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めぐりあい
2024年1月14日放送
・まひろと道真(三郎)が再会する。
・天皇家へ食い込もうと謀略をめぐらす兼家。
代筆屋は大繁盛
母の死から6年、まひろは15才になり成人の日を迎える。
父・為時は相変わらず東宮に漢文を教えている。学問の才を活かして出世したいと願っているが、官職は得られないまま。
為時に反発するまひろは、6年間まともに口を聞いていない。
兼家一族の3兄弟は順調に上級貴族としての道を進む。
三郎は道長と名乗り、従五位下(じゅごいのげ)・右兵衛権左(うひょうえのごんのすけ)というくらいを得る。
道真の姉、あきこは皇子・懐仁(やすひと)親王を産むが、円融天皇からは遠ざけられている。
懐仁親王をいずれは帝にと考えいる兼家は、栓子に東十条に戻ることを持ちかける。
帝の皇子を人質に取り、円融天皇に退位を迫ろうと目論んでいるのである。
栓子は即答を避け、円融天皇のお心をなんとか取り戻せないものかと思案する。
まひろは父には内緒で代筆の仕事をしていた。
高辻富小路(たかつじとみのこうじ)の絵師の工房で、幕の影に隠れ、男子のフリをして代筆屋として働いていた。
ある日、代筆した文を相手から突き返されたという客に出くわす。
まひろは別の歌を代筆して渡すが、気持ちが晴れない。踏んづけた小石を蹴飛ばすと、草履も一緒に飛んで行く。
散落を見ている道真の頭に草履当たり落ちる。男は怒りもせず、まひろの足に草履を履かせてくれた。
まひろが頭をさげると、その足に傷があることに気づく。
まひろ「あなたはもしかして、足で字が書けますか?」
道真は子供の頃、足で名前を書くことが得意だったと答える。
まひろ「三郎?」
道真もまひろのことを覚えていた。
6年前、道真(三郎)はお菓子を持ってまひろをずっと待っていたと言う。
なぜきてくれなかったのか尋ねる道真に、まひろはあの日のことは思い出したくないと返した。
まひろは絵師の工房で代筆の仕事をしていることを打ち明ける。
道長は会いに行くと言い残して帰って行った。
陰謀
栓子が書いた文を円融天皇は突き返し、見苦しいと言い放つ。
栓子が東十条に下がると宣言すると、円融天皇は懐仁親王は置いていくように言い残して立ち去る。
兼家は帝の側近くで仕えている道兼に、帝の食事に薬を入れるように命じる。
命を奪うのではなく、体調を崩させて気弱にさせ、退位を望むように仕向けろと言うのである。
道兼が動揺すると、6年前に人を殺めた件を持ち出し実行を迫る。
まひろが代筆の仕事をしていることは下女のいとから為時に伝わり、まひろは外出禁止になる。
為時は絵師に口止め料を渡し、まひろの件を口外しないように依頼する。
その後、道長がまひろを訪ねてくるが、絵師はシラを切り道長を追い払う。
まひろはなんとか家を抜け出し、通りを歩いてくると、走ってきた男にぶつかる。
男はまひろが落とした文具を拾い、謝ると走り去る。
その後から、数人を男たちがやってきて、まひろに逃げてきた男がいないかと聞いてきた。
まひろはとっさに、男が逃げたのと反対方向を指す。
そこには、絵師に追い出された道真が後ろ向きで立っていた。
男たちに取り押さえられる道長を見て、まひろは慌てて、その人じゃありません!と叫んだ。
感想
まひろと道真はまだ10代半ばという設定ですが、初々しい感じがなんとも可愛らしい。少女漫画みたいと話題になっていたのもうなずける。
紫式部が代筆屋だったという発想も面白い。ここでの経験が源氏物語の執筆へ生かされているという設定なのだろう。
円融天皇に冷たくされる栓子が気の毒。女が政治の道具に使われる時代。辛すぎる…。
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