
©NHK 駿府の町
「おんな城主井伊直虎」では今まで、駿府の町や井伊の市の様子を何度か目にしました。
色んなお店、色とりどりの商品、様々な人びとが行き交う中世風の町並みがとても魅力的で、行ってみたくなりました。行けないけど…

©NHK 井伊谷
第20話の終盤で、方久(ムロツヨシ)が「これからは気賀(キガ)の時代です!」と言ってましたけど、気賀ってご存知ですか?
私は知らなかったので、どんなところなのか調べてみました。
気賀とは?
大河ドラマ「おんな城主 井伊直虎」では浜名湖に面する港町として登場します。
浜名湖の北側位置し、井伊谷川も流れ込む場所です。船での物流も盛んだったといわれています。南蛮渡来の品や材木の流通拠点として栄えていました。
交通の要所であったため、江戸時代には関所もつくられました。
特徴的なのは、今川治領でありながら、商人たちが独自のルールを作り暮らしている町だという点です。
商人たちの暮らす場所とは別に流れ者など住みかとした場所もあります。盗賊団などがアジトとしていたということになっています。
気賀を取り仕切るのが中村屋
商人の町気賀を取り仕切るのは、町一番の貿易商である「中村屋」
屋敷は、船が直接入りこめる画期的な構造になっています。
中村屋のご主人の中村与太夫↓

©NHK
方久を介して直虎と知り合い、綿布の商いについて教えてくれます。井伊家が材木売買に乗り出すと、売り先を見つけるなど協力もしてくれます。
中村与太夫さんはダンディなおじさまですね〜☆
気賀のお話がでてくるのは第20話からです⬇
しのぶの一言
気賀って聞いたことがなかったけど、実在する地名なのですね。昔はキガではなくケガと読んでいたようです。
ただ、戦国時代にどの程度、栄えていたのかは不明です。
大河ドラマの中では、気賀はこのあと、井伊にとって重要な場所になっていきます。
実は、龍雲丸と龍雲党のメンバーもこの辺りに潜伏しています。龍雲党は盗賊団ではあるのですが、今後、直虎とも深いかかわりを持つことになります。
といっても悪事に手を染めるわけでなく、斬新な新しい方向性を見出すとでもいいましょうか。
直虎の凄さ、柔軟さにまたまた驚かされることは間違いないでしょう!
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