江戸時代において地位が高いとされていた武士ですが、下級武士となると、その生活はかなり厳しいものだったようです
大河ドラマ「せごどん」の中でも西郷家でも敷地内で田畑を作って耕したり、傘張りなどの内職をしていました。
家族を医者に診せるお金がないため、金100両を借金をすることになります。
百両は大金で、返済に苦労し、明治時代になってやっと完済したそうです。
ところで幕末の100両は、現在のどのくらいの金額になるのでしょうか?また、当時の借金事情ってどうだったのでしょうか?
疑問に思ったので調べてみました!
百両の価値
江戸時代の貨幣価値が現代の何円に当たるかは、年代によっても異なるので一概にはいえませんが、
一般的には、金1両が6万円から10万円程度と考えられているようです
なので100両だと、600万から1000万円くらいになると思われます
武士の借金はよくあることだった?
武士の給料は、石高で基本給が決まってました。給料として支給されるお米です。藩によっては、米と現金との2本立てでした
支給されるお米の量は変わらないのに、物価の上昇と米価の下落というダブルパンチのおかげで武士たちの生活はどんどん苦しくなりました
そのため借金をせざるを得ない人たちも増えていったようです
貸付利率はどのくらい?
利息は、年利で20%前後取っていたようです(非常にざっくりな数字ですが…)
現代の銀行のなどの金利とくらべるとかなり高く、消費者金融の金利とほぼ同じくらいといっていいでしょう
もともと生活の苦しかった武士たちが、そんな高利で借金を繰り返したわけですから、ますます生活が苦しくなっていったのです
しのぶの一言
江戸時代の武士は、藩からの仕事をさせてもらえたのは当主と長男だけだったということです
ということは、家族が多ければその分の支出を父親と長男の禄で賄う必要があり、生活が苦しくなったのは当然なのですね
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