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第40話 2018年10月28日放送
ネタバレを含みます
まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう
廃藩置県へ、久光の抵抗
明治3年12月、岩倉具視と大久保利通が薩摩へやって来た。
薩摩藩の国父・島津久光に東京へ登り、政府に力を貸すようにという勅命を下すためである。
新政府は廃藩置県を行い、権力を中央に集めようとしていた。しかし、それは藩を取り潰すことを意味する。実行に移せば反乱が起きるかもしれない。
そのためには、戦わずして勝てるほどの強い軍が必要であり、大久保は吉之助にその軍を率いて欲しいと考えていた。薩摩だけでなく長州や土佐からも兵を集めて帝の軍を作るのだ。吉之助は覚悟を決めた。
問題は久光だった。薩摩には20万もの士族がいる。久光が政府に従わないと決めれば、反乱に結びつくことも考えられる。それを未然に防ぐためにも、薩摩と久光を引き離して置く必要があったのだ。
しかし、久光は仮病を使ってこれを断ってしまう。
西郷隆盛、江戸へ
明治4年、隆盛は熊吉を伴い東京へ向かった。東京はすっかり様子が変わっていた。大久保邸は何もかもが洋風で豪華絢爛で隆盛は度肝を抜かれた。
隆盛は参議に選出される。しかし廃藩置県の議論は土佐と肥前の強い反対に合い、いっこうに進まなかった。
しびれを切らした大久保は木戸と手を組み、勅諚を賜る。怒った反対派たちは、席を蹴って出て行こうとした。そこへ隆盛がやってきた。
西郷「藩の取り潰しは政府が一枚岩になってこそ初めてなせる。御親兵を民を裏切ってはいけない。これは維新に関わったものの責務である。」
誰一人として言い返せる者はなく、皆、再び席についた。
7月14日、諸藩の知藩事たちが集められ、廃藩置県の勅書が読み上げられた。藩は完全に解体され、前藩主の知藩事たちは全員罷免された。しかし、心配されていた反乱は起きなかった。
しのぶの一言
勅使が薩摩まで久光に会いにやってきたのに、へそを曲げる久光。あんなに信頼しあっていたのに大久保に冷たくされた久光が哀れだけど、可笑しかった。
新政府は大もめ状態だったけれど、長い間、政から退けられた人たちが、それぞれ熱い想いや野心をもって相対するわけだから、それもわからなくもない。きっと想像を絶する大変さだったのでしょう。
それにしても、みなさん洋装もお似合いで、カッコいいです!
鈴木亮平さんは、でっぷりしてきてますます西郷隆盛に近づいてきているようです。そして、大久保さんとの熱い友情が相変わらず( ・∀・)イイ!!
この先、大久保と西郷が決裂するのかと思うと、おにぎりを分け合い笑いあう2人のシーンを微笑ましくもなんとも切ない思いで見つめてしまいます。
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