第27回 鎌倉殿と十三人
2022年7月17日
新しい鎌倉殿
後鳥羽上皇は土御門通親(つちみかど みちちか)から源頼朝の訃報を聞く。
上皇は、頼朝の急死の原因をあれこれと思い巡らす。
頼朝がよく水を飲んでいたことを思い出し、飲水の病ではないかと推測する。頼朝の跡を継ぐのはさぞ重かろうと言い放つ。
鎌倉では、頼家が新しい鎌倉殿として仕事を開始。
政子は頼朝の父・義朝のドクロを頼家に渡す。ニセモノではあるが頼朝の挙兵のキッカケになったドクロである。それは鎌倉殿に代々受け継がれるべきもので、上に立つ者の証であると政子は頼家に託した。
頼家は宿老たちを前に宣言する。
頼家「父・頼朝の成し遂げてきたこと、成し遂げることが叶わなかったことを引き継ぎ、父を超える」
比企能員は、今後、鎌倉殿にご判断を仰ぐ時は自分を通すように他の御家人に宣言する。
時政は即座に反論し、自分がその役目をやると言い出して口論になる。
頼家は、訴えがあれば自分が直接聞く。家の名で人を選ぶようなことはしない。力のある者を登用すると言ってのける。
実は頼家を裏で操っていたのは、景時である。頼朝は自分を除く御家人たちに心を許していなかったと頼家を言いくるめていたのだ。
頼家は、若くて力のある者たちを集めるように義時に申しつける。義時は嫡男の頼時と弟の時連を人選に加える。
頼家の乳父母である比企家は、頼家の態度に怒り心頭。せつが正室から外されたことも気に入らない。
比企家と頼家が一枚岩でないことが露呈した事に、りくは喜ぶ。京では事件が起きる。後鳥羽上皇の後見人である土御門道親の暗殺の企てが発覚。公家の一条高能(たかよし)ゆかりの御家人達が捕らえられる。
高能はかつて大姫を嫁がせようとした人物である。頼朝亡き後、通親に虐げられるのを恐れての企てのようだ。
鎌倉では捕らえられた御家人を救うべきとの意見も出るが、上皇からは鎌倉が自ら処罰せよとお達しがきていた。
頼家は中原親能に不逞の御家人たちの処分を命じる。
頼家は三好康信を顧問に迎え、若手の近習を集めて勉強会を開く。上洛した際のつきあいのために、蹴鞠の練習も行う。
頼家は訴訟にも着手。最初は和田義盛からの訴えである。侍所別当が就任していたが、1日だけと言う約束で梶原景時に代わったところ、ずっとそのままにだと言う。
2人の言い分を聞いて頼家は困惑する。康信が助け船を出そうとするが、頼家は部屋を行ってしまう。
頼家はつつじのもとに向うと、そこには政子もいた。そこにせつがやってきて、つつじに嫌味を言い、険悪なムードになる。頼家はいたたまれなくなり、逃げ出していまう。
5人衆が13人へ
訴訟問題は経験のない頼家には難しいと考えた義時は、他の方法を考える。
訴訟については事前と梶原景時と文官5人で評議し、取るべき道を絞った上で、頼家に取り次ぐ形で進める形を取ることに。頼家は難色を示すが、渋々承諾する。
ところが、そこへ御家人達が加わると言い出し、能員、時政が加わる。そして、それぞれ自分達の味方になりそうな人物を次々と追加し、12人に膨れ上がる。
12人の名前を見た政子は、義時も加わるよう要請する。
義時は自分が加わると頼家が気を悪くすると思い、申し出を拒む。しかし、政子は叔父として側にいてあげてほしいと懇願し、義時が13人目に決まる。
頼家は、補佐役が13人もいる事で自分が頼りなく思われていると思い込み、憤慨する。
自分の信じるところを大事にのびのびとやって欲しいと言っていた義時もメンバーに入っていることに対して不信感をあらわにする。
義時「お父上のこともそうやってお支えしてきました。頼朝様は初めから鎌倉殿だったわけではございませぬ。」
頼朝が、少ない者に力が集まると良からな事が起きると心配していたことを挙げ、頼家をなんとかとりなした。
頼家は、13人に対抗して自分の近習たち6人を集めてきて対抗する構えをみせる。
頼家はこの6人と政を行うと宣言し、13人衆と切磋琢磨して新しい鎌倉を築いて行くと不敵な笑みを残して立ち去る。
感想
やっと13人とやらが揃ったけど、どうみても上手くいかなそう。
頼家の暴走に義時が怖い顔してたけど、そりゃあ怒るのわかる!
頼朝がどれだけ有能だったかといことを思い知る御家人たち。御家人たちは自分勝手だし、どうなるんだ鎌倉!
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