妻と子を死に追いやる事になってしまい、悲しみに暮れ、茫然と1人碁を打つ家康
万千代は突然、家康に対局を申し出てます
何様のつもりだー!
いつもは優しい家康は感情をむき出しにして怒ります
家康がそんなに怒ることは今までになかったことでした…
万千代は突き飛ばされながらも、ある話を家康にしたのです
政次の教え
万千代「昔、井伊の先代も1人で碁を打っておりました。幼い私に1人に見えましたが、和尚にあれは1人ではないと言われました。見えぬけれども、相手がおると。恐らくはその相手の者に、私は碁を教わりました。その者が教えてくれたことは、負け戦になってしまったら、そもそもどこで間違ってたかを確かめることだと。次に勝つためには……」
家康「次に、勝つ……」
万千代「そう教わりました。負けた意味は次に勝つためにあると」
負けた意味は次に勝つためにある!
政次と直虎
前の会話にでてきた井伊の先代とは、直虎のことです
直虎が井伊の当主であった頃、直虎と政次は夜な夜な龍潭寺で碁盤を囲んでいました
それはただ碁を楽しんでいたわけではないのです。2人は井伊の政策を練っていたのです
1人囲碁
直虎が 1人碁を打っていたのを万千代が見たと時、実は大変なことが起きていたのです!
今川の重臣が突如やってきて、直虎に謀反の疑いがあるので今川に申し開きに来るようにと申し伝えられた直後だったのです
直虎は政次に相談したいけれど、今川の重臣が政次の館に泊まっているため相談する事ができません
直虎はいつものように碁盤を持ち出し碁を打ちました
難局をどう乗り切るべきか考えていたのでいたのです
同じころ政次もまた同じ思いで1人碁を打っていました
2人は離れていても同じ時、同じことを考えていたようです。まるで通じ合っているかのように…
その様子はネットではエアー囲碁と表現されてました(上手いこと言うなぁ〜)
それは感動的なシーンでした
しのぶの一言
家康はいつも戦場にまで碁盤を持ち込んでいました
行き詰まった時は、皆に背を向けて碁を打ち、新しいアイデアを出したりもしていました
碁を打つことで自分を見つめ、状況を把握し、相手の出方を探っていたように見えます
今回は大切な家族を失い自分を見失いかけていたのです
でもリーダーがそんなことでは家が潰れてしまいかねません。戦国の世に弱みを見せることなんて許されないはずなのですから
辛くても前に進まなければ、勝たなければ、家族や家臣を守ることができないのです。世を変えていくことだってできないのです
今はもういないけれど、いつも落ち着つきはらっていた政次の姿を思い出して思わず、涙…
家康と政次を対面を見てみたかったなぁ…
その他の関連記事の一覧はこちらです ➡ 「井伊直虎」関連記事の一覧
◎見逃し番組を見る方法は➡こちらから
⬇LINEで更新情報をお知らせします!