「直虎」第16回あらすじ!柳楽優弥の龍雲丸登場!ネタバレあり

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©NHK

放送 毎週日曜 総合テレビ  午後8時より
BSプレミアム 午後6時より
再放送 毎週土曜 総合テレビ 午後1時5分より

毎回一話ずつあらすじ、詳細情報、ひとこと(感想)を書いてますので、よかったら読んでいってください。

>>全体のあらすじはこちら

>>前回(第15回のあらすじ、詳細)はこちら



前回までのお話

今川から申し開きをするように下知が来た。

直虎龍潭寺の僧を連れて今川に向かう。

直之には激しく反対されたため、供を頼をたのむことができなかった。

道中、直虎ら一行に賊が襲いかかってくる。

直虎は危ないところを、後から追ってきた直之に助けられる。

直虎は突如、政次に”後見を譲る”と言い出す。

自分が今川に行くことで味方にも犠牲がでることを防ぎたい、そして後の事を政次に任せると。

そして井伊に戻ることに。

政次今川へ赴き、寿桂尼に事の次第を伝えた。

ところが、そこへ直虎が現れた。

井伊に帰ると見せかけて、直之と入れ替わり、直之になりすましてやって来たのだ。

寿桂尼に申し開きをするが、虎松の生母直虎の後見を望まないという書状を政次が持ち出し、苦境に立たされる。

しかし、そこへ大きな巻物が届いた。

そこれは百姓たちが書いた “直虎に後見を望む” という嘆願書だったのである。

これには寿桂尼も感服したようで、直虎の後見が許すという沙汰が出た。

直虎は無事帰還することができ、井伊の人々から歓待される。

詳細情報

ネタバレを含みます。
まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう。

おもな出演者


井伊 直虎
 主人公(次郎法師) 柴咲コウ
瀬戸 方久  瀬田村の商人 ムロツヨシ
小野 但馬守 政次 井伊家重臣 高橋一生
しの  井伊直親の妻 貫地谷しほり
なつ  小野玄蕃の妻 山口紗弥加
亥之助   小野玄蕃となつの長男 荒井雄斗
奥山 六左衛門 井伊家家臣 田中未央
中野 直之 井伊家家臣 矢本悠馬
南渓和尚 龍潭寺の住職 小林薫
昊天 龍潭寺の僧 小林和重
龍雲丸  旅の男 柳楽優弥
甚兵衛 瀬田村の百姓 山本學
八助  瀬田村の百姓 山中祟
角太郎 瀬田村の百姓 前原滉
祐椿尼   直虎の母 財前直見
寿桂尼 今川義元の母 浅丘ルリ子

第16話   2017年4月23日放送

木綿を育てる!


よい話
があるという方久が持ってきたのは、綿の実。木綿のもとになるものだ。

方久木綿は丈夫で柔らかく、冬場の暖かさにも優れております。

いずれに取って代わることは間違いなし。飛ぶように売れるようになりましょう。

そこで、どん!」

方久「もととなるこの綿の実を井伊で作ってはいかがかと」

直虎「方久、そなたはまことすばらしいの。なんという銭の犬じゃ!」

方久「うーカンカン!カーン!早速、甚兵衛に育てさせましょう!」

しかし勘兵衛は困り顔だ。

甚兵衛「試すくらいならできましょうが。売るほど育てるにゃあ一、人が足らんかと」

人手が足りない!!

