第40回 罠と罠
2022年10月23日(日)
泉親衡(いずみちかひら)の乱
後鳥羽上皇は、火事で焼けた閑院内裏を建て直しを鎌倉にやらせる事にする。
御家人たちはには思い負担がのしかかり、和田義盛の館に集まり、その不満をぶちまける。
義盛は何とか皆をなんとか鎮めようと試みる。
そんな中、事件がおきる。泉親衡(いずみ ちかひら)と名のる信濃小県の武士が仲間を集め、御所を襲い、義時を殺そうと企んでいたことが発覚する。
関わった者の中に義盛の息子2人と甥がの名前があった。甥の胤長(たねなが)は、親衡にたまたま声をかけられて、気がついたときは仲間に加わっていたと義盛に弁明する。
義盛の息子たちは話を聞きに行っただけだという。
大江広元は泉親衡の乱は、上皇様が仕組んだとにらんでいる。上皇様は鎌倉の政を北条が動かしているのが気に入らないのである、御家人を焚きつけて鎌倉に揺さぶるつもりなのだろう。
泉親衡という人物は当然現れて、御家人たちをそそのかした後、霞のように消えてた。
その正体は源仲章である。
義盛の息子はお咎めなしとされたが、泉親衡に頼まれて多くの御家人に声をかけて回った甥の胤長は罪は捕らえられる。
義盛とその一族98人は胤長の赦免を求めて御所に集結する。
胤長はすでに陸奥に流罪と決まっており、赦免は受け入れらることは断じてできないのである。
義盛は三浦義村に怒りをぶつけた。
義村「いっそのこと北条を倒して、俺たちの鎌倉を作るってのはどうだ」
御所に攻め入り鎌倉殿を救い、義時の首を取る。義盛が立てば多くの者がついてくるはずだと煽る。
捕らえられていた病弱だった胤長の娘が父に再会できぬまま亡る。その悲劇が義盛の背中を押してしまう。
和田ヒゲ軍団
泰時は父・義時はなぜ和田殿を追い詰めるのかと詰め寄るうちに、義盛から戦を仕掛けさせるように仕向ていることに気づく。
義時「北条の世を盤石にするため、和田には死んでもらう」
義時は自分の死後、和田一族が泰時の前に立ちはだかることを見越し、あらかじめ手を打って置こうとしているのだ。
泰時は反発し、口論になるが、義時から謹慎を命じられてしまう。
そこへ義村がやってくる。
義村「もうひと押しだ。ヒゲおやじは間違いなく挙兵するぞ。」
義村は、義盛を北条と対立するように煽っておきながら、裏では義時と通じているのだ。
和田との争い止めたい泰時は尼御台に願い出る。尼御台は義時を諌め、義時も引き下がる姿勢をみせる。
千世と花見に出かけていた鎌倉殿は歩き巫女と再会する。
巫女は夢で見た事を話す。
歩き巫女「この鎌倉が火の海になる。たくさんの血が流れる。死ぬ。みんな死ぬ。ヒゲ面が並ぶ」
そこへ家来が鎌倉殿に御所に戻るようにと伝えにくる。
胤長の館が義時に没収されていた。通例ならば、罪を犯した場合は、館は一門に引き渡されるはずである。
わざと義盛を怒らせ挙兵させるという義時の作戦である。義時は時房に命じ、戦じたくをさせる。
争いを食い止めたい鎌倉殿は、尼御台に義盛と会えないか相談する。
尼御台は義盛を御所に忍び込ませる。(女装)
鎌倉殿は義盛に挙兵してはいけないと諭す。鎌倉殿のまっすぐな説得に義盛は心を動かされる。
鎌倉殿と尼御台の前に義盛と義時が並ぶ。
鎌倉殿「北条と和田、手を取り合ってこその鎌倉。私に免じて、こたびは矛を収めてもらえないか」
双方とも応じるしかなかった。鎌倉殿は微笑み、義盛を双六に誘う。
一方、和田館では義盛の帰りが遅いことに危機感をつのらせる。御所で北条の罠にはまったのでは疑い、戦闘体制に入る。
和田勢が動くと見て、義村は弟、胤義、八田知家、長沼政宗に挙兵したら寝返ることを明かす。
ところが、巴が義村らに起請文を書くように要求したため、起請文を交わさざるを得なくなってしまう。
義村は和田を裏切ることを断念。
和田勢は出陣を開始、鎌倉を舞台とした最大の激戦、和田合戦の火蓋が切られた。
感想
北条義時がどんどん偉そうになっているのに対してまったく変わらない和田殿。
すぐに戦になるかと思ったけど、今回はなんとか回避。
まさかあの和田殿が女装するとは!
交渉はうまく行ったのに、双六なんかして長居したことが致命傷になるのですね…。
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