川辺の誓い
2024年11月3日放送
・道長が病に倒れる。
・百舌鳥彦がまひろに救いを求める。
二后制度
顕信の突然の出家に、母・明子は衝撃を受ける。
明子は道長に詰め寄り泣き叫んだ末、そのまま倒れ意識を失う。
見舞いに来た兄・源俊賢は明子を慰めた。
源俊賢「顕信の出家は残念だが、これで内裏の争いに巻き込まれずに済む。」
道長自身もまた、顕信の出家には深く心を痛めていた。
三条天皇は妍子(きよこ)を中宮に、彰子を皇太后にすることを決める。
しかし一ヶ月後、今度は娍子(すけこ)を皇后にする意向を示し、道長に反対される。
三条天皇が承諾しなければ自分は妍子のもとに渡らないと脅してきたため、道長はこれを承諾するしかなかった。
道長は4人の納言たちと対策を協議。娍子の立后の日に合わせて妍子の内裏参入を行うことにした。
公卿たちを妍子の参入に集め、三条天皇との力の違いを誇示しようと考えたのである。
これに対抗し、三条天皇は娍子の立后の儀を昼間にずらしたが、参列者はほどんど集まらなかった。
娍子の立后の儀に姿を現した実資に、天皇は上卿を務めるよう頼んだ。
上卿は通常は右大臣や内大臣が務める役目であるため、実資は躊躇する。
しかし、断れば儀式自体が成立しないため、やむなく引き受けた。
立后後も三条天皇は妍子のもとに通うことはなかったため、道長が三条天皇に理由を尋ねた。
三条天皇は、妍子は若い公卿たちと宴ばかりで、自分が入り込む隙がないと言う。
陛下の寵愛があれば、中宮様も変わりますと道長は励ました。
三条天皇は道長が比叡山で僧から石を投げられた出来事に触れ、祟りを払っておくがよいと不気味な含み笑いを見せた。
道長の危機
その後、道長は病に倒れてしまう。
回復の兆しもなく、道長は三条天皇に辞表を送る。
道長の病を喜ぶ者がいるという怪文書も出回り、不穏な空気が漂う。
まひろは実家に戻っていた。
源氏物語も書き終え、特にすることもなく過ごしていた彼女のもとに、ある日、道長の従者・百舌彦が訪ねてきた。
驚くまひろに、百舌彦は道長の体調が悪いことを伝える。
百舌彦に連れられ、まひろは宇治の道長の別邸を訪れと、道長はぐったりとして柱にもたれかかっていた。
その姿に衝撃を受けながらも、まひろは道長を川辺に誘う。
川を見ながら話しているうちに、まひろは一緒に流されてみないかと誘う。
道長はまひろは俺より先に死んではならないと言い放つ。
まひろもそれならば道長様も生きてください。道長様が生きておられれば、私も生きていけますと言い返した。
道長は堰を切ったように泣き出した。
その後、まひろは再び源氏物語の執筆を再開した。
感想
宇治川がまるで三途の川のようにも見えた。
腕の中で倒れる明子を受け止める道長。その時、道長の明子へ深い愛情が見えて、はっとした。道長は明子とその子たちのことを大切に思っていたのですね。
今回も百舌彦の泣きそうな顔がとてもよかった。瀕死の道長を見つめる百舌彦泣きそうな顔にぐっときた。
最後の切り札、まひろを呼び出しに行くとは!道長を立ち直させるにはまひろしかいないとよくわかっていらっしゃる。
乙丸が「あーっ」しか言わないけど、乙丸の思いもよくわかる。
まひろに生きろ!と言われて喘ぐ道長、怒ったような顔で川を見つめるまひろ。ベタベタ抱き合ったりしないのも良い。
2人の深い絆を感じる、すばらしい回でした。
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