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第39回 穏やかな一日
2022年10月16日(日)
鎌倉殿が復活
天然痘を患っていた鎌倉殿が病から復活。顔には疱瘡が残っており、時折痒そうに掻いている。
跡継ぎがまだいない鎌倉殿は、善哉と親子の契りを結んでいる。もしもの時は、善哉が鎌倉殿の跡を継ぐこととなっている。
鎌倉殿は政務復帰に向けて張り切っているが、義時は政は自分が進めていくつもりでいる。
評議が始まると、文官たちと義時らが主導して訴状を裁き、実朝には了承を求めるだけ。落胆する実朝を泰時が優しく励ます。
実朝は泰時に自分の詠んだ和歌を贈り、返歌を求める。和歌の心得がない泰時は困り果てる。
義時は政のしくみを新したいと大江広元に打ち明ける。守護は世襲制にするとわずかな者に力が偏ってしまう。そのため交代制に変えるべきと考えている。
広元は国司を担っている北条が悪目立ちすることを懸念するが、義時はむしろそれを望んでいるもようである。
鎌倉殿が三善康信に和歌の手ほどきを受けている所へ源仲章が現れ、今後、和歌の指導は藤原定家がすると言渡す。意気消沈する康信を鎌倉殿がねぎらう。
御所に遊びにきた和田義盛は、鎌倉殿に上総介になりたいと申し出る。鎌倉殿は政子に義盛を上総介の国司に推挙したいと相談するがやんわりと却下される。
側で聞いていた八田知家は政子に、他の御家人たちが北条を苦々しく思っていることを打ち明ける。
知家「小四郎殿は武蔵守、五郎殿は相模守。北条でなくては国司にはなれぬのか。」
政子はその事を義時に伝えるが、それでもやらねばならないとはねつけられてしまう。
義時「二度と北条に刃向かう者が出ないように。」
義時が泰時のいる部屋にやってくると鶴丸を見つけ、名前をつけてやろうと言い出して、平盛綱（たいらの もりつな）という名を与える。
鶴丸は喜び、さらに御家人にしてもらえないかと願い出る。義時は面白がり、今日行われる弓の技くらべで目立つ働きをしたら御家人に推挙しようと宣言する。
執務室に戻った義時は、義盛に上総介の件は諦めるように言い渡す。義盛は悪態をつきながら出て行く。
続いて、三浦義村がつつじと善哉を連れてきた。義時は義村と二人になると、御家人の力を削ぐため守護を2年毎の交代制に改めるようとしていることを話す。
義村「言っておくが、俺も相模の守護だぜ。」
だからこそ、真っ先に賛成してほしいと義時は頼む。義村は了承したものの、内心は穏やかではない。
弓比べでは平盛綱が的を射止めて、大いに盛り上がる。義時が実朝に盛綱を御家人にしたいと申し出るが、鎌倉殿は分不相応だと反対する。
鎌倉殿は、義時が義盛の上総介への推挙をやめさせ、守護の任期を定めようとしていることに言及する。
義時は鎌倉殿に同意を示し、自分はもう必要ないので伊豆へ引き下がりましょうと言い放つ。
実朝は慌てて撤回し、盛綱を御家人にすることを認める。
義時は鎌倉殿をにらみつけ、釘を差す。
義時「私のやることに口をはさまれぬこと。鎌倉殿は見守ってくださればよろしい。」
恋の歌
鎌倉殿に世継ぎができないことで、千世は気に病んでいた。鎌倉殿は千世の気持ちを察し、本当のことを打ち明ける。
鎌倉殿「私は世継ぎを作ることができないのだ。あなたのせいではない。私は、どうしても、そういう気持ちになれない。」
千世は実朝がずっと悩んできたことに同情を示し、打ち明けてくれたことを喜ぶ。2人はぎこちなく抱き合った。
泰時が鎌倉殿からもらった和歌を前に悩んでいると、仲章が覗き込んで、それが恋の歌であると指摘する。
間違えて恋の歌を渡したのであろうと考えた泰時は鎌倉殿に和歌を返しに行く。
鎌倉殿は戸惑いながは、別の和歌を泰時に渡す。
建暦元年、善哉は出家し公暁（こうぎょう）と名を改め、修行のために京に上る。鎌倉に戻って来たときは鎌倉八幡宮の別当になることが決まっていた。
感想
長澤まさみが女中役で登場！どこかで出てくるとは思ってたけど、突然現れたので意表を突かれた。まさみちゃん、本当にキレイでした。
義時はだんだん怖くなることはわかっていたけど、鎌倉殿に対してあんな脅すような態度をとるなんて！鎌倉殿が可哀想だった。
とはいえ、繊細でか弱い鎌倉殿ではこの先鎌倉を治めていくのは確かに難しそうだ。
実朝の和歌を使ったまさかのカミングアウト！以前、歩き巫女に言い当てられていた悩みはこれだったのか。たしかに泰時はよい男ですが。
泰時やけ酒の意味は、和歌の意味を察してなのか、それてとも和歌の意味がわからないからなのかは不明。今後の展開がどうなるのか楽しみです。
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