虎は方久の屋敷を訪ねた。そして百姓の借金をしばし待ってもらえないか掛け合った。

方久「…では、村の土地を使い、商いでも始めてはいかかがですか?米を多く作れる工夫をし、頃合いをみて売りさばくもよし、米以外の高く売れる作物を作るのもよろしゅうございましょうし」

それだ!直虎は早速南渓に相談した。

南渓「わしは相当におもしろい考えじゃと思うが、何を迷う」

直虎「私は今まで、力がないということは悔しいことだと思っておりました。なれど力をもつということは、実はとても怖いことなのだと。私が決めたことがまこととなる、ということは」

南渓「かようなことに、正解などないしの。結果がよければ正解とされ、よくなければ不正解とされる。うまくいくかいかぬか、誰も請けあってはくれぬ。おのれの信じたものを明かりとし、進んでいくしかないの」

直虎「自灯明(じとうみょう)にございますか」

南渓「自灯明は、人に立つものの喜びでもあり、つらさでもあろうな」

翌日、直虎によって、政次六左衛門直之が集められた。

そして方久もその場に呼ばれていた。

直虎の考え決めたことを話した。

瀬戸村祝田村の百姓が年貢方久への返済との二重の支払いで難儀していること、井伊家も方久に世話になっていて、徳政令がだせないこと。

それを解決するために、方久家臣の列に加え、瀬戸・祝田の両村方久の所領す

そうすれば、方久には年貢が入ることになる。

それをもって借財の返済を猶予百姓たちは猶予期間が明けるまで、年貢のみを納めればよいことになる。

現状の借財の返済に関しては、村に新しい商いを起こし、百姓たちがおのずと返済できるよう方久に面倒をみてもらうこと

しかし家臣たちは猛然と反発した

直之「由緒ある井伊家に、素性も知れぬ商人を加えるなど、亡き父上たちに顔向けできぬ。それがしは、かような家に仕えるのはごめんこうむる」

六左衛門「瀬戸村は新野の娘ごたちのご所領。祝田はわが妹・しのの所領となっております。妹と直親様の思い出の詰まった土地でもございます」

二人は蹴るように席を立った。

政次「では、それがしもこれにて」

直虎「……ひどい言葉を聞かせてしまったな」

方久「慣れておりますに」

方久「村から、銭が湧き出るようになってごらんなされきっと皆、手のひらを返したように申します。

直虎様のおかげじゃ、あのときのご決心があったればこそ、と。あの石頭どもの鼻を明かしてやりましょうぞ」

直虎は、思わず顔をほころばせた。

そこに方久の従者が現れ、緊迫した顔で告げた。

従者「瀬戸村と祝田村の百姓らが、徳政令を出すよう、今川に願い出たようです!」

直虎の笑みはあっという間に消え失せた。

しのぶの一言

今までは直虎は困難にぶつかると、根性で打開への道を切り開いてきたました。

そして、今回はまた新しい直虎の凄さを見せつけられたような気がします。

今まで、まつりごとに関わってこなかったからこそ柔軟な考え方ができるのではないでしょうか。

もちろん反対はされますが、古い考え方にとらわれがちなまつりごとに風穴を開けることになるのは間違いないでしょう。

南渓の自灯明という言葉にハッとしました。

上に立つものの苦しみ、そういうものに今、直虎は直面して、向き合って戦っているのですね。

頑張れ、直虎!

今後の展開がますます楽しみになってきました。

>>「井伊直虎」あらすじ一覧はこちらから



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