第46回 将軍になった女
2022年12月4日(日)
鎌倉はだれにも渡さない!
息子の阿部時元を鎌倉殿にすることをもくろむ実衣は三善康信に近づく。
鎌倉殿になるためには朝廷が出す宣旨が必要だということを聞きだした実衣は三浦義村に相談する。
義村は手はずを整えることを約束。実衣は時元が鎌倉殿になったあかつきには、義村を執権にするとささやく。
しかし義村は裏で義時と通じている。時元は計略にはまり挙兵を試みるが、義時の差し向けた兵に囲まれて自害。
次は実衣に嫌疑の目が向けられる。御所で行われた詮議で、実衣は時元の謀反については関わりを否定するが、実衣が時元に送った文が見つかってしまう。実衣は関わりを認めざるをえなかった。
義時は厳罰に処すべきと主張するが、尼御台が猛反対。処分は決まらず、実衣はしばらく部屋へ閉じ込められる。
後鳥羽上皇から返事がくる。2人の親王のうちどちらかを選ぶか吟味したいという。頼仁親王にすでに決まっていたのに話が戻っている。
義時を怒らせ、鎌倉が断るのを待つ作戦なのであろう。
尼御台は御所の外に出て、町の人たちの暮らしを見てみたいと大江広元に相談する。
尼将軍「私は私のまつりごとをしてみたいのです。」
広元は施餓鬼を行うことを提案する。
泰時や平盛綱も手伝い施餓鬼を開催。尼御台が現れると、皆は大喜び。
尼御台は民と親しく交流し、励ますつもりが、すっかり励まされていることに気づく。
義時の妻・のえは北条家の跡継ぎのことで義時をせっつく。自分の子である政村を跡を継がせるべきだと主張する。
蹴鞠対決で人事がうごく!
後鳥羽上皇は実朝の弔問の使者を送るついでに荘園の地頭に物言いをつけてきた。摂津国長江、倉橋の2つの荘園に関して、地頭職を返上しろというのである。
その荘園を所有しているのは後鳥羽上皇の寵愛する遊女だという。この2つの荘園の地頭は義時である。義時へ対する嫌がらせなのであろう。
義時は断固拒否を主張する。しかし、これ以上鎌倉殿の不在が長引けば、御家人たちの信頼を失うのではないかと広元は心配を口にする。
時房が兵を率いて上洛することになった。
時房は後鳥羽上皇と対面し、軍勢は護衛であり、朝廷への脅しではないと弁明する。
以前も蹴鞠をやったことがある2人。後鳥羽上皇は蹴鞠の勝負を提案する。
後鳥羽上皇が息を切らしているのを見た藤原兼子は、蹴鞠を取り上げると、引きわけで決着させてしまう。
時房が驚いていると、兼子は時房にささやいた。
兼子「上皇様を負かしたとなれば、あのお方はそなたを許しますまい。末代まで朝敵の汚名をきることになりましょう。」
時房は納得し、私の負けにございますと上皇に頭を下げる。
気をよくした後鳥羽上皇は、親王でなく代わりのものを鎌倉に送ることに決める。
しばらくして、慈円が極秘に鎌倉を訪れる。
慈円の身内の三寅が鎌倉へ下向することになる。摂関家の流れをくみ、源氏の血を引くという三寅はまだ2歳なのだという。
三寅が鎌倉に到着し、義時の館に入る。
義時は、三寅が元服し征夷大将軍に就任するまでは、自分が執権として政を行うと考えている。しかし、尼御台はそれに意を唱える。
尼御台「私が鎌倉殿の代わりとなりましょう。鎌倉殿と同じ力を認めていただきます。呼び名は、そうですね、尼将軍にいたしましょう。」
政所始めが行わる。尼将軍の膝の上には三寅が鎮座している。
その後、尼将軍は実衣を閉じ込められていた部屋から救い出した。
感想
実衣の危機を救おうと奮闘する尼御台。民と接することで元気になり、しなやかに強くなっていく姿がステキだった。
泰時と妻・はつのやりとりにもほっこりさせられた。それに比べて義時とのえの関係は冷え切っていて痛々しい。
時房と後鳥羽上皇の蹴鞠対決の回とサッカーワールドカップが重なるなんて、面白いですね。
義時とのえの息子、政村の名付け親が義村だったとは!不敵に笑う義村が不気味…。
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