劇団ひとりさんが「西郷どん(せごどん)」の第5回、第6回に出演しました
劇団ひとりさんと言えばお笑い芸人でもあり、俳優としてドラマや映画にも多数出演、さらに本も執筆。マルチに活躍してるけど、ちょっと不思議な雰囲気をもったタレントさんですよね
そんな劇団ひとりさんの大河ドラマ「西郷どん」での役柄とはいったい誰なのか?
その役は、ジョン万次郎です!
幕末期に意図せずアメリカへ渡り、帰国後は日本の近代化大いに貢献したすごいお方です
いつもちょっと変な謎めいた存在の劇団ひとりさんにはぴったりな役ですよね
ジョン万次郎とは?
中浜万次郎は文政10年(1827年)、土佐の半農半漁の家の次男として生まれた
読み書きも殆ど出来なかった
万次郎が14歳の頃、手伝いで漁に出て嵐に遭い、遭難、5日半の漂流後奇跡的に伊豆諸島の無人島鳥島に漂着し143日間生活。そこでアメリカの捕鯨船ジョン・ハウランド号に仲間と共に救助される
船長に頭の良さを気に入られた万次郎は本人の希望からそのまま一緒に航海に出る
ジョン・マン (John Mung) の愛称つけられた
アメリカ本土に渡った万次郎は、ホイットフィールド船長の養子となって一緒に暮らし、オックスフォード学校、バーレット・アカデミーで英語・数学・測量・航海術・造船技術などを学んだ
学校を卒業後は捕鯨船に乗る道を選び、数年間は近代捕鯨の捕鯨船員として生活
1850年、薩摩藩に服属していた琉球に仲間と上陸を図り、番所で尋問を受けた後に薩摩本土に送られた
取調べ後、薩摩藩では中浜一行を厚遇し、開明家で西洋文物に興味のあった藩主・島津斉彬は自ら万次郎に海外の情報を収集するした
斉彬の命により、万次郎は藩士や船大工らに洋式の造船術や航海術について教示。薩摩藩はその情報を元に和洋折衷船の越通船を建造した
薩摩藩での取調べの後、万次郎らは長崎に送られ、江戸幕府の長崎奉行所等で長期間尋問を受ける。その後土佐に帰郷が許され、帰国から約1年半後の嘉漂流から11年目にして故郷に帰る事が出来た
1853年、黒船来航への対応を迫られた幕府はアメリカの知識を必要としていたことから、万次郎は幕府に召聘され江戸へ行き、直参の旗本の身分を与えられた。
軍艦教授所教授に任命され、造船の指揮、測量術、航海術の指導に当たった
1860年、日米修好通商条約の批准書を交換するための遣米使節団の1人として、咸臨丸に乗りアメリカに渡る
明治3年(1870年)、普仏戦争視察団として大山巌らと共に欧州へ派遣されるが、発病のため戦場には赴けずロンドンで待機した
明治31年(1898年)、72歳で死去
劇団ひとり(げきだんひとり)
1977年 生まれ、千葉県出身
父親の仕事が日本航空のパイロット、母親は元客室乗務員だった関係で、小学校2年から5年まで、アメリカアラスカ州アンカレッジに在住
92年、「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の「お笑い甲子園」のコーナーでデビュー
00年からピン芸人「劇団ひとり」として活動。バラエティ番組で活躍する
06年に刊行した小説「陰日向に咲く」はミリオンセラーを記録。2年後に「V6」の岡田准一主演で映画化された
同年「笑っていいとも!」のレギュラーに
【おもな出演作品】
TVドラマ:「電車男」「魔王」「純情きらり」
映画:「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」「八日目の蝉」
「コララインとボタンの魔女 3D」「シュレック フォーエバー」日本語吹替え版に声優として参加
妻はタレントの大沢あかねさん
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しのぶの一言
劇団ひとりさんの笑いを封印した演技がほんとうに素晴らしくて、芸人であることを忘れてしまうほど
ジョン万次郎は初めは英語しか話しません。途中から日本語が話せることが発覚して、日本語といっても土佐弁で話すのですが、時折英語が混じりでルー大柴っぽくなっていましたね(笑)
薩摩藩主の斉彬と面会するのですが、このときはアメリカナイズされたジョンが前面に出てきてけっこう偉そうでした!
相手はお殿様なのにそんなにラフで大丈夫なのかな?と思いましたが。…まあ、相手もケン・ワタナベだからいいのかな?(笑)
寂しげで切ない表情の万次郎から欧米化されたジョンに変身していく、劇団ひとりの絶妙な演技を堪能させていただきました
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