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「とつけむにゃー」とは、熊本弁で”とてつもない”という意味です。
ドラマの中では、すごい!のような良い意味で使われていることが多いようです。
とつけむにゃーと言われる人物からその意味を探ってみましょう。
嘉納治五郎(役所広司)がとつけむゃー
講道館柔道の創始者であり、国内外で柔道の普及活動に努めていた嘉納治五郎は、日本のスポーツ振興に力をつくした人物です。
ドラマの中でも、熊本第五高等中学校の第三校長を任じられて熊本にやってきた嘉納治五郎は、みんなから尊敬のまなざしで見られていました。
”嘉納先生にだっこしてもらうと丈夫な子に育つ”なんて噂があったりして、四三も父と嘉納先生の柔道の稽古を見学しに行ったこともありました。
また、東京高等師範学校の校長をしたときに辛亥革命が起こり、清国からの留学生たちが立ち往生していたときも、嘉納治五郎は学費を免除すると宣言をしたこともありました。
嘉納先生がとつけむゃーなのは、柔道家として、教育者だけではなく、日本の未来のために惜しみない尽力されたこどだと言えるでしょう。
そのために私財を投入したり、とつけむにゃー借金をすることも厭いませんでした。
金栗四三(中村勘九郎)がとつけむゃー
子どもの頃から体が弱い子だった四三は、みんなと一緒に学校に走って行くことが出来ず、泣いて帰ってきてしまうような弱虫でした。
でも、自分なりの呼吸法を見つけ、早く走れるようになり、やがて韋駄天と呼ばれるまでの俊足になります。
勉強もよくできた四三は、兄弟の中で一人進学を許され、難関の東京師範学校に合格!
マラソン大会に出場したら世界新記録を塗り替えるほどの速さで、初代オリンピックマラソン代表に選出されます!
お兄ちゃんの実次(中村獅童)が四三のことをこのように言っていました。
「四三は、とつけむゃあ男ばい!」
親バカならぬ兄バカな発言かもしれませんが、あの弱虫だった弟がかけっこで1番になり、日本の代表になるという快挙を成し遂げたことが嬉しくてしょうがないのでしょうね〜。
三島弥彦(生田斗真)がとつけむにゃー
名門、三島家の次男の弥彦お坊ちゃまは文武両道を地で行くタイプ。
運動神経抜群でスポーツ同好会「天狗倶楽部」に所属していて、どんなスポーツでも軽々とこなすとつけむゃー男子です。
オリンピック予選会では出場しないはずだったのに、100メートル、400メートル、800メートルに飛び入りで参加し圧勝して、四三とともに初代オリンピック代表選手となります。
弥彦もと「とつけむにゃー」という言葉は気になってみたいで、マネして使っていましたが、ちょっと違ってましたね。(第9回)
弥彦「とんでもにゃー」
(正解 とてつもなぁー)
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