第22話 2020年8月30日
ネタバレを含みます
まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう
藤孝がやってきた!
永禄7(1654)年、管領家の細川晴元(国広富之)が亡くなると、三好長慶(山路和弘)はに都の実権をにぎるようになる。
重臣の松永久秀(吉田鋼太郎)には大和の国を任せ、畿内の支配を強めていた。
足利義輝(向井理)は京にいるものの、長慶に娘を人質に取られ、将軍とは名ばかりだ。
越前に帰った十兵衛(長谷川博己)は部屋に閉じこもり、書物を読みふける日々を送っていた。
次女が生まれ家族も増え、生活は相変わらず厳しい。
そんなある日、京より細川藤孝(真島秀和)が十兵衛を訪ねてきた。
しばらく談笑したあと、十兵衛は訪問の目的をたずねた。
義輝が十兵衛に上洛を望んでいて、近く二条御所で催される能をともに見ようとの仰せなのだと言う。
藤孝によれば、孤立を深めている義輝は、信頼できる話し相手が欲しいらしい。
義輝はやる気をなくし、三淵や藤孝の言葉も耳を貸さず、心を閉ざしているのだという。
義景(ユースケ・サンタマリア)には話を通してあるので、京に上り義輝の気持ちを聞いてほしいと十兵衛に頭を下げる。
十兵衛は久しぶりに京へおもむくことになった。
京では
桶狭間で今川義元が討ち死にしたあと、駒は東俺とともに駿河から京に戻っていた。
あれから4年、駒(門脇麦)は相変わらず東庵(堺正章)の助手をしていた。
ある日、駒は東庵と大喧嘩になる。
駿府にいるとき、芳仁(ベンガル)という老人に作り方を教わった丸薬を、子が貧しい人たちに無料で配ったことが原因だ。
安上がりでさまざまな病に効くのだが、東庵は、素性も分からぬ年寄りが調合した怪しげな薬だと頭ごなしに決めつけた。
東庵のもとを飛び出した駒は、伊呂波太夫(尾野真千子)の家にやって来た。
太夫は狩衣姿の公家とすごろくをしていた。
そのお方は、関白の近衛前久(本郷奏多)だった。
関白といえば公家の中でいちばん偉い、天皇のお側仕えをする人だ。
しかも前久は将軍の義弟に当たる。
太夫は子どもの頃、近衛家に拾われて育てられた時期があり、前久とは姉弟のような間柄らしい。
駒は太夫に誘われ、旅芸人一座のいる大和に行くことになった。
奥方を亡くした松永久秀が鳴り物禁止の触れを出したので、太夫はそれを取り消してもらうべく直談判するのだという。
久秀に別の用がある前久も一緒なので、旅費はすべて負担してくれるという。
将軍と会う
二条御所に到着するや、十兵衛は三渕と藤孝から思わぬ話を聞かされた。
義輝が、三好長慶を成敗しようとしているという。
しかし、のちほど居室で向き合った義景は、闇討ちなど企てれば、ますます将軍の権威が失墜すると考えを改めていた。
麒麟を呼べる男になりたいが何もかもがうまくいかないと肩を落とす。
将軍家の力を取り戻すには、強い大名の支えが必要だと十兵衛は考えた。
そして、尾張の織田信長(染谷将太)を京へ連れてくると、十兵衛は申し出るのだった。
初回は無料お試しもあります!
➡ 「麒麟がくる」をmusic.jpで見る (30日間無料、1,600ポイントつき)
※music.jpで視聴がきるのはスマホ又はタブレットからになります。
◎その他のあらすじは➡コチラからどうぞ!