第16回 伝説の幕開け
2022年4月24日(日)
義仲討伐へ
義時の子に頼朝が金剛と命名する。
父・時政は伊豆から呼び戻される。「この先、御家人を束ねられるのは姑殿しかいない。」と頼朝から持ち上げられるが、時政はいつ罪を着せられるかわからないということを恐れているのである。
息子の義時には、北条が生き残るためにはとしては源氏に取り入り付き従うしかないと話す。
後白河法皇より頼朝追悼の院宣が出された。背後に義仲がいることは明白。
頼朝は義仲討伐にむけて、御家人を集め、戦に勝てば義仲と平家の所領は分け与えると宣言。
範頼を総大将とした本軍が出陣し、墨俣にいる義経軍と合流。
これを知った義仲は義経に文を送り、共に平家を倒そうと提案してきた。
義経は使者の首をはねて送り返し義仲を挑発。また義経軍は少人数だとのうわさを流す。
この策に乗った義仲は宇治川に進軍するが、義経軍の多さを見て驚く。
義仲はしかたなく都を捨てる覚悟を決める。
義経は京に入る。後白河法皇に謁見し、義仲を首を取り、平家を滅ぼすと宣言する。
義仲は北陸へ退く途中、源氏の兵に遭遇。放たれた矢が義仲の額を撃ち抜いた。
義経が本気だすとこうなる!
一方、京を追われた平家軍は、福原を拠点として布陣してた。
義経は三草山を攻めて、敵を分散させ、予想外の場所から奇襲をかける策を提案。
予想外の場所はまだ検討中で、その時その場所を見て決める。三草山まで2日の行程は1日で決行すると言い放つ。
御家人たちの中には異を唱える者もいるが、軍奉行の景時はその考えに賛同する。
また義経は法王から偽の和議を命じいただくよう義時に手配。平家軍を油断させるための作戦である。後白河法皇はこれを面白がり、引受る。
義経軍は福原へ向けて山中を進み、断崖絶壁の鵯越へ出た。ひときわ険しい鉢伏山から一ノ谷へ駆け下りるという策をうちだす。絶対に無理と反対されるが、馬のみ先に行かせ、人は後から降りると言う。
一ノ谷に陣を敷く平宗盛は幼い安徳天皇にここに敵は来ないと説いていたその時、馬のいななきが響きわたる。
崖を駆け下りた義経軍は平家軍に襲いかかる
感想
上総介の悲惨な死は、御家人たちに暗い影を落としていた。とくに義時の表情が暗くて、辛い。
戦が始まったら生き生きと天才ぶりを発揮して輝いている義経。源義経といったらいつもはヒーロー的な扱いなのに、菅田将暉の演じる義経はかなり狂っている。いい意味で。
このあと源平合戦がどんな風に描かれるのか、ドキドキがとまらない。
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