第42回 夢のゆくえ
2022年11月6日(日)
鎌倉殿の夢
鎌倉殿の夢枕に現れた上皇様が「北条に惑わされるな」と釘をさしていく。
鎌倉殿は、何事も人任せにせず自分の手でやろうとするが、かえって裏目に出てしまう。
義時ら宿老たちにとっては頭痛の種になっている。
妻ののえや義父の強い勧めもあり、義時は執権に就任する。
京より、後鳥羽上皇の近習・源仲章が宋の国の匠、陳和卿(ちんなけい)を連れてきた。
陳和卿は、鎌倉殿を見ると突然泣き出す。
陳和卿「前世において、実朝様は宋の国、育王山の長老、陳和卿はその門弟でございました。」
以前この光景を夢で見たことがある鎌倉殿は驚く。そのことは自分の夢日記にも書いてあり、皆にその箇所を見せてくれた。
陳和卿は、大きな船を作り、宋に渡り、交易を行うことを鎌倉殿に提案する。鎌倉殿はその話に飛びつき、陳和卿にすぐに船作りに取り掛かるよう命じる。
陳和卿の指揮で船作りが始まり、普請の技を持つ八田知家が協力する。
鎌倉殿の側近となった泰時は、不審を抱き、義時らに相談。夢日記のことから陳和卿は鎌倉殿の信用を得たわけだが、夢日記は、鎌倉殿の部屋へ入れる者なら誰でも見ることができるという。
陳和卿は京から来て間もないので部屋に入ることは無理だが、仲章なら鎌倉殿の部屋へは入れることは可能だと言う。
今回の船作りは、西のお方(上皇様)が糸を引いていると推測できる。義時はため息をついた。
義時「船を完成させるわけにはいかない。」
一方、京では鎌倉殿が船作りに着手したとの報告を受け、後鳥羽上皇が満足げだ。
後鳥羽上皇「これで実朝の威光が高まる。」
上皇は相対的に北条の影が薄くなるのを望んでいるのである。
大きな船はできたけど
頼朝は朝廷と一線を隠した武家の都を作ろうとしていた。しかし、今の鎌倉殿は朝廷に近づこうとしている。
義時は危機感を募らせ、尼御台に鎌倉殿を表から退かせる案を提案する。尼御台は嫌悪感を示すが、鎌倉殿が御家人たちから孤立させるわけにもいかず悩む。
鎌倉殿の心はすでに海の向こうにある。泰時と千世にもいつか海を渡ろうと誘う。
義房が鎌倉殿に船の製造の中止を願い出る。義時も苦言を呈す。尼御台にもやんわりと否定された鎌倉殿は意気消沈。船の製造を中止すると言い捨てる。
三善康信は尼御台に食い下がり、船の製造の継続を懇願。困惑した尼御台は大江広元に相談する。
尼御台こそが、頼朝様の思いを引き継ぎ、この鎌倉を引っ張っていくべきだ!と進言される。
尼御台は自分が決めるしかないのだと悟る。
船が完成する間近の夜、時房はトウと船に忍び込み、船の設計図に何かを書き込む。
船が完成し、船を下にしいてあるコロの網を引っ張り、浜まで運ぼうとするが、船が重すぎて動かすことができない。
鎌倉殿や政子や義時たちが見物席で待っていると、知家が駆け込んできた。
知家「引き始めたら、船が浜にめり込んじまった!」
康信や陳和卿も手伝い、船を引っ張るが、船はびくともしない。
鎌倉殿はすっかり自信をなくす。
尼御台は鎌倉殿を励まし、鎌倉の揺るぎない主となる手を伝授する。
鎌倉殿は義時らを呼び、家督を譲ること宣言。自分は大御所となって鎌倉殿を支える。朝廷に連なる高貴なお血筋の方を養子として迎え入れ、次の鎌倉殿の座を譲ると言い出す。
義時が待ったかける。
鎌倉殿は代々源氏の血筋から出ている。嫡流なら頼家の遺児、公暁がいる。これほど大事なことを鎌倉殿が独断で決めるべきではない。
尼御台は鎌倉殿の好きにさせるべきだと主張する。
ほどなくして、公暁が鎌倉に戻ってくる。
感想
鎌倉殿が確実におかしな方向へ向かってる。夢占いに出てきたから船を作るとか…完全にファンタジーでしょ。
セクシー八田殿は、引退前に胸元見せまくりの大サービス!なぜか三浦義村まで半裸になってるのはどうしてだろう?(笑)
伊豆で穏やかな老後生活を送る時政パパにほっこり。りくがすでに去っていたのは、やっぱりなという感じ。まあ、幸せそうなのでいいか。
どんどん怖くなってくホラー義時に対して、ちょいボケな時房とピュアな泰時には癒されます。
尼御台も覚悟を決めるけど、あらぬ方向に行きそうなのも心配。
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