「西郷どん」第9回では、品川宿にある旅籠「磯子屋」が舞台の一つとして登場します
ここでは、薩摩の農家の娘だったふきやタマという美女が登場します!
この旅籠で働いている女たちは「飯盛女」と呼ばれているのですが、「飯盛女」って何かわかりますか?
私は初めて聞く言葉だったので、調べてみました!
飯盛女(めしもりおんな)というのは、江戸時代、旅籠(はたご)で旅人の給仕などを担当した女性のことです
その中には男性客の夜の相手をした私娼もいたようです
私娼とは?
公(おおやけ)の許可なく営業する売春婦のこと。過去においては、売春を公認され当局の保護を受けていた公娼という売春婦が存在していた時代もあったのです
旅籠とは?
江戸時代の宿駅などで武家や一般庶民を宿泊させた食事付きの宿屋
◎飯盛女が登場するのはこの回から↓
どうして飯盛女が旅籠にいるようになったか?
江戸幕府が宿場に遊女を置くことを禁じたために、食事を提供するために飯盛女を置くという名目で遊女の存続を図ったようです
旅籠では、旅人が食事をするだけでは儲からないから、なんとか宿泊して欲しい
そのために飯盛女がいることことで客を惹きようとしたのです
飯盛女が大勢いる宿場は、繁栄している宿場を意味したそうです
どんな女性が飯盛女になったの?その先の運命は?
多くは貧困な家の妻か娘でした。年季奉公の形式で働かされていました
◎薩摩の農家の娘、ふきも借金のカタに売られ、あちことを転々として江戸で飯盛女となりました
一説では、奉公の身で食事もままならなかったから、客の残した朝ごはんをいただこうとわざと客がご飯を残すように山盛りにした飯盛女と言われたなどともあります
飯盛女は過労と性病のために短命で、ある調査によると25歳を超える飯盛女は、全体の1割にも満たない人数しかいなかったそうです
飯盛女は客が取れなかったりすると、雇い主から食事を抜かれたり、暴力を振るわれたりする場合もあったのだとか…
そして亡くなると、裏山に捨てられるか、投げ込み寺に捨てられ無縁仏となるのが常であったのだそうです…
ヒドい…
しのぶの一言
飯盛女のことを調べていたら、あまりにも悲惨なので気が滅入りました…
飯を盛るだけではなかったのですね…
それにしても品川宿、そして「磯子屋」や女性たちのの華やかなこと!
昔もこんな風に艶めかしい雰囲気だったのでしょうか?
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