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直虎が城主になったときから登場した直之は直虎には激しく反発して、キャンキャン吠えまくる男でした
でも実は、直之はいざという時には必ず助けてくれる強い味方
直虎とは何度も激しくやり合ったけれど、その度に絆を強め深く信頼しあうようになるのです
直虎と直之の最後になると思われる言い合いで、直之は直虎に対して男冥利につきると言い、ニヤッと笑います
男冥利に尽きるとは、
男に生まれてこれ以上の幸せはないという意味
ホントこれにはぐっとくるものがあって…。
直之はやっぱり男の中の男だ!と思いました
なぜ直之は徳川へ行くことを拒否したのか
井伊家が滅亡した後も、直之にとっては直虎こそが殿だったのです
直之はずっと井伊の民のため、そして直虎のために命をかけて生きてきたのですから
だから、直虎に徳川のもとへ行くように言われたときは本能的にNo!と言ったのではないでしょうか
でも直虎の真意を知り、直之はまたもや直虎に従ってしまったのでしょう
男冥利発言を再現!
直之は徳川が召抱えたいという意向を直虎から伝えられますが断ります
直之「それがしは井伊谷の番人にございますゆえ、徳川には参りませぬ」
その後、直之は井戸に向かって何やらぶつぶつとつぶやいていたるのを直虎は見つけました。直之は、今は亡き但馬に話しかけていたのです
直之「徳川が織田に頭を押さえつけられておる様は、何やら昔の井伊を見るようでの……しかし、俺までここを去るわけにはいかぬわのう、但馬」
そこに直虎が現れる
直虎「之の字。われは今、戦のない世をつくり出せぬかと思うておる。万千代を通し、徳川を日の本一にするというやり方で……そのためにも、万千代のそばに行ってくれぬか」
直之「……お気は、確かか、織田に首根っこを押さえられておるありさまですそ」
直虎「故に物言える大名にせねばならぬ」
直之「どのくらいの力の差があると……」
直虎「やってみねば分からぬではないか!かつて、われは戦火を避け、戦から逃げようとし……そして、逃げきれなかった。その中で命を落とした但馬、いまだその名さえ知らぬ幼子、龍雲党の者たち。戦をなくすという戦は、われにとっては弔い合戦でもある。じゃから、どうか、共に戦うてはくれぬか。之の字、われと共に戦うてはくれぬか」
直之「…..殿。俺は俺なりに折り合いをつけてやってきたのでございますよ。女子が己の殿となり女子だからこそ守るのだと己に言い聞かせ、その殿は今度は井伊を潰すと言い、ならば井伊谷の番人になればよいと思い直し…。そうやってやってきて、今があるのでございます」
直之「断ることなどできるわけがございますまい!俺だって見てきたのですから。殿が、但馬が、必死に戦を避けようとする様を、避けられなかった様を。百姓となってなお武田から皆を逃がす様を、あなたの、その隣で見てきたのですから!殿がさような戦をするというのなら、やってみるしかないではないですか!」
直虎「わがままばかりで、すまぬ。之の字」
直之「…まあ、男冥利に尽きるということにしておきますよ」
※之の字とは直之のこと
直虎と直之の今までの主なやりとり
城主になった時
女が城主になるなんてと大反発!事あるごとに、早く城主を降りろと直虎に迫り険悪なムードに
今川に呼び出された時
直虎が今川に呼び出されたとき、直之に供に来てくれるように頼んだのに直之はきっぱりと断る
今川に呼び出されるということは、殺される可能性が高いのに。
案の定、直虎は途中で刺客に襲われる。
直虎が刺客の手にかかりそうになったその時、刺客が目の前でばったりと倒れた!
直之が駆けつけくれ、直虎を助けてくれたのだ!
井伊が滅亡した時
井伊が今川により滅亡へと追い込まれた時も、直之は直虎と井伊を守るために全力で尽くした
直虎が井伊を再興しないと決めたときは激しく怒ったりしたけれど、それでも何かあれば直虎の元へ飛んできてくれた
井伊谷に武田が攻めて来た時
井伊谷に武田軍が迫ってきた。井伊谷城城主の近藤は応戦する構えをみせていた
しかし戦争を避けたい直虎は近藤に直談判する。その時も直之は直虎を助けた
井伊谷城に直虎は鎧姿で入り込み、 直之は自分の主人である近藤に刃を向けたりもした(一時的に)
しのぶの一言
はじめの頃は、直之は直虎にキツい事をはっきり言って嫌な男だなぁと思っていました。
でも実は、そうじゃなかったんですよね
直虎のことを守ろうと命をはっていたのですよね
そして、直之はもちろん男前だけど、直虎もまた相当な男前な人だなぁと改めて思いました
そして男前な女子というのはモテますなぁ〜♡