二人の才女
2024年2月11日放送
・漢詩の会で道隆が存在感を放つ。
・散落一座の正体が明らかになる。
和歌の集い
家に戻ったまひろは訳も話さず、為時のすがって泣いた。
為時は問い詰めず、今後は左大臣家の和歌の集いへは行かなくてもよいと告げた。
しかし、まひろは今後も左大臣家へは行きたいと申し出る。
まひろ「父上のよりどころが、わが家にとって敵である右大臣家にしかないのは、私も嫌でございます。」
左大臣・源雅信は娘、倫子を溺愛している。
倫子と親しくなることで、源とつながりが深くなるように努めたいと話した。
為時はまひろの賢さに驚き、和歌の会に行くことを承諾する。
まひろは道長から遠ざかるためにも、自分の命に何か使命を持たせなければと考えていた。
道長は、兼家から道兼が人を殺めたことは忘れるよう説得される。
道兼「道隆とお前が表の道を行くには、泥をかぶる奴がおらねばならなぬ。道兼はそのための道具だと考えよ。」
道長は一族の闇を思い、暗澹たる気持ちになった。
漢詩の会
道長は兄の道隆の屋敷を訪ね、行成から聞いた話を報告する。
花山天皇の叔父・藤原義懐(よしちか)が藤原公任と藤原斉信(ただのぶ)を屋敷に招いたという。
義懐は、有力家の子弟である二人を懐柔し、その父親もろとも花山天皇の一派に組み込もうとしているようだ。
道長が呼ばれなかったのは、右大臣家を排除するためと考えられる。
道隆「若いものたちの心が、帝と義懐一派に向かいすぎるのはよろしくないな。」
力で押さえつければ若者の憤懣を煽るばかりだろう。
なにかよい懐柔策ないかと思案していると、妻の高階貴子(たかしなのたかこ)が漢詩の会を開くのはどうかと提案する。
会の講師として、為時が招かれることになった。
参加名簿に道長の名前がないことを確認したまひろは、為時に同行したいと要望する。
当日、同じく講師を務める清原元輔が娘・ききょうを連れてやってくる。のちの清少納言である。
道隆を中心に、公任、斉信、行成、貴子がそろい、まひろとききょうは末席に着く。
遅れて道長が現れる。まひろは驚き、慌てて目をそらす。
まひろに気づいた道長はまっすぐに見つめてくる。
元輔がこの日の題を「酒」をかかげる、おのおの漢詩を書き、発表する。
公任の漢詩について道隆に意見を求められたまひろは、あわてて白楽天のような詠いぶりでしだと答える。
ききょうは元微之(げんびし)のようだと反論。
道隆は会の終わりに若者たちに礼を述べる。漢詩を通して知った皆の思いを胸に刻み、それをかなえるべく力を尽くしたいと語った。
若者たちは道隆の振る舞いに品格を感じる。
道長はまひろに視線を送り続けてきたが、二人が言葉を交わすことはなかった。
夜、道長が大内裏で警備をしている時、盗賊団が盗みに入る。
道長は盗賊に向けて矢を放つを、盗賊の一人の腕に当たる。その男は直秀である。
散落一座は京を騒がせている盗賊団だったのである。
その夜、花山天皇の女御、よしこが息を引き取り、内裏は大騒ぎとなる。
同じ頃、まひろに道長から文がとどく。
ちはやぶる神の斎垣(いがき)も越えぬべし 恋しき人のみまく欲しさに
(わたしは越えてはならない神社の垣根も踏み越えてしまいそうです。恋しいあなたにお会いしたくて)
まひろは文を抱きしめる。
感想
気になる人が自分の母を殺害した犯人の弟だったという衝撃的な事実が発覚。距離をおきたくなるのも仕方がないですね。
でも離れようとすれば、余計気になってしまう二人。
道長の婿入り話はどうなるんでしょう?
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