篤姫と吉之助は、島津家の姫と薩摩藩下級武士という身分の違い
普通なら言葉を交わすことすら出来ない関係です
しかし、篤姫は吉之助に出会った時から吉之助のことをかなりお気に召した様子でした
吉之助は江戸で、篤姫のご用人としてのお役目をもらい、そば近くに仕えるようになりました
篤姫と吉之助の出会い
2人がであったのは、薩摩で斉彬さまが藩主となられたあと開かれた御前相撲
島津の姫たちが観覧に来ていて、そのなかに篤姫もいました
吉之助は代理として相撲大会に参加したのですが、どんどん勝ち抜いていきました
篤姫は吉之助の勝ちっぷりが気に入った様子で、吉之助に声援を送ります!
その後しばらくしてから、吉之助は篤姫から個別に呼び出しを受け、特別にお言葉をかけられました
自分が斉彬の養女になれたのは、吉之助のおかげである。共に江戸で殿に尽くそうと
その後、吉之助の江戸行きが急遽決まり、2人はまた後江戸でまた会うことになります
篤姫、吉之助は斉彬とともに江戸へ
吉之助は殿のお供で江戸に行けることになりました
江戸についた吉之助はお庭役、そして篤姫の篤姫付き用人という役をもらいます
そんな篤姫は、江戸で父の死の知らせを聞いて、失踪してしまうことがありました
その時、吉之助は篤姫を探すように命を受けます
海岸に一人でいた篤姫を見つけた吉之助
篤姫「薩摩に戻れないことはわかっていたけれど、ひとめでも国許の父に会いたかった」
と無念をにじませる篤姫
悲しいときは泣いたらよかと吉之助に言われ、泣きながら父への思いを叫ぶ篤姫を吉之助ももらい泣きしながら見守りました
そして篤姫は気持ちを切り替えて、このことは2人の秘め事にしようと言い切ったのです
篤姫は不幸になる?
吉之助は篤姫は将軍に輿入れして幸せをつかむのだと信じていました
しかし、斉彬に仕えているうちにどうも矛盾することがあり、吉之助は思い切って斉彬に真相を確かめてみました
すると、思いもかけない言葉が飛び出してきたのです
斉彬「於篤は不幸になる」
将軍・家定はうつけものだと言われていること、体が丈夫でなく世継ぎを授かることは難しいことなど
とても普通の夫婦の幸せが望めるとは言い難いことが次々とわかったのです
吉之助は篤姫に深く同情しました…
篤姫は結婚が決まってからそのことを知りました
しかし篤姫は気丈にも薩摩のために受け入れると宣言しました
安政の大地震が勃発!篤姫から出たセリフとは?
輿入れを控えた10月2日、篤姫は斉彬からお輿入れ先の家定の真相について聞かされます
篤姫は動揺しますが、気丈にも自分の使命を受け止めます
吉之助も幾島も近くに控え、篤姫の言葉を聞いてむせび泣きました↓
その夜、安政の大地震起こりました
薩摩藩邸でも甚大な被害を受けます
殿の無事を確認した後、吉之助は篤姫の元へまっしぐらに走ります
そこへ余震がきたため、吉之助は篤姫をかばっておおいかぶさる体勢になってしまいます
すると、篤姫がこんな言葉をもらしました
篤姫「一緒に連れて逃げておくれ。公方様も、お父さまもいない遥かな国に…このまま私を連れておくれ」
この混乱に乗じて逃げることは可能かもしれません….
篤姫は不安と悲しさに押しつぶされそうになっていたのでしょう
吉之助にはその気持が痛いほどよくわかりました
そして、篤姫に一緒に逃げることを承諾します
篤姫「ありがとう、西郷。そん言葉が聞きたかった」
薩摩を斉彬を裏切って将軍の御台所となる篤姫を連れて逃げるということはどれほど罪の重いことなのか計り知れません
でも、篤姫に深く同情していた吉之助はすぐに承知してくれたのです!
何を捨てても自分を選んでくれたこと!
それは、女にとっては何よりうれしいことだったのではないでしょうか
もう、それだけで充分です
篤姫は逃げるということ撤回します
篤姫「御台所となるべきこの身体を、傷ひとつなく、よう護ってくれました……もう下がってよいぞ、西郷」
そう言い残し去っていきました…
しのぶ一言
篤姫との一連の流れをみても、西郷吉之助という人は本当に情に厚い人なんだなと思います
2人に恋心があったのかどうかはわかりませんが、恋とはまた違う絆のようなものが生まれていたのではないでしょうか
篤姫が大奥に入ってしまえば、もう会えることはないでしょう
でも、強くて優しくて何かあれば飛んできて守ってくれる人
そんな人がいたという思い出だけでも、篤姫はこれからもきっと強く生きていけると思うのです
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