直虎「人ばかりは、増やせと言つてすぐ増やせるものでもないしのう」

直之「戦では、足りぬ場合は借りてまいりますが」

直虎「借りる? 人をか?」

直之「あくまで戦の場合の話にござつて、平時に百姓を借りるなどという珍妙な話は聞いたことがござ いませぬぞ」

直虎「さようなこと、やってみなければわからぬではないか!」

直虎鈴木に足りぬ百姓を借りることを思いつく。

鈴木は浜名湖の沿岸部を有する領主で、もともと井伊家の被官である。今は今川家から目付を言いつかっている。

人手を探して

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©NHK

翌日、異をとなえる直之は尻目に、直虎は六左衛門を共に鈴木重時の元を訪れた。

しかし、鈴木には百姓を借りるということについては、丁重に断られてしまった。


政次
の家にはなつ亥之助を連れて戻ってきていた。

なつ「義兄上様。お留守の間に勝手なことをし、申し訳ございませぬ。できますれば、亥之助を父親の 育った家でと思い、新野のお屋敷を下がらせていただきました」

なつ井伊家中の橋渡しをするという役目を果たそうとしている純粋な思いがあったのだ。

翌日、政次井伊の館にやって来たが、直虎がいない。直之に聞いてみると、六左衛門物見遊山に出かけたなどとという。不審に思った政次蜂前神社の禰宜を訪ねてみた。

禰宜「方久殿の策で、井伊で綿を作ろうとしておるようです」

政次「ほかに何か変わったことは?」

禰宜「綿も三年荒野なるものも、策はよいが、いかんせん人がおらぬと村の者は嘆いておりましたな」

政次「……それで、人でも借りに行ったということか」

直虎六左衛門鈴木に断られたあとも、鈴木とおなじ目付で領主である近藤菅沼のところへも出向いた。しかしどちらにも、百姓を借りという申し出は断られたのたのであった。

直虎「次はどこへ頼んだものかのぉ」

六左衛門「……恐れながら、いずこへ頼まれても難しいかと」

直虎「ん?」

直之「百姓というのは領主にとって大事な飯の種。それを貸してくれと言って、くれる者はおらぬので はないですか?」

直虎「そなたら、何故、それを先に言うてくれぬのじゃ!」

直之「言うたではござりませぬか!さような珍妙な話は間いたことがないと!」

直虎「さような言い方では、聞いたことはないができるかもしれぬと思うではないか!」

直之「無理な話じゃから、さような話は聞かぬのだと思われませぬか!」

直虎「思わぬ!」

六左衛門「あの、やはり但馬殿に相談してみてはいかがでしょう」

直之「大事ないのか?但馬に相談などして」

六左衛門但馬殿がまだ後見を諦めてはおられぬ、乗っ取りを考えておられたとしましてですよ、井伊が豊かになることは、その、但馬殿にとっても損ではないのではないかと」

直之「どうせなら、太らしてから食ろうたほうが得ということか」

六左衛門「あ、さようでございます」

直之「ならば、そこを利用するのも手かもしれぬ」

直虎「嫌じゃ。但馬だけは嫌じゃ!」

直之「これじやから女子は」

直虎「女子で結構!女子じゃからな!嫌なものは嫌じゃ!」

そこへ、方久から綿の種を植えた瀬戸村の畑を見に来てほしいという書状が届いた。

翌日、瀨戸村の畑を見て直虎は呆然とした。

甚兵衛「世話はしておるんですが、まったく、芽が出んのです」

方久がよそで聞いてきたとおり種を水につけ、周りに付いている綿をよく湿らせてから浅くまいた。肥料もやった。しかし、一向に芽は出てこない。

八助「合わねえんだに、土が」

直虎方久、種はまだあるか?」

方久「ございますが」

直虎「ほかの村にも頼んで回る。ほかの村なら根づくかもしれぬゆえの!」

直之「まことに回られるので?」

直虎「よその村では余っておる人手があるかもしれぬ。それも頼んで回りたいし、一度に片づくかもし れぬではないか!」

直虎直之井伊谷の村を回ったが、どの村でも 余っている人手など見つけられなかった

直之「もう少し休みましょうか」

直虎「いや、急ごう。瀬戸の綿もどうなっておるか気になるしな」

直之「・・・・・・それがしが休みたいのですが」

直虎がふいに歩きだした。

直之「あ、どこへ」

直虎「すぐそこまでじゃ。水をくんでくる。そなたは休んでおれ」


人買い!?

