
©NHK
安政の大獄が始まると、西郷吉之助(さいごうきちのすけ)は幕府から追われる立場となりました
西郷自身とそれをかくまう薩摩藩に危害がおよぶことを防ぐために、
西郷は鹿児島の南にある奄美大島に匿われる形で島流しにされました
失意の西郷は、南国の島で一人の女性に出会います
それが愛加那(とぅま)です
愛加那を演じるのは二階堂ふみさん
南国風のいでたちがよく似合っていますよね
それもそのはず、二階堂ふみさんは南国出身なのです!
安政の大獄とは?
江戸幕府が尊王攘夷派に対して加えた過酷な弾圧
愛加那と西郷どん
流された奄美大島で、とぅま(愛加那)は西郷の身の回りの世話をする役目を担っていました
とぅま(愛加那)は奄美大島の名門・龍家の当主龍佐民のめいです
とぅまの父は島の代官の不正を訴えに船をだして薩摩に行き、帰って来なかったのだといいます
当時、薩摩藩は奄美大島の砂糖きびを搾取していたうえに、奄美大島の人たちを圧迫し下げずんでいたのです
島の人たちは薩摩のことを憎んでいました
とぅまももちろん薩摩のことが大嫌いでした
一方、島に送られた西郷は、当初は島の生活に馴染めず、精神的にも追い詰められて荒れた生活を送っていました
初めはとぅまも西郷のことを嫌っていましたが、西郷の世話をし、島のことを教えたりしているうちに、2人は惹かれあい愛し合うようになります
そして、1859年12月1日 西郷吉之助31才、愛加那23才で結婚します。1861年2月11日には長男の菊次郎が誕生しました
(結婚して、とぅまから愛加那(あいかな)へ名前が変わりました)
しかし、愛の日々は長くは続きませんでした…
1861年12月に薩摩藩からの召喚命令がありました
とぅまは島妻(あんご)という立場だったため、島から出ることが許されなかったのです
島妻制度とは
島で結婚しても妻は本島に連れて帰ってはいけないという決まり
西郷は愛おしい妻子を島に残して薩摩へ戻ることになりました
後に、西郷は2人の子どもは本島に呼び寄せていますが、とぅまは最後まで島に留まりました
二階堂ふみ(にかいどうふみ)さん プロフィール
1994年生まれ 沖縄県出身
12歳のとき、沖縄のフリーペーパー「沖縄美少女図鑑」に写真が掲載されたのがきっかけでスカウトされる
2007年ローティーン向けファッション誌「nicola」の専属モデルとなる
2009年役所広司の初監督作「ガマの油」のヒロイン役で映画デビュー
【主な出演作品】
映画:
「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」「ヒミズ」「悪の経典」「地獄でなぜ悪い」「私の男」etc
テレビドラマ:
「受験の神様」「未来日記-ANOTHER:WORLD」「Woman」「問題のあるレストラン」「そして、誰もいなくなった」etc
大河ドラマ :
「平清盛」、「軍師官兵衛」
バラエティ番組:
「タモリ倶楽部」「ぐるぐるナインティナイン」etc
二階堂ふみさんの演技力は高く評価されていて、数々の賞も受賞しています
- 第38回 日本アカデミー賞(2015年)優秀主演女優賞
- 第36回 日本アカデミー賞(2013年)新人俳優賞
- 第68回 ベネチア国際映画祭(2011年)マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)etc
◎二階堂ふみさんの作品はこちら↓のU-NEXTから視聴可能です!無料で見れるものもありますよ〜!
※2018年4月26日現在視聴できるものは下記の9作品です。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください!
※画像の右上に赤いマークがついているものは有料になります。価格は★マークの右隣に記載されています
しのぶの一言
沖縄生まれでエキゾチックな顔立ちの二階堂ふみさんにはとぅま(愛加那)の役がぴったりですね
西郷の最初の結婚は親が決めたもので、すれ違いも多く2年足らずで破綻してしまいした
奄美大島で、西郷は人間関係のしがらみからは開放され、心のままに愛加那と結ばれたのでしょう
それまではあまり女性に関心がなかった西郷どんも、愛加那と出会い、愛に目覚めてしまったようです♡
◎ その他の関連記事はコチラからどうぞ!
◎見逃し番組を見る方法は ➡ コチラです
◎LINEで友達追加していただくと更新情報などをお知らせします!