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第47回 ある朝敵、ある演説
2022年12月11日(日)
内裏が燃える!
落飾した実衣は尼御台の側近くで政の手伝いを始める。実衣の断罪も辞さない構えを見せていた義時はあわてた様子をみせるが、尼御台に促され和解する。
京では、源氏の末流である源頼茂が鎌倉の次期将軍が三寅に決まったことを不服として謀反を起こす。
内裏に火を放ち、たくさんの宝物を焼失していまう。
元はと言えば鎌倉の内紛なのに、その火の粉が京に及んだことに上皇は憤る。その恨みは北条義時へ向かう。
後鳥羽上皇「私は鎌倉をけして許さん!」
内裏再建には莫大な費用がかかる。上皇は費用は御家人に費用を出させることを決める。
御家人は不満に思うであろうが、上皇には逆らうことができない。やがて不満の矛先は執権の義時に向かうはずである。
御家人と義時の間に亀裂が広がっていくことが上皇の狙いなのである。
義村は京で大番役(おおばんやく)を務める弟、胤義(たねよし)に上皇に取り入るように図らせているのだと長沼宗政に打ち明ける。
義村「北条が我らを大事にしないのなら、高く買ってくれる相手を見つけるまでだ。」
内裏・院の御所や京都市中の警固役のこと
胤義は上皇に、義時に不満を持つ御家人が大勢いることを伝える。上皇は、その者たちが直に自分を頼れば取り立ては免除すると約束する。
上皇のやり方に異を唱えた慈円は遠ざけられる。
義時追討へ!
上皇は京都守護を務める、義時の義兄・伊賀光季(みつすえ)を襲撃させる。
後鳥羽上皇「これをもって北条討伐ののろしといたす。」
義村には義時追討を命じる院宣が届く。
自分だけに院宣が届いたと思っていた義村は、義村も院宣を受け取っていた事に驚く。
上皇の挙兵を知った義時はすぐに側近たちを集める。義村も呼ばれ、宗政も同行する。
義時「後鳥羽上皇は有力な御家人に院宣を出しているはず。」
義村はすかさず院宣を差し出す。宗政も続く。
院宣を持ってきた使者を調べると、8通の院宣が出されたことがわかる。
義時は熟考したあと、泰時、時房、北条朝時を呼び出す。泰時は上皇軍と戦うことを進言。
義時「この院宣をよく見ろ。これは鎌倉に攻め込むためのものではない。私を追討せよという院宣だ。」
義時は鎌倉のために自分は命を捨てる覚悟を決め、泰時たちに鎌倉の今後を託す。尼御台は反対するが、義時の決意は固い。
義時は御家人たちを招集し話始めようとする。
そこへ尼御台がやってくると、義時を下がらせ話を始める。
尼御台「源頼朝様が朝敵を討ち果たし、関東を治めてこのかた、その恩は山よりも高く、海よりも…。」
尼御台は広元に書かせた文を読むのをやめ、自分の言葉で語り始める。
尼御台「本当のことを言います。後鳥羽上皇が狙っているのは鎌倉ではなく、執権、義時の首です。」
首さえ差し出せば兵は収めると院宣には書かれてあり、義時は己の首を差し出す覚悟を決めている。
尼御台「鎌倉が守られるならば、命を捨てようとこの人は言った。あなたたちのために、犠牲になろうと決めた。ここで皆さんに聞きたいの。あなた方は本当にそれでよいですか?」
執権を憎むものが多いことも事実。でもそれはすべてこの鎌倉を守るためにやってきたこと。義時は一度たりとも私欲に走ったことはない。
尼御台「鎌倉の危機を前にして選ぶ道は2つ。ここで上皇様に従って、未来永劫、西の言いなりになるのか。戦って坂東武者の世をつくるか!」
答えは決まっている。速やかに上皇様を惑わす奸賊どもを討ち果たし、3代に渡る源氏の遺跡を守り抜く。
尼御台「頼朝様の恩に今こそ応えるのです。」
尼御台の言葉に鼓舞され、御家人たちは雄たけびを上げる。
義時の目にも涙が光っていた。
感想
スキあらば裏切ろうとする義村。不利とわかれば態度を変えるのが早すぎてビックリするわー。どうなんでしょう、この人。
のえの眼差しが怖った。なにか仕掛けて来そうな予感がする。トウが止めてくれることを希望します!
尼御台の演説は想像を遥かに超えてた。最終回に向けて盛り上がってきたましたね!
次回で終わりだなんて信じたくないけど、どんな結末が待っているのか楽しみでしかたがない!
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