第38回 時を継ぐ者
2022年10月2日(日)
時政の乱
時政は鎌倉殿に、出家して鎌倉殿の座を平賀朝雅に譲る旨の起請文を書くように鎌倉殿に迫るが、拒否される。
北条館は義時や八田知家らによって包囲される。
鎌倉殿の身を案じた和田義盛は単身、北条館へ乗り込む。時政に刀を収めるように、鎌倉殿に起請文を書くようにと進言する。
義時軍は鎌倉殿が中にいるため、突撃できないでいる。
りくは鎌倉殿を痛い目にあわせてでも起請文を書かせろと時政を急かせる。しかし時政は鎌倉殿に手をだすことなど到底できない。
三浦義村が仲裁に入り、時政は降参を決める。時政はりくに鎌倉を離れ、京の朝雅を頼るように言い渡す。
りくは家人たちに紛れて館の外へ逃れる。りくから時政が死ぬつもりだと聞いた政子は血相を変えて北条館へ向う。
政子は時政を助けてくれるように義時に必死に頼むが、冷たく拒否されてしまう。
りくが外へ逃れると、時政は鎌倉殿を開放し、自分は残ることを館に決める。
時政「小四郎に伝えてくれ。あとは託した。北条を鎌倉を引っ張っていくのはおまえだ。」
鎌倉殿が館の外へ出たあと、館内に突入しようとする義時を尼御台が遮る。
尼御台「私は娘として父の命乞いをしているのです。」
尼御台はどうか父をお許しくださいと兵たちに向かってひざまずいて頭を下げる。兵たちは圧倒され、刀を置きひざまずいた。
部屋で時政が刀を首に押し当ているところに、八田知家が現れ、すんでのところで押しとどめる。
次の執権
御所に無事もどった鎌倉殿は妻の千世としっかりと抱き合う。
鎌倉殿は時政の処分は軽くするようにと頭を下げて義時に頼む。
しかし、これまで謀反を企んだものは皆、成敗されている。北条だけ特別扱いというわけにはいかないと義時は考えている。
義時は時政の処分についての判断は他の文官たちに任せた。
厳しい処分をという声もあったが、三善康信が時政が頼朝を助けたために今日の鎌倉があるのだと強く主張したこともあり、伊豆への流罪で済むことに決まる。
義時は時政と対面する。謀反を起こした父ともう二度と会うことはできない。
義時「今生の別れにこざいます。」
父とともに頼朝さまの作った鎌倉を守って行きたかったと義時は泣きながら恨み言を吐く。
時政は優しく義時の肩をなでた。
尼御台と実衣もりくと面会し、思い出話などを花を咲かせる。色々あったが、ともに苦労乗り越えてきた仲でもあった。
義時が差し向けたトウがりくを殺害しようとするが、義村に気づかれて失敗。大乱闘の末、トウは逃げる。
りくは自分を殺そうとしたのが義時であることを見抜いていた。りくは義時にもう時政を扇動するようなことはしないと伝える。
りくは義時が執権を辞退ことについて意気地なしと非難する。
りく「手の届くところに大きな力があるなら奪い取りなさい。あなたはそこに立つべきお人。」
それを聞いた義時は、執権職を引き継ぐ決意を固める。
義時「父上と母上の思い私が引き継ぎます。」
義時は、まず京の平賀朝雅を討ち取ると宣言。朝雅は時政とりくの嫡男、政憲を殺害し、その罪を畠山重保に押しつけた。そのせいで畠山は成敗されたのだ。
後鳥羽上皇は、自分に断りもなく、勝手に朝雅を殺害したことに対して激怒する。
感想
義時が父、時松と最後の対面をするシーンがとても印象的でした。
沈痛な面持ちの義時に対して、謀反人となった時政は悠然としているというかノンビリして見えた。さずが時政パパ!そして2人の深い愛情も感じられ、グッときた。
うぐいすの鳴き声はどんな意味があるのだろう?この先、その答えがあるのかもしれない。
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