第39話 2020年1月3日
ネタバレを含みます
まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう
安土城
天正3年、将軍足利義昭を追放した織田信長(染谷将太)は、幕府に代わり畿内を掌握し始めた。しかし、信長に抗うする力は各地に残っていた。
顕如(けんにょ)率いる本願寺に対し、信長は5年に渡って攻略を進め、天下の静謐を目指していた。
朝廷は信長に対し武士には異例とも言える高い官職、権大納言(ごんだいなごん)・右大将を授けた。
※右大将は右近衛大将の略。宮中の警護などをつかさどる右近衛府の長官。
次の戦支度にかかるため、信長はすぐ岐阜に戻った。
そこへ、三条西実澄(石橋蓮司)が岐阜に出向いて来て、もう少し朝廷にしきたりに従うよう、そして帝(坂東玉三郎)を疎かにしないようにと信長に忠告する。
信長は平然と、嫡男の信忠に家督を譲ることにしたので、今後の京の仕置は信忠が務めると返す。
さらに自分が帝に献上した蘭奢待(らんじゃたい)を敵方である毛利に下したことをチクリと指摘する。
その後、家督を譲った信長は、京に近い安土に城を築き初め、政の中心を移した。
本願寺との戦
織田軍は本願寺の南に位置する天王寺砦を拠点に本願寺と熾烈な戦を続けていた。
そうした中、本願寺攻めの総大将、山城・大和守護、原田直政が討ち死にする。
戦意を失った織田軍は天王寺砦から打って出ることも逃げだすこともできぬほど追い込まれ、籠城するほかなかった。
敵は13,000、鉄砲も1000丁あり手強い、天王寺にいる者だけでは手勢が少なく、事を進めるには無理がある。
他の砦と示し合わせ一体となって動く作戦を練っていたところに軽装の信長が現れた。
信長は負傷している原田の家来に暴行を加え、気合いが足りないと怒る。
さらに、今すぐ打って出ろと家臣たちに命じ、皆が従わないと、甲冑も着けずに敵の前に出て、仁王立ちになる。
ついには足に被弾して倒れた信長を十兵衛(長谷川博己)がなんとか助け出し、連れ戻した。
十兵衛が倒れる
ホッとする間のなく、今度は十兵衛が倒れた。腕に受けた傷と戦の過労がたたったようだ。
十兵衛は京の館に運び込まれた。 動転した煕子(木村文乃)が裸足で飛び出し、東庵(堺正章)往診を頼む。
十兵衛は脈が弱く、熱も高く、意識が戻らない。あとは神仏の加護を願うしかないと東庵が呟く。
煕子は心配のあまり、近くの神社へ行き、一人雨の中お百度参りを決行する。
駒(門脇麦)が探し行くと、煕子は神社で倒れていた。駒はすぐに煕子を助け起こし、介抱する。
煕子の祈りが届いたのか、十兵衛は回復した。
新たな火種
信長が秀吉を連れて十兵衛の見舞いにやってきた。
信長は本願寺との戦に水軍を使う案を十兵衛に話す。さらに、戦士した大和の守護の後任に筒井順慶を据えるつもりだと言う。
十兵衛がそのようなことをすれば長年、大和を領地として治めてきた松永久秀が納得するはずがない。戦の火種を撒き散らすようなものだと異を唱える。
しかし、信長はそれを受け入れなかった。
回復した十兵衛と入れ代わるように、煕子が病に倒れる。煕子は回復せず、の腕の中で静かに亡くなる。
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