第7回 敵か、あるいは
2022年2月20日(日)放送
平清盛が都を福原に遷都。後白河法皇は挙兵した源頼朝が大敗したことを知らされる。
しかし、死んだと思っていた頼朝が生きていることを聞いた清盛は激怒。すぐに追討の命をだす。
房総半島で再起を図る頼朝は有力豪族を味方につけるため、千葉常胤(ちば つねたね)のもとに安達盛長を、上総広常(かずさ ひろつね)のもとに和田義盛と北条義時を送り込んだ。
広常は自分が平家か源氏のどちらにつくかで勝敗が決まる。利のあるほうにつくと言い放つ。
隣の間では、義時より前に訪れていた平家方の梶原景時が控えていた。
広常は義盛、義時と景時を同席させ、味方になればどんな得があるのか問うた。
景時はお望みの官職につけましょうと答え、一方、義時は得ないかもしれないが、自分達は
坂東武者のために立ち上がった。平家に気に入れたものだけが得をする。そんな世を改めたい。坂東のための世を作る。だからこそ、上総介広常に加わって欲しいのだと訴えた。
その発言により、広常に頼朝はお飾りに過ぎないということを見透かされてしまう。頼朝は利用する値打ちのある男なのか?と尋ねてきた。
義時は、頼朝がこれまでも何度も命拾いしていることを挙げ、佐殿は天に守られている
佐殿は担ぐに足る人物です。と言い切ってみせた。
広常は返事は保留し、双方を帰した。
屋敷を出たあと、義時は景時に声をかけ、石橋山で頼朝を見逃してくれたことに対して礼を述べた。
伊豆山権現にいる政子の元に仁田忠常が訪ね、頼朝の無事を知らせる書状を渡した。頼朝の異母弟という僧侶・全成(ぜんじょう)も同行していた。
そこへ、数人の僧兵がなだれ込んできた。頼朝の身内である政子らを捕まえ、敵方へ差し出すという。
忠常たちが僧侶たちと戦ってるすきに、政子たちは全成と共に逃げた。
千葉常胤は頼朝に味方つくこと表明してきたが、広常はまだ返事を保留したままだった。
頼朝は北条泰時に武田に協力を求めるため再び甲斐に向かわせる。
頼朝は庭で掃除していた亀という名の女を見初める。
夜、頼朝の元に亀が呼ばれ、2人が寝ているところに安達盛長が急を告げにきた。「この女の夫が乗り込んできます!」
頼朝と亀は慌てて家の外に逃げ、隠れた。
亀の夫・権三が乗り込んできた所へ、頼朝に夜襲をかけに来た長狭常伴(ながさ つねとも)が兵と共に押し入り、大乱闘となる。
翌朝、広常は頼朝が危機を逃れたと報告を受ける。広常はようやく腰を上げ、大軍を率いて頼朝の前に参陣。
しかし頼朝は、「帰れ!」と一喝。「遅参するものなど役に立たん!」と睨みつける。
広常は非礼を詫び、これより、身命を賭して兵衛佐殿に使える所存と述べる。
頼朝が棟梁の器でなければ、あの場で討ち取り、平家に差し出すつもりだったと、後で広常は義時に明かした。
同じ頃、源義経が頼朝の元に馳せ参じるため奥州を発った。
感想
義時の誠実さ、交渉の上手さが光る。戦より平穏無事に静かに生きる道を行きたいように見えた義時が、いつしか平家に反旗を翻し、新しい坂東を作ることに面白みを感じるように変化してきているのも興味深い。
景時が残した名言「刀は斬り手によって名刀にもなれば、なまくらにもなる。決めるのは斬り手の腕次第。」が今後どのように回収されるのか楽しみ。
緊迫したシーンで全成が風を起こせると豪語したのにムリだったのにはびっくり。ここでコントが来るとは予想外(笑)
自分の子・千鶴丸を殺された八重が父と対決するシーンも印象的だった。
「ついでにうちの人も討ち取って!」なんて問題発言を繰り出した頼朝の新しい愛人、亀も注目したい。
◎「鎌倉殿と13人」を見るなら動画配信サービスが便利。
初回は無料お試しもあります!
➡ 「鎌倉殿と13人」をmusic.jpで見る (30日間無料、1,600ポイントつき)
※music.jpで視聴がきるのはスマホ又はタブレットからになります。
◎LINEで友達追加していただくと更新情報などをお知らせします!