「直虎」第35回あらすじ!龍雲丸を救え!ネタバレあり

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©NHK

堀川城に向かうと、そこは死屍累々のありさまだった

城の中を歩き生存者をいないか探し回る直虎たち

するとそこに、瀕死の龍雲丸が…



前回(第34回)のお話をサラッとおさらい

気賀堀川城が今川方に乗っ取られてしまう

気賀の商人たち徳川へ助けを求める

徳川方の武将酒井忠次は、堀川城に無理矢理連れて来られた気賀の民もろとも攻め滅してしまうのだ

第35話 2017年9月3日放送

ネタバレを含みます

まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう

会話多めで書いています

龍雲丸を救出!

直虎南渓たちと気賀に向かった

堀川城は、酷いありさまだった

城兵や、巻き添えになった民百姓の死骸の山ができていた

南渓「生きておる者はおらぬか」

傑山「生きておる者はおらのかー!」

昊天「前後際断です、次郎。生きておる者を探しましょう」

過去にとらわれず、未来を憂うことなく、今を大事にしなさいと言っているのだ

直虎「はい。生きておる者は」

直虎は何か硬い物を踏みつけた

拾い上げてみると、かつて自分が使っていたものだ
周囲を見回した

直虎「……頭か……頭か?頭!」

龍雲丸は脇腹をざっくりと刀で斬りつけられている

直虎「頭!しっかりしろ!頭!」

呼びかけに反応しない

しかし、息はあるようだ

直虎「和尚様!おりました!生きておる者がおりました!」

龍雲丸は、傑山たちによって龍潭寺に運び込まれた

直虎「湯を沸かしてください。それから布と血止めの薬草をあるだけすべて」

傷の処置は終わったが、龍雲丸の体温が戻らない

このままでは生命の危険がある

昊天「次郎、血止めの薬を飲ませてみましよう」
直虎「はい」

吸い飲みで飲ませようとしたが、口からこぼれてしまう

直虎は迷うことなく口移しで飲ませてみた

なんとか飲めたようだ

直虎「……戻ってこい、頭」

南渓方久気賀で起こったことをたずねた

城兵は一人残らず討ち取られ、気賀の民百姓もことごとくなで斬りにされていたのだ

南渓「方久、気賀はいかにしてあのようなむごいことに?」

方久「大沢に城を乗っ取られ、私と、くしくも中村屋も、徳川様に相談に参ったのです」

与太夫の船で城に連れ去られた気賀の民を逃がし、力をそいでから、大沢の兵を攻め落とすと、家康は確かにそう約束した

方久「ですが、さようなことはなさらず、城に乗り込まれ…大沢を下らせるには、見せしめがいると言うておられました」

この徳川の冷酷非道なやり口は、遠江の国衆たちに恐怖を与え、浜名湖畔のを制圧することに成功する

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忠次「堀江城の大沢基胤が降伏してまいりましたが、本領の堀江は安堵、気賀は近藤に任すという形でよろしゅうございますか?気賀では手向かいもございました。故に打ち懲らしたまでにございます」

家康「降伏してきたただの民まで、射殺したそうではないか。そこまでせずとも湖岸は落とせたのではないか」

忠次「切り取った地を治めるには、寛容だけでは足りませぬ。逆らえば恐ろしいことになると示すことも肝要かと」

忠勝「まあ、これで後顧の憂いな掛川を攻められるようになったのも事実でございましょう、殿」

忠次「武田も早く氏真を始末せよとうるさいしの」

忠次「己は北条に今川館を奪われておりながら、ですか」

忠次「だからこそ、余計にじゃ」

家康数正にそっと伝えた

家康「常慶を呼べ。誰にも気付かれなようにな」

龍雲丸の復活

龍雲丸の意識が戻ったらしい

直虎「気がついたのか、頭。よう、よう、戻ってきてくれた!」

手を握ったまま、涙がこぼれて顔を上げられなくなる
龍雲丸もほほえんだ

龍雲丸「ほかの皆は……?」

南渓「どこかへ逃げ延びたかもしれぬし。あの場所じゃ、波にさらわれてしもうたのかもしれぬ」

龍雲丸「さようで……」

南渓「……頭。戻ってくれて、礼を言うぞ」

龍雲丸「そりゃ、こちらの言うことでは」

南渓「政次を失い、もう手が離れておったとはいえ、縁のあった気賀の城も滅んだ。井伊という家の命脈も失った。次郎にとって、そなたを守りきれたことはどれほど支えになるか」

