第37回 武田軍が遠江に突如攻め入ってきました
遠江の城を次々に攻め落としていきます
そして、その魔の手は井伊谷にも近づいてきたのです!
城主である近藤は戦闘態勢に入りました
戦を阻止しようとする直虎たち
直虎たちは井伊谷での戦さをなんとか阻止しよう画策します
なぜかというと武田軍が強すぎて勝ち目がないからです
戦をすれば民百姓たちにも多くの被害がでることを恐れました
なので兵力となる百姓をこっそり逃がしてしまいます
これには近藤が怒り、怒鳴り込んできました
その後直虎は単身、井伊谷城に乗り込んでいき近藤に直談判します
直虎「井伊の兵はせいぜい500。二俣城はらへら2000の守りで落とされたと聞きます。それとも井伊だけは奇跡がおこると?この上はどうか武田に帰順し、開城の使者をお立ていただきませんでしょうか?そのお命はわれら寺が救うたもの。なにとぞ大事にはしたいただけぬでしょうか?」
近藤「…よかろう、そなたの言うとおり皆とともに逃げよう。ただし、帰順はせぬ。城に火を放て!死んでも武田に城は渡さん!これ以上は譲らぬ」
近藤は逃げることには合意しましたが、武田軍に下ることは拒否しました
そして城に火を放ってしまったのです
なぜ城に火を放ったのか?
近藤は武田に城を渡さない!武田に帰順しない!
と言っていますが、そのためだけの理由で城に火を放ったのでしょうか?
なんだかそれだけの理由ではないような気がするんですよね…
近藤は今川配下の武将でしたが、今川家の弱体化の様子を見て今川を裏切り、徳川の配下となります
そして井伊谷城の開場時には、政次の裏切りをでっちあげ井伊側に罪をなすりつけました
その結果、近藤は井伊谷城を任されることになり、井伊家は滅亡に追い込まれてしまいます
近藤は家康のもとで武功をあげようと焦っていたのではないかと思うんです
武田の侵攻でもなにか手柄を立てたいところなのでしょう
せっかく家康にも力のある武将として認めてもらい始めたのに、その地位を簡単に失いたくなかったことが考えれます
それから、直虎に対しても最初から良い感情は持っていなかったというのもあるのでは?
盗伐問題では、盗賊だった龍雲丸を逃したあげく、後で井伊の山で雇ったり
近藤が仏像を盗んだと言い掛かりをつけたら、逆にギャフンと言わされてしまったり…
直虎は女のくせに自分のやる事を邪魔してくるイヤな存在だったのでしょう
そういう感情的な問題がベースにあったということが、今回の井伊谷城を焼き払うことにまで影響しているような気がします
あくまでも私の意見ですが…
城に火を放った結果どうなったのか
城が焼けてるのを見て、信玄は怒ります!
そして、里の家々に火をかけ、井伊谷は焦土とかしてしまうのです
しのぶの一言
城が焼けてしまうのを見た直虎の悲痛な表情が忘れられません
自分が生まれ育った思い出の詰まった城
ついこの前まで自分が城主だったのに
それが近藤に取られ、遂には目の前で焼落ちてしまうなんて…
言葉もありません