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放たれた矢
2024年5月12日放送
・まひろが天皇に政治を語る。
・花山院が再登場！
関白よりも右大臣
道長は一条天皇に関白にはなりたくないと話す。
関白は陣定に参加できないが、右大臣なら参加できる。
陣定で公卿たちの思いやもくろみを直に感じとらなければ、天皇の補佐役は務まらないと道長は考えていたのだ。
その話を聞いた一条天皇は、道長に対しいっそう信頼を深めるようになる。
伊周は道長の陰謀を疑い、道隆や道兼を呪詛し、詮子を動かして一条天皇をたぶらかしているのではないかと難癖をつける。
つかみかかってきた伊周から道長はすばやく身をかわし、伊周は床に倒れ込む。
それ以降、伊周と隆家は宮中に参内しなくなる。
官職の人選を検討している道長に対し、貴族たちの裏の顔を探った上で*除目を検討すべきと公任が助言する。
*除目とは、平安時代、大臣以外の諸官職を任命する儀式。
そこで、書を通じて女子とつながりを持つ行成が、情報収集を担当することになった。
道長は行成の助言で、情報の記録するために日記をつけ始める。
為時が昇進
秋の除目で、実資が権中納言、源 俊賢が参議、行成は蔵人頭となる。
道長は俊賢に命じ、伊周と隆家を陣定に復帰するように仕向ける。
ききょうはまひろの家に訪れ、道長の活躍ぶりを話す。
まひろが政治に関心を持っていることにききょうは驚く。
まひろは新楽府から宋の国の政を学んでいたのである。
まひろはききょうの案内で登華殿を訪問し、定子と面会する。
たまたま現れた一条天皇は、政治にも通じているまひろに関心を示す。
まひろが帰った後、一条天皇は道長に、まひろが男であれば登用したいものだと話す。
道長は官職を求める申文のなかにまひろの父・為時のものが含まれていた事を思い出す。
道長の推挙で為時は従五位下に階位を上げられる。
突然の出来事に、為時の家内は皆驚くが、道長の推挙にはまひろの関与していると推測していた。
斉信の異母妹、光子のもとへ通っていた伊周はある夜、斉信邸の前に豪華な牛車があるのを見てしまう。
牛車の主は、光子の妹、たけ子に会いに来ていたのだが、伊周は光子を取られたのだと勘違いしてしまう。
落胆する伊周に弟の隆家は、男を脅かしてやろうけしかけと出てきた男に矢を射ける。
矢を射かけられた男は仰天し、家の中から斉信が飛び出してくる。
男は先の天皇、花山院であった。
感想
ぼんやりだった道長が右大臣になり、テキパキと働く姿がまぶしい。
お上と定子は白昼から子作りに勤しむ。なのに兄たちからは露骨にプレッシャーかけられ、かわいそう。
花山院がこんなところで現れるなんて。引退しても相変わらず女好きなご様子。しかもお相手が前妻の妹とは！
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