龍雲丸「俺なぞでよかったんですかね?」

そこへ、近藤の者がやってきた

館の病人を見てほしいという

直虎「かようなときにだけ。都合のよいことじゃ」

病人のいる井伊の館へは、昊天が行くことになった

龍雲丸「尼小僧様が行ったほうがいいんじゃねえですか?近藤に恩を売るいい折じゃねえですか」

気は進まないながら、直虎昊天について井伊の館にやって来た

驚いたことに、重症の病人というのは近藤であった

堀江城の戦い近藤は足に大けがを負っていたのだ

直虎は、昊天のそばで手当ての介助を始めた

熱に浮かされていた近藤の目が開いた

近藤「何故、こ、この者たちが……わ、わしを殺す気か?」

治療道具の刃物を持っているのを、勘違いしたらしい

直虎「殺すつもりならば、このまま捨て置きます」

家康、和睦へ動く

一方、常慶に手はずを整えさせた家康は、密かに氏真と会っていた

家康から、和睦を申し入れてきたのである

氏真「何故、余を助ける?」

家康「わがほうもすり減ってきておりますし、そちらも同じことかと……」

氏真「しかし、余の首を取らねば、あの人でなしは怒り狂おう」

家康「武田は今、余裕をなくしておりますし。北条様の元に身を寄せられれば……」

氏真「答えになっておらぬ気がするがの」

家康「……少し、戦に嫌気も差しまして」

氏真「は?そのほうがか?」

家康「私はなにも好んで戦をしておるわけではございませぬ。せねばならぬようおいこまれているだけで」

氏真「和睦はありがたいぞ、三河守殿…..」

家康「……はい、太守様」

龍潭寺にやって来た方久を見て龍雲丸は目をむいた

なんと、二人とも見事に剃り上がっている

方久「昊天様に弟子入りをしようと決めました」

龍雲丸「で、弟子入り?」

方久「もう戦道具は売りませぬ。たとえ、いかに儲かろうとも。では何を売るか。戦道具と同じほど儲かり、しかも人を助けるもの。それは薬にございます!これよりは薬を商います。ないところにはばらまき、あるところからはぼったくり!再び巨万の富を得とうございます!」

龍雲丸「……ま、毒は売らねえようにな」

方久「そうじゃ。頭はこのあと、どうするのじゃ?」

龍雲丸「そうでさあねえ……」

空に雲が流れていく。龍雲丸は、しばし流れ雲の行く先を見つめていた

しばらくして、昊天たちがざわついている
龍雲丸の姿が、どこにも見えないのだという

起き上がれるようになったとはいえ、完治にはほど遠い状態である

直虎「探してきます」

直虎気賀龍雲党の根城に到着した
薄暗い中に目を凝らすと、奥のほうにうずくまっている人影が見える

直虎「頭?」

駆け寄ってみれば、龍雲丸が痛みに顔をしかめて脂汗を浮かべている

龍雲丸「尼小僧様……」

直虎「まったく、なんというむちゃをするのじゃ」

龍雲丸「大事ねえかと思うたのですが……誰か戻ってきてはねえかと思ったんですがね。悪運が強えというか……なんで、いつも俺だけ生き残っちまうんでさぁね」

直虎「……われもじゃ、頭。われも、われぼかりが生き残る……何故、いつもそうなるのかと……。こたびも何故、但馬ではなく、役立たずのわれが生き残ってしまったのかと、思う…なれど、そなたを助けることができたことだけはよかった……そなたが生きておってよかったと……」

顔をそむけると、龍雲丸が手で自分の目を覆い隠した。それから、もう片方の手が、そっと直虎の手を握りしめた

掛川城は、氏真と春が出立の支度をしていた

春の実家北条家へ身を寄せることにしたのである

わずかな手勢を連れて夜のうちに掛川城を出立した

今川氏は減亡し、かくして、遠江全域は徳川の治めるところとなった

家康は朝になって入城を果たした

家康「入れたの。入れてしまったのー」

忠次「これで済むとお思いですか?武田は怒り狂いましょう。今度は何を仕掛けてくるか」

家康「まあ、なんとかなるのではなか?」

おもな出演者

井伊 直虎 主人公(次郎法師) 柴咲コウ
龍雲丸 龍雲党の頭 柳楽優弥
南渓和尚 龍潭寺の住職 小林薫
昊天 龍潭寺の僧 小林和重
祐椿尼 直虎の母 財前直見
中野 直之 井伊家家臣 矢本悠馬
南渓和尚 龍潭寺の住職 小林薫
德川家康 松平家当主 阿部サダヲ
酒井忠次 松平家家臣 みのすけ
本田忠勝 松平家家臣 高島政宏
今川氏真 今川家当主 尾上松也

【大河ドラマ放送日時】

毎週日曜 総合テレビ 午後8時より

BSプレミアム 午後6時より

再放送 毎週土曜 総合テレビ 午後1時5分より

●各回のあらすじはコチラ です➡「おんな城主 井伊直虎 」あらすじ一覧

しのぶの一言

皆殺しにされた堀川城

気賀の民たちがたくさん犠牲になってしまった

井伊家も失い、政次も失い、どん底に突き落とされる

でもそんな中、龍雲丸がかろうじて生存していたこと

川名に落ち延びている井伊の人々が皆で楽しそうにそしてたくましく生活し、その中に政次の息吹が残っていること

に希望を見出すことが出来て、なんだかホッとできる回でした

今はどん底だけど、これから這い上がっていけるのか?

それともまた底に堕ちるのか?

それは、わからないけれど

でも、井伊の人たちはきっと大丈夫!

そう信じています



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