西郷どん(せごどん)第18回に出てくるセリフの一部を現代語に翻訳してみました
奄美ことばは、薩摩弁(さつまべん)よりもさらに難しいけれど、文字にしてみると、少し和らぐとのでは…
どうでしょう?
でも、音がとても可愛いらしいですよね
同じ日本語ですし、何度も聞いているうちにきっと慣れてくるはずです!
第18回 流人 菊池源吾
〜くん
龍佐民「くん島に来たからには、死なせるわけにはいかんが。死なせば、罰を受けるっと」
→この島に来たからには、死なせるわけにはいかない。死なせば罰をうけるぞ
とぅま「亡霊?くん島で生きてるがね。」
→亡霊?この島で生きてるじゃない
ぬーも
とぅま「でも、ぬーも変わらない。シマンチュは薩摩にいつまで苦しめられんか」
→でも、何も変わらない。島人は薩摩にいつまで苦しめられんだ
くれらんかい
石千代金「だれか(島妻に)行ってくれらんかい」
→誰か行ってくれない?
〜しよっと
とぅま「いっちゃ、わが行きよっと」
→いいよ、私が行くよ
とぅま「(家に)入りよっと」
→入りますよ
〜くりしょり
とぅま「食べてくりしょり」
→食べてください!
とぅま「神様、あん男に、災いを与えてくりしょり!」
→神様、あの男に、災いを与えください
タケの母「お役人さま堪忍してくりしょり」
→お役人様堪忍してください
とぅま「どうか、どうかこん人を助けてくだしょり」
→どうか、どうかこの人を助けてください
ぬーち
田中「じゃったら、もうほかの作物は作んな。すべてサトウキビ畑にせえ」
富堅「ぬーち」
→なんだと!
むーる
とぅま「私や、なんぬアンゴにはならん。ヤマトンチュは好かん。中でもとりわけ、薩摩の侍はむーる好かん」
私は、あなたの島妻にはならない。本土の人は嫌いだ。中でもとりわけ、薩摩の侍はもっと嫌い!
わかりょーた
とぅま「分かりょーた……ついておいで」
→わかった。ついておいで
こんばい
とぅま「ほげ、こんばい」
→ほら、おいで
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