第37回 オンベレブンビンバ
2022年9月25日(日)
時政は蚊帳の外へ
北条時政は執務室に入ってくるなり、なぜ自分を評議を呼ばないのか!と怒りをあらわにする。
訴訟は、鎌倉殿に代わって執権である自分が裁くことになっていると言い張る。
しかし今届いている訴状はすべて尼御台宛である。先の恩賞の沙汰が尼御台が行って以降、御家人たちは政のしくみが変わったと認識しており、鎌倉殿もそのことは了承済だという。
今後は訴訟は尼御台が裁く旨を伝えると、時政は憤慨し部屋を出ていった。
鎌倉殿に仕えていた泰時はお役替えとなり父・義時に仕える。実衣の息子、阿野時元が新しく鎌倉殿に仕える。
時政への仕打ちに怒り心頭なりくは、とんでもない対抗策を考えた。
りく「鎌倉殿は実朝さまにおりていただきます。」
新しい鎌倉殿の座に娘婿の平賀朝雅に跡を継がせ、娘のきくが子を産んだら跡を継がせる。そうすれば、自分たちは鎌倉殿の祖父母になれるというのだ。
時政は絶句するがりくに押し切られてしまう。さらに、三浦義村を仲間に引き入れようと試みる。
義村が乳母父を務める善哉を鎌倉殿にすると言い、協力を要請する。不審に思った義村は、幼い善哉が成長するまでの間はだれが鎌倉殿になるのかと尋ねてみる。
善哉が元服するまでの間は朝雅が鎌倉殿になると聞いた義村はこの策略の行方に気づいてしまう。
鎌倉殿に仕える時元が時政に、今宵も和田館に行くはずだという情報を知らせに来る。
義村は時政には協力するそぶりを見せるが、その後で義時に全てを報告する。義時は自分は聞かなかったことにするので、ひとまず時政の命に従うように頼む。
時政が謀反を起こしたという明らかな証拠が必要なので、時政を泳がせるつもりなのだ。
北条家集合!
義時が事の次第を政子に伝えていると、ひょっこり時政が現れる。
のんきに伊豆から旨い酒が届いたので、久々にみなで呑もうなどと言い、家族を集める。
義時と政子は訝しがりながらも、久しぶりに家族団らんのひとときを過ごす。
時政「オンブレブンビンバ」
時政は昔、大姫に教えてもらったという呪文を唱えているらしい。
それは違う、皆それぞれ色んな呪文を言い合う。
政子「うんだらほんだらげー」
義時「ぴんたらぽっちんがー」
時房「ぴゅるっぷ….」
実衣「ぷんたらくーそわかー」
最後に「ぼんたらくーそわかー」といことで意見が一致し、みんなで声を合わせて唱え、笑いあう。
*正しくは「おんたらくそわか」である。
政子「父上の楽しそうな顔 久々にみたようなきがする。」
和田館で鎌倉殿が帰ろうとしているところに、義村が突然来て、鎌倉殿を連れて帰ってしまう。
八田知家は鎌倉殿を連れた一行は、御所に戻らず、別の方向へ行ったこと義時に報告する。時政の館のある方に向かったことは間違いなかった。
義時は兵を出すことを決める。
北条館では、時政は鎌倉殿に次のように起請文を書くことを願い出る。
時政「速やかに出家し、鎌倉殿の座を平賀朝雅に譲る。」
鎌倉殿は義時と相談したい、母上に会わせて欲しいと時政に頼むが断られる。
鎌倉殿が起請文は書かないと言うと、時政は刀を抜いた。
感想
オンブレビンバが大姫の呪文でのことで、父上(時政)の言い間違いだったなんて考えもしなかった!
あの不穏な空気の中、北条家の団らんシーンを入れてきたことにも驚いた。でも、これが北条家の最後の団らんなのかと思うと切ない。
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