第6話 2019年2月10日放送
ネタバレを含みます
まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう
オリンピック代表選手を選んだけれど
足袋のことで播磨屋の店主の黒坂辛作(ピエール瀧)を怒らせてしまった四三(中村勘九郎)は、改めて播磨屋にわびに行った。辛作はだまって足袋を投げてよこしてきた。
底の布が三枚重ねて縫い付けられている。四三の要望を聞いて補強をしてくれていたのだ。ありがたい。四三は礼を述べた。
一方、治五郎先生(役所広司)たちはオリンピック出場者を選ぶ会議を開く。問題はお金だ。
選手は厳選してマラソンで四三と短距離走で三島そした。ところがそのことを本人たちに伝えると、オリンピックには行きたくないという。
そのそもオリンピックがどういもの知らないのだ。
治五郎は「勝たなくても最善を尽くしてればいい、スポーツ界の黎明の鐘となってほしい」と説いた。四三は心を動かされ、出場を決意する。
しかし、渡航費や滞在費を捻出することは難しく、選手本人たちが負担することが求められた。
三島は裕福な家の出身なので問題はなかったが、四三の方はそうではなかった。可児先生(古舘寛治)によれば、少なく見積もっても1,800円は必要だという。
四三はしかたなく実家の兄に1年ぶりに手紙を書き、お金を工面してほしいと頼んだ。
江戸を走る
円喬(松尾スズキ)に弟子入りした孝蔵(森山未來)は相変わらず人力車に師匠を載せて引き続けていた。車上で落語の稽古をするのを孝蔵は熱心に聞いていた。
しかし円喬は、耳で覚えてもダメだという。車夫ならば、落語に登場する東京の街並みを足で覚えながら芸を磨けとヒントをもらう。
四三はオリンピックへ向けて練習を開始した。オリンピック本番の道に似たところ走って練習するのがよいと言れた。ストックホルムには石畳があるという。
石畳なら日本橋だ。コースは御茶の水から上野を通って浅草に向かい、そこから蔵前方面にいって日本橋を抜けて芝へと清さん(峯田和伸)が教えてくれた。
四三はそのコースを毎日走り続けた。孝蔵もまた円喬を車に載せ、浅草、上野、日本橋の寄席を回った。
しのぶの一言(感想)
嘉納先生はノリノリで四三をオリンピック参加を要請したのに、行きとうなかです!とあっさり断られてしまうとは予想外だったみたいで慌てようが滑稽でした。
今でこそオリンピックに出られるなんて凄いことだと認識されているけれど、当時はオリンピックが何なのかほとんどの人は知らなかったわけだからしょうがないですね。
でもそこはの嘉納先生、熱い言葉で四三を説得してしまう。しかも、上手いこと言って四三に参加費まで負担させる方向に。うーん、なんか田舎者が騙されているみたいで可愛そう。。。
昭和35(1960)年の東京のシーンもありましたが、主要道路が工事しまくりで、渋滞で、泥だらけで埃っぽくて、その時代は知らないけどあんな風だったのでしょうね。
人力車を走らせながら落語の練習をする孝蔵とオリンピックのマラソンに向けて走る四三が日本橋ですれ違い、その向こうで五輪の花火が上がるシーンは圧巻でした。
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