NHK大河ドラマ「おんな城主 井伊直虎」第3回に浅丘ルリ子さん演じる寿桂尼が登場しました。
寿桂尼とは「女戦国大名」と異名で名高い今川義元の母です。
演じる浅丘ルリ子さんは昭和の大スター。最近は舞台でのお仕事が中心のようで、あまりテレビで見かけなかったのですが、相変わらず存在感のありますね。
井伊家は今川の配下にあり、今川より井伊の姫であるおとわを人質として差し出すようにと命がありました。
南渓はこれを回避するため策の一つとして、この今川でも権力を持っていた寿桂尼さまにおとりなしをお願いするという手を使います。
おとわが今川館へ入り部屋で待っていると、突然現れた寿桂尼さま。その艶かなこと!
お化粧は濃い目ですが、お年をめされてますが、ルリ子お姉さまの美しさは健在です!
では、寿桂尼について、浅丘ルリ子さんについても昭和の女しのぶがもうちょっと詳しく解説させていただきますね。
寿桂尼(じゅけいに)とはどんな人?
名前や生まれは不明。(1490年代?)
もとは公家の出身。
公家の姫である寿桂尼が今川氏親に嫁ぐことで、今川家の公家文化への傾倒は深まっていった。
今川家の9代当主氏親の正室として迎えられる。
夫氏親との間に男子3人女子1人をもうける。
夫の氏親が晩年病床にあるときから、政務に関与するようになる。
1526年に氏親が亡くなる。このとき出家して寿桂尼と名乗る。
氏真の死後は、長男の氏輝が家督を継いだものの、まだ14歳であったため寿桂尼が後見人となる。
ところが氏輝が24才のときに突然死亡。このとき次男の彦五郎もなぜか同じ日に死亡。(暗殺説あり)
そこで、出家していた三男の義元を還俗させ家督を継がようとする。
ところが側室との間に生まれた子もあったため、後継者争いが勃発。
そして起こったのが花倉の乱。この戦いに義元側が勝ち、今川家の家督を継ぐことに。
その後も義元を寿桂尼は雪斎とともに支え今川家は最盛期を迎える。
ところが、1560年の桶狭間の戦いで破れ、義元が討死。
義元の子氏真が家督を継ぐことに。ここでも寿桂尼は孫にあたる氏真の後見をつとめることに。
氏親(夫)、氏輝(長男)、義元(三男)、氏真(孫)の4代に渡って政務を補佐し、生涯にわたり今川家を支え続けた。
浅丘ルリ子 プロフィール
1954年生まれ
映画「緑はるかに」でデビュー、日活の看板女優として活躍する。
主な出演作
映画:「戦争と人間シリーズ」「男はつらいよ」シリーズ「四十七人の刺客」「博士の愛した数式」「デンデラ」など
1980年以降は舞台に活躍の場を移すようになる
舞台:「日本橋」「にごり江」「濹東綺譚」「三谷坂桜の園」「無法松の一生」「三婆」など
芸能活動60年にもなるという事で、出演作品もたくさんありすぎなので、代表作だけを記載しています。
↓虎さんのマドンナ役が一番印象が強いです
しのぶの一言
その寿桂尼を演じる浅丘ルリ子さんは現役バリバリの76歳。
若さの秘訣は恋をすることなんですって。今でもボーイフレンド数人いて、デートを楽しんでるそうです。Wow!
大河ドラマの出演は「花神」以来で40年ぶりなのだそうです。…40年!
この時、浅丘ルリ子さんの恋人役だったのが故中村梅之助さん。梅之助さん息子の中村梅雀さんが今回の「直虎」の語りをされていますよ。
なんだか歴史を感じますね。