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第30話 2018年8月12日放送
ネタバレを含みます
まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう
吉之助、上洛
吉之助は再び上洛した
参勤交代の再開の撤回すべく、島津家とゆかりのある公家・近衛忠房と父の忠煕に孝明天皇へ口添えを依頼する
しかし孝明天皇は一橋慶喜を信頼していて、つけ入るすきがないのだという
下手なことをして、岩倉具視(笑福亭鶴瓶)のように都を所払いされることを恐れて、近衛親子は吉之助たちを取り合わない
岩倉具視は、かつて公武合体を推進して、孝明天皇の妹・和宮と徳川将軍・家茂(いえもち)との縁談をとりまとめに尽力した人物
しかし今では、朝廷を幕府に売った大罪人として糾弾され、朝廷から追放、一族もすべて天皇のそばから追い払われていた
吉之助は岩倉具視から忠房たちへ当てた手紙を見て、その内容に感激した
“帝が親で民が子で、身分の違いのない世にしなければならない”
吉之助は岩倉ならば朝廷と幕府を切り離すために動いてくれるのではないかと考え、岩倉のもとを訪れた
岩倉具視との出会い
岩倉は朽ち果てたあばら家に暮らしてあた
しかも、事あるごとに金の無心をするような男だった
屋敷の離れでは賭場(とば)を開いていて、そこで吉之助は桂小五郎と再会する
賭場(とば)とは
賭博(金や物などをかけて勝負事をすること)をする場所
幕府に追われる身となっていた桂は、吉之助に対して冷淡だった
吉之助がじきに強行される長州征伐の際に薩摩と手を組み幕府を潰す計画を持ちかける
いがみ合う薩長が手を組めば、幕府を見限った諸藩も後に続くはずだと説いた
しかし、吉之助に裏切らたため長州藩が朝敵とになった考えていた桂は、その考えを一蹴する
その後、岩倉のもとに残った吉之助は、岩倉の書いたある手紙をみつける
それを読んで吉之助は感銘を受ける
”日本をひとつとして国難にあたるべし。もし幕府が朝廷の威を借りて、天下の政道を悪用するようなことがあれば、すぐに朝廷と幕府を引き離さねばならん。それがかなわぬときは、幕府を倒すこともやむなし。薩摩藩と長州藩のふとつの大藩に手を結ばせ、反幕府の狼煙(のろし)を天下にあげねばならん”
長いあいだ都から追放されていた岩倉はもう諦めかけていたのだ
吉之助は岩倉を励ましたが、岩倉はうるさがって吉之助を追い返してしまった
それでも吉之助は諦めず、今度は岩倉の話に共感した多くの者を引き連れて再び岩倉のもとを訪れた
その中には、岩倉の息子もいた
息子たちは帝の許しを賜りそばに戻ることもできたのだという
そして帝から岩倉への次のような言葉も賜っていた
岩倉は達者であるか、狆は決して忘れてはおらぬぞ
岩倉は感激し、再びに都へ、天子さまのおそばへ戻ることを決意するのだった
しのぶの一言
鶴瓶さんの岩倉具視がすごく面白くて、見入ってしまいました
今までも幕末ものには岩倉具視が出てくることはありましたが、ずる賢くてなんだかよくわからない人物という印象しかもっていませんでした
鶴瓶さんの演じる岩倉具視は、お金に汚くて、調子よくて、あまり信用できなