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第9話 2019年3月3日放送
ネタバレを含みます
まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう
シベリア鉄道でGO!
四三(中村勘三郎)と弥彦(生田斗真)はオリンピックに出場するため、ストックホルムに向けて出発した。
まず、汽車で福井県の敦賀に向かい、敦賀港から船でウラジオストクへ。そこからシベリア鉄道でユーラシア大陸を横断。
その後、船でストックホルムをめざすという行程だ。その距離は8千km、17日間にも渡る。
同行するはずだった嘉納先生(役所広司)が列車に乗っていないことに動揺した四三は、大森コーチ(竹野内豊)にそのわけをたずねた。
嘉納先生は、文部省との行き違いで手続きが完了しておらず足止めされていて、完了次第、追いかけてくるらしい。
しかし、敦賀から船でウラジオストクに着き、シベリア鉄道に乗る段になっても嘉納先生は来なかった。
シベリア鉄道の旅がはじまると、大森は倹約のために食堂車を使わず自炊するといい出した。肉や魚は缶詰を使い、パンとミルクは駅で買うのだという。
長い旅のあいだ、四三は弥彦や大森ともだんだんと話すようになっていった。
大森兵蔵のひみつ
四三は大森にコーチを引き受けた理由を聞いてみた。大森はもともと経営を学ぶために渡米したが、西洋人の肉体の強靭さに驚き、日本国民の体格体位向上に努めようとYMCAのトレーニングスクールに移ったという。
バスケットボールもバレーボールも大森がアメリカから持ち帰った。
安仁子(シャーロット・ケイト・フォックス)はアメリカで画家をしていた。大森は生活費稼ぎのために安仁子のギャラリーのハウスボーイとなったことで安仁子に出会った。大恋愛の末に安仁子を連れて帰国したという。
大森は旅行中、ずっと咳をしていた。肺を患っていたのだ。
大森は嘉納先生から監督を打診されたあと、病気のことを伝えたという。嘉納先生から療養を勧められていたが、この機を逃せばオリンピックを見ることはかなわいだろうからとストックホルム行きを懇願したのだ。
短距離の練習法、フォーム、足の運びまで詳細にかかれた「オリンピック式陸上運動競技法」という論文を大森から受け取った嘉納先生は、その熱意に動かされ、大森に監督を任せ、安仁子を同行させることに決めた。
大森の体調はずっと悪く、嘉納先生も来ず、四三は不安をつのらせる。そんな四三を弥彦は食堂車に誘い、励まし、ワインを飲んでお互いの健闘を誓いあった。
ロシアの首都、セントピーターズバーグに到着したあと、その後、船でストックホルム港へ向かった。
スックホルムのホテルに着いたのは夜8時過ぎだったが白夜で昼間のように明るかった。四三は弥彦とオリンピックスタジアムに向かい、その巨大なスタジアムに圧倒された。
一方、孝蔵(森山未來)は、師匠の円喬(松尾スズキ)に「朝太」という名を授かり、噺家(はなしか)としてデビューが決まる。
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