“サゲだけ芝浜”とは?創作落語オリムピック予選会!「いだてん(韋駄天)」

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©NHK

第5回で、古今亭志ん生(ビートたけし)は、ほろ酔いのまま高座に上がり、聞いたことがないオリンピック噺を展開します。

そして途中で居眠りして、と思ったらおもむろに起きてまた噺を再開、最後はきっちりとキメました!

それを見た弟子の今松(荒川良々)はこう言いました。

「サゲだけ芝浜だ!」

この意味、わかりましたか?落語を知らない人には何のことかわからないですよね。

そんなのすぐわかったよ!という方には必要ないですが、もしわからなかったどうぞ〜



サゲだけ芝浜の創作落語

サゲとは?
サゲとはオチのこと。

◎芝浜古典落語の演目の1つ。

芝浜

怠け者の魚屋が芝浜で財布を拾う。これからは遊んで暮らせると調子に乗ってたらふく酒を飲んで寝た。

ところが、朝起きると女房は財布のことなど知らないという。魚屋は財布を拾ったのは夢だと思い込み、酒を断ち仕事に邁進した。

3年目の大晦日に女房は真実を告げる。女房は亭主に心を入れ替えてちゃんと働いてもらおうと、拾った財布を隠していたのだという。

3年間真っ当に働いて店まで持つまでになった亭主に女房が久しぶりに酒をすすめた。しかし魚屋は断り、こう言い放った。

「よそう。また夢になるといけねえ」

オリンピック噺!オリンピック予選会編

志ん生(ビートたけし)師匠が披露した創作落語噺はこんな感じです。

オリンピック予選会のマラソン競技。悪天候の中、倒れる選手が続出します。

金栗四三(中村勘九郎)は最下位でスタートしましたが、徐々にペースを上げて上位に食い込み、上位選手とデットヒートを繰り広げます。

羽田競技場に戻ったときは四三は1位に踊りでて、フラフラになりながらもゴールテープを切りました!

なんと世界記録を破るタイムを出すという快挙をなしとげた四三くん。みんな大興奮して迎えます!

そして、喉が乾いただろうと水を勧められますが、四三は断ります。

そこで一言!

志ん生「よそうまた夢になるといけねえ!」

そう、最後のセリフがだけが芝浜と同じでした。



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