真田丸最終回そして総集編の放送が終了となりました。
真田丸ロスとなっている方もたくさんいらつしゃるようで…。ご愁傷さまでございます。
真田丸最終回ではもうこれで最後というシーンで、幸村が目をつむり瞑想するシーンがありましたよね。
その時、幸村はふっと微笑んでいました。
いったいどんなことを思い出していたんでしょう。
若くてまっすぐな源次郎の時代。
尊敬するけど振り回されっぱなしだった父。真面目な兄、笑っちゃうくらいわがままであわてんぼうな母、明るくて一本気な姉。
初恋の人、お梅ちゃん。ちょっと風変わりだけど愛おしい妻や子供。
奇想天外でいつも新しい世界を見せてくれた秀吉公。いろいろあったけど、実に楽しかったなぁと。そんな風に思っていたのでしょうか。
私も一年間ほんとうに楽しませてもらいました。神回はどれ?ということで話題になっていましたがネット上では44話 築城という意見が多かったみたい。
たしかに44話は一番盛り上がる回だったし、真田丸ってそういうことか!って膝を打ちましたよ、私も。
真田丸のことを振り返り、私の思い出に残るシーンと回を勝手に選んでみました。
ほっこりしたり笑えるシーンが多いかな。
第9回 真田兄弟でハモる
真田兄弟は性格が正反対。兄の源三郎(大泉洋)は真面目、弟の源次郎(堺雅人)は明るくて楽天的。でもお互いを認めてあっていて仲の良い兄弟です。
時は戦国、しかも真田の領地は強国に取り囲まれてるわけで、だれの味方につくかというのは大問題。
そして騙したり、騙されたりなんても日常茶飯事。
しかも戦略家な父 昌幸(草刈正雄)の二枚舌には、家族も騙されてしまうことがしょっちゅう。
若いころの真田兄弟は驚きの展開に ”えっー” とのけぞる場面がは毎回のようにでてきました。
それがなんとなくコントっぽくて面白かったです。
私が特に印象に残っているのは第9回。
北条家(高嶋政伸)と徳川家(内野聖陽)がいくさを始め、真田は徳川方の要請で味方につきます。
徳川に味方したいわけではないけど、ここは恩を売っておいて真田の領地を取り返そうという作戦です。
結果は真田の策略が功を奏し、徳川の勝利!
”やったー、これで真田の領地も安堵されるぞっ”と喜んでいたら、なんと北条家と徳川家は和睦を結んでしまったのです。
その知らせを聞いた真田兄弟は目をまんまるにして驚いて、 ”ええっーーー!” と見事にハモっていました(笑)
戦国時代に”ええっーーー”なんて絶対言わないと思うけど(笑)
第9回と第15回 妻に膝枕
夫婦の情愛を感じさせるシーンもたくさんありました。
でも1番よかったのは、真田昌幸の妻の薫(高畑淳子)に膝枕シーンですね。
昌幸は何かお願いごとがあると妻の膝枕でおねだりしたりします。
妻の薫の方もまんざらでない様子でうれしそうに応じます。
1回目は、昌幸が薫に”人質になってほしい”とやんわりお願いします。戦国の世では家族が敵方へ人質として入るということはよくあることなのですが妻の薫は “私は人質は御免ですよ!”と却下します。
他の家族は全員、人質として他家に行ったことがあるのですが、薫は頑として行かない言い張りました。
二回目の膝枕シーンでは昌幸の話を聞いてあげて、そして息子のことについて昌幸に意見したりもしてます。
はちゃめちゃっぷりが光っていた薫さんですが、やっぱり母でもあるんですね。
なぜそんなことになったかといえば、長男の源三郎が妻のこうの膝と間違えて母の膝枕で色々愚痴ってしまったからだったからかな。あのシーンも笑えました。
強い武将も家では妻に甘えちゃったりする膝枕シーンはとてもほっこりしました。
第26回 瓜売り(うりうり)
秀吉(小日向文世)の命で朝鮮へ出兵したものの、戦況は芳しくありません。
そんな中、秀吉は集められた大名達でやつしくらべ(仮装大会)でもして盛り上がろうと言い出します。
昌幸は瓜売りをやることにしました。練習を始めたのですが、これがなかなか上手く本人もノリノリのご様子。
あぁじぃーよぉーしのうぅーりぃー♪ めされそーうーらーーえー♪
ところがマズいことに秀吉も瓜売りをやるとのこと。
覗きに行ってみると、秀吉が瓜売りの練習をしています。でもどう見ても下手くそ。昌幸の方が格段に上手です。
それだと昌幸の方が優勝してしまうかもしれません。秀吉の部下は慌てます。
部下たちは昌幸に瓜売りはやめてくれないかと掛け合います。昌幸は気を悪くしてやつしくらべを欠席してしまいます。
結果は仮装大会は秀吉が優勝し、取り巻きの人たちがおべんちゃらで秀吉を持ち上げます。
でも、そんな秀吉を白けた目で見ている人たちもたくさんいるようです。
まぁ、会社なんかではよくある光景ですねー。
ただ信長や家康など大名たちが、商人などに仮装してちょっと田舎っぽい姿で余興に興じているのがなんとも奇妙で面白いシーンでした。
第41回 雁金おどり(かりがねおどり)
豊臣方の将として、徳川に挑むことを決意した幸村。九度山を抜け出し大坂城に入るには監視の目をかいくぐらなくてはいけません。
そこである作戦をたてます。
村人や監視役を一同に集め酒宴を催すことにしたのです。
酒宴で盛り上がり、艶やかに踊る信繁の妻や息子、家臣たち。
踊るきり(長澤まさみ)や春(松岡茉優)の可愛らしさといったら、もう〜!
信繁も私もといって踊りに参加します。
村人も監視の人々も手拍子で盛り上がります。
楽しげに歌い踊るこの雁金おどりにはある戦略が隠されているのです。
楽しげだけれど水面下では緊迫した状況が進められていくというという、スリル満点のシーンでした。
第5回と最終回 伝説の伊賀越え!
今回、三谷監督の描く徳川家康(内野聖陽)はびっくりするくらいダメ男。
怖がりだし、優柔不断でしょっちゅう部下や妻にも怒られるし。
特に面白かったのは伊賀越のシーン。
本能寺の変で信長が打たれた知らせをうけ、三河への最短経路を進むための伊賀越えをすることに。
でも途中残兵に襲いかかられると家康さんはなんと泣きわめきながら駆け抜けたのです!
その悲惨な姿といったら…それでも徳川家康かよ!ってツッコミ入れたいほどでした(笑)
その一方で、そのブザマな姿にネットでは ”家康かわいいー!”とか絶賛⁈ されていたもよう。
ついでにいうと、リアルに鼻毛を抜いたりしてるシーンも度肝を抜かれました(笑)
ほんと内野聖陽って凄いわー。笑わせてもらったわー。
しのぶの一言
他にも好きなシーンはまだあるけれど、止まらなくなりそうなのでこのくらいにしておきます。
やっぱり、もう一度全部ゆっくり真田丸を見たいですね。オンエアで盛り上がったあの頃にはもう戻れないとしても。
ところで、あなたの真田丸のもう一度見たい回、シーンはどれですか?