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©NHK

直虎が水場へやって来ると、ふんどし一丁になって水浴びをしている若い男がいる。

直虎は躊躇することもなく、半裸の男に堂々と近づいていく。

直虎「少し水をくむだけなので、先によいかの」

「おいらがおくみいたしましょう」

直虎「かたじけない」

水筒を差し出すと、直虎に向かってバッと着物の前をはだけた

直虎「何をやっておるのじゃ」

「あの、男子ではこざいませんよねえ」

直虎「ん?そう見えるか?尼じゃ」

「尼様。訳ありですか? かようなところに尼様が一人で」

直虎「いや、村を回っておるだけじゃ。そなたはどこの村の者じゃ」

「おいらはここの者じゃございません。少し旅を」

直虎「へえ、旅を」

直虎「どこかに百姓が余っておる村はなかったか?ちと人手が欲しゅうて探しておるのじゃ」

人など買やぁいいじゃねぇですか

直虎の水筒に水をくみつつ、はあっさり言ってのけた。

直虎「え、買うことなどできるのか? 人を?

「たまに売っておったりしますよ」

直虎人を、買う。よいことを聞いた!恩に着るぞ!旅の者!」

顔を輝かせて礼を言うと、直虎は駆け出していった。

「おいー、尼様!これ!」

水筒を忘れている。

「変わった尼様じゃのう」


直虎
直之のもとに急ぎ戻った

直虎「之の字! 早くしろ!戻るぞ!」

直之「え?」

直虎「先に行くぞ!」

直之「はいはい!分かりましたよ!」

直虎たちは再び瀬戸村に舞い戻ってきた。

畝の周りには方久のほか、甚兵衛八助角太郎が集まっている。

八助「あ、直虎様!ほれ! ほれ! 見てやってくりょおー!」

八助に言われて近寄ってみると、畑一面に小さな綿の芽が顔を出している!

綿は寒さに弱いらしいまだ夜が冷え込む時期は、種まきには早かったのだ

直虎「なんじゃあ、さようなことであったか。いや、よかった、よかったのう」

方久「いやあ、無事に銭の香りがしてまいりましたなあ!」

直虎「かぐわしいのお〜」

などと、方久とほくほく顔を見合わせて大喜びしている。

角太郎直虎様。わしらん村のために駆けずり回ってくださっておると聞きました。わしら、倍気張りますけえ、どうか、あまりご無理は」

直虎「ありがとう、!じゃがの、人を手配するのはわれの役目ゆえ。ここからはわれの気張りどこ ろじゃ!」

方久の屋敷に場所を移し、早速人を買う相談をする。

方久「悪い手ではございませぬが、手ごろな戦場があるかどうかですな」

直虎「戦場?」

方久「人の売り買いが出やすいのは戦場でしてな」

人買いなどを介すと足元を見られ、一人につき二貫ほどもかかるという

直虎「そんなにかかるのか!」

方久「一人、二人ではございませぬしねぇ」

井伊家は財政再建に取り組み始めたばかりだ。何十人となれば、金を準備するのも容易ではない。

直虎「戦がどこで起こるかは分からぬのか」

直之「まさか、戦場までお出かけになる つもりではございますまいな?」

直虎「大事なかろう。戦に加わるわけで はあるまいし」

直之「なりませぬ!」

直虎「角たちの心意気に応えてやりたいではないか!このまま村を潤わせてやりたいではないか!」

直之「なりませぬ!」

方久「では、まず、私の茶屋へ行ってみますか」

猿芝居

翌朝、政次は井伊の館へやってきたが、また直虎は不在で六左衛門しかいなかった。

政次「殿は?今日もお出かけか?」

六左衛門「な、中野殿と物見遊山にお出かけに」

政次「・・・・・・ほう、この間はそなたと物見遊山、今日は中野殿と物見遊山。殿はさように物見遊山がお好きじゃとは存じ上げなかったが」

六左衛門「お、お好きになられたのではないですか?」

政次奥山殿。目付というのは、物見遊山が多ければ、物見遊山が多いと駿府にお伝えするのが役目 だ。そして、それは物見遊山という名の内通ではないかと疑うお方も多くてな」

口調は穏やかだが、要は脅しである。

政次「殿は、どこへ行かれた?」

街道沿いにある方久の茶屋には、商人や職人、武者、旅の者、僧侶。年齢も職業もさまざまな 者たちが、入れ代わり立ち代わり訪れていた。

直虎「いろんな者たちがおるのう」

方久「ええ。ここで諸国の噂を拾い、商いを考えるのでございますよ」

直虎「なるほどのう」

方久の教えに従い、ザワザワした話し声に耳を澄ませてみる。

”では、吉田城は落ちて”

”今は松平の酒井が入ったそうじゃ。もう、三河はいったん落ち着 いてしもうた”

”戦商いはしばらくないか”

”松平は渋いのか”

”あそこは貯め込むのが好きじゃからな”

”やりにくい話じゃ”

”鷹だけは売れ るらしいぞ”

”では美濃のほうで近々”

”うむ。戦になるのではないかと”

直之「遠すぎますな」

方久「まだあるかもしれませぬ。待ちましょう」

”人の市が立っておりましたか”

”ああ、でも卯月の話でな”

ひと月も前ではどうしようもない。 

と、美濃の戦の話をしていた僧侶が茶屋を出ようとしている。

直虎「もし!」

居ても立ってもいられず引き止めようとした直虎を、直之が止めた。

直之「美濃は、いくらなんでも遠すぎます」

直虎「聞いてみるだけじゃ」

直之「遠すぎると申しておるのです!」

「噂を流されてはいかがか」

突然入ってきた声に三人が振り返ると、そこになぜか政次が立っている。六左衛門に3人の居所を聞き出したのであろう。

直虎はぷいと顔を背けたが、方久は興味をそそられたようだ。

方久 「あの、噂を流すとは」

政次「お三方が人を貸してくれぬのは、この話が領主にとってはなんのうまみもないからだ。

だがこの話は困っておる百姓にとっては大きなうまみがある。

かようによい話はそうそうない」

いやおうなく政次の話は耳に入ってくるが、直虎は背を向けたまま微動だにしない。

政次「ならば、この話が百姓の耳にじかに届けば、井伊に逃げてくる者も出てくるのではないかと私なら思うが」

政次「では」

政次は去っていった。

方久「はあ、噂を流すのでございますか、拾うのではなく」

直之「兵法ににざる。間者などを使い、わざと嘘や噂を流すのでござる。それによって、敵を欺き惑わ せたり、罠にかけ捕らえたりする手があるのだ」

方久「それをかような形でお使いに」

しかし、政次の知恵など借りたくない直虎は反対した。

直虎「噂など、困っている百姓に届くかどうか分からぬではないか!それに、どれだけ時 も分からぬ!かような話、聞いたこともないわー」

直之直虎様は、聞いたことのない話はやってみようと思われるお方のはずでござるが。村の心意気に応えてやりたいのではなかったのですか?」

直之はそう言うと方久のほうを向き、ひときわ大きな声を放った

直之「知っておるか!井伊ではただで土地をもらえるらしいぞ!」

驚いている方久に、お前も芝居をしろとしぐさで伝える

方久「へ? へええ? まことにございますか?」

直之「うむ。己で荒れ地を耕せば、実りが出て、しかも三年はお年貢もなしじゃそうじゃ!」

方久「そりゃまた、どーんと気前のいい話にございます!しかし、まことの話なのでございますか?」

直之「うむ。嘘と思うなら、瀬戸村というところを訪ねてみるがよいぞ」

方久「はあ!瀬戸村、瀬戸村にございますか!」

直之「そうじゃ、瀬戸村じゃ!」

直虎は葛藤を振り切り、二人を振り向いた。

直虎「その瀬戸村とやらへの道はいかになっておる!どうやって行けばよい?」

直之「この街道を抜け、山を一つ越えたところでござる」

気付けば、店中の視線が三人に集まっている。

方久「皆々様、今日はお代は頂きませぬ!その代わり、このことを行くさきざきで話の種になさって くださるとこれ幸いにございます!」

”聞いた話だが、井伊では土地がもらえるらしいぞ!”

”カンカンカーン!それはなんとも捨て置けぬ!銭の匂いがいたします!一体いかなるからくりで?”

妙な合いの手を入れながら、三人は日が暮れるまで延々と猿芝居を続けたのだった。

夕刻、直虎直之は疲労困難の体で館に戻ってきた。

そして、帰ってきてから直虎はばったりと倒れてしまった。医術の心得のある昊天が呼ばれた。

直之「な、直虎様は大事はござらぬか?なんのご病気じゃ」

昊天「あれは寝ておるだけです。ええ。遊び過ぎた子どもが疲れきり死んだように眠り込む、あれでございますよ」


足りぬ知恵は借りればよい

翌朝、すっきりと目覚めた直虎は、起き上がって大きく伸びをした。

帰館したまでは覚えているが、そのあとの記憶がない。いつ布団に入ったものやら。そこへ、直虎の様子を見に来たたけが顔を出した。

たけ「姫様!お目覚めで!ようございました。早う、早うお支度を」

着替えを済ませて来てみると、庭先に人が集まっている。見慣れない百姓一家や、貧しい身なりの男など、六左衛門が大わらわで応対していた。

直之「噂を聞きつけ、井伊にやって来てくれた者たちです。やりましたな!」

直虎「そう、じゃな・・」

二人にあとを任せ、直虎は一人、龍漂寺の井戸端で物思いにふけった。

南渓「おお。おったおった、殿どうした? らしくもない顔をして。人も来たというし、大手柄ではないか」

直虎「呼び込んだのは、政次です。政次の策は、労少なくして実を結んだ、それは見事なものでした。とてもかないませぬ。

井伊にとっては、政次が領主をやるほうが実は幸せなのではないかと。

さようなことはさせま せぬ。させませぬが!われに。もっと知恵があれば、皆、どれほど幸いかと」

南渓「足りぬ知恵なら、借りてくればどうじゃ?」

直虎「え?」

南渓「政次に借りることにしてはどうじゃろ?」

直虎「さ、さようなことをすれば、いつ足をすくわれるか」

南渓「それこそが、領主たる者の腕の見せどころというかの。

まあ、急ぐことはない。ゆっくり考えればよい。

それはそれとしての、そろそろ寺も殿のお役に 立ちたいと思うておっての」

虎松手習いを始めたいという。言われてみれば、虎松ももう5歳直親が手習いを始めたの も、ちょうどそのころだ。

南渓「ぜひもなし。よろしゅうお頼み申します」

直虎後見役として、深く頭を下げた。

その夜、直虎六左衛門から報告を受けた。

六左衛門「新しく来た者は、甚兵衛がよく面倒を見てくれておるようですよ」

直虎「そうか。ありがたいの」

六左衛門「あの、これより人が入るということ、但馬殿にお伝えしてよろしいでしょうか。その但馬殿 の助言も受けたということですし」

直虎「・・・・・・好きにせよ」

しかし六左衛門小野の屋敷を訪ねると、政次はいつもの挨拶に駿府へ発ったあとだった。

政次が今川館の控えの間で面会の順番を待っていると、部屋を下がってきた菅沼忠久が声をかけてきた。

政次「これは菅沼殿。太守様のご機嫌はいかがにございましたか」

すると菅沼は辺りを見回し、政次に顔を近づけて声を潜めた。

菅沼「大方様が倒れられたそうで。必死に内密にされておるようですが。幸い一命は取り留められた とのことですが、どうなりますやら」

政次「さようでございましたか」

寿桂尼はすでに齢70を越えており、ふとした拍子にこの世を去ることも十分ありえる。

そのこ とが井伊にどう影響していくのか政次にも、まだその先を読むことはできなかった。

種子島!?

直之が見せたいものがあると言って木箱を持ち込んできた。

直虎「なんじゃ、これは」

直之「種子島にございます」

天文12(1543)年、種子島に漂着したポルトガル人の商人によって伝えられたとされる鉄砲である。

しのぶの一言

今回は、何度も声に出して笑ってしまいました。方久のわざとらしさ、直之が呆れてて半笑いしている様、六左衛門が大きな体でおどおどしている様とか。

そして、茶屋での猿芝居!城主なのにあんな風にノリノリで歌うとか、絶対にありえないでしょ〜(笑)でも楽しそうでとてもよかったー♪

そして、ワイルドな龍雲丸の登場!

何考えてるわからないけど政次にゾワゾワしますねぇ。

毎回、期待を裏切る展開で、泣いたり笑ったりできて、最高に楽しい大河ドラマだわ〜。

>「井伊直虎」あらすじ一覧はこちらから



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