NHK大河ドラマ「おんな城主 井伊直虎」に小野政次役で出演中の高橋一生さん。和服姿もバッチリ決まっていますね。
小野家の嫡男である政次は父の亡き後をついで家老となります。ただ父は今川寄りの家老として孤立していました。
政次は子供の頃より、自分は父のようになりるまいと思いながら育ちます。
父の亡き後は、有能な家老として手腕を発揮しますが、敵も多く思うようにいかないことにぶち当たります。
そして、父の「お前は必ず同じ道をたどる」という父の呪いの言葉を自覚するようになるのです。
やっぱり政次はダークサイドに堕ちてしまうのでしょうか…
ダークサイドに堕ちてしまうかもしれない理由を3つ挙げてみました
みんな父のせいだ!
政次の父はハッキリ言うと嫌われ者でした。
子供の頃、亀之丞(直親の幼少名)が具合が悪くなり家までおぶってやったのに、亀之丞の家人から「お前のせいだ!」って怒鳴られたり、
おとわが今川に人質にとられそうになったときは、おとわの曽祖父の直平に自分の人質にされたりもしました。
鶴丸(政次の幼少名)はいい子だったのに、父のとばっちりを受けて、暴言をはかれたり嫌な思いをすることが少なくはなかったのです。
大人になっても、父に対する恨みが小野家に対するものとして根強く残っていてずっとそれに苦しめられていることになります。
みんな直親のせいだ!
政次にとっては幼なじみの亀之丞。無事に帰って来てくれたことは政次にとっても嬉しかったはず。
10年振りで笑顔で再会。亀之丞の帰還にみんな喜びに包まれます。
そして、井伊直親の名をもらい家督を継ぐことに!
逃亡の身で生死もわからなかったというのに、いきなりの大出世!
昔は病弱な男の子だったのに。
帰ってきたら眩しいくらいのいい男になっていて。
にこやかで快活で上品で威厳もあって。みんなにちやほやされて。
まるで、帰ってきたヒーロー扱い
子供の頃は遊び友達だったのに…いきなり上司!
政次に対して「よろしくたのむぞ、家老殿」とか偉そうに言っちゃって!
地検の時なんかは自分が窮地に陥ったら、突然政次に振ってきたり。
直親が帰ってこなかったら、政次に嫁を迎えて子ができたらその子に井伊の家督を継がせるという話しもあったのに。
”こいつ、なんなんだよ〜!”という思いも芽生えてきても当然な状況です。
みんな今川のせいだ!
井伊家の家老でありながら、今川からは目付という役目を仰せつかっているという立場。
今川からは突き上げられ、井伊家からは憎まれるという損な役回り。
井伊は今川との戦に敗れて今川の傘下に入ったので、無理難題を押し付けられても従うしかありません。
裏切ろうものなら容赦ない仕打ちが待ってますからー。
怖い、コワい…。
今川義元が戦で亡きあとは、ちょっと頼りない氏真になって楽できるかと思ったけど、バックにはやり手ババアの寿桂尼がいますから手を抜けません。
しのぶの一言
高橋一生さんは、人に仕える役がすごい似合うなって思います。
控えめだけど、何か言いたげな目でじっと見てるそのまなざし、そっと佇むその風情がグッときます。
そして耐えて耐えて、怒りを抑えきれなくなった時のその表情がほんと何とも言えない。凄い!
今回の政次役はちょっと可哀想な立場。父親が憎まれ役だったために、父の亡き後もその影響をモロ受けてしまいます。
父の呪いを解くことができるのか、それとも父の言葉通り同じ道を歩んでしまうのか…。
このあとも政次を要チェックです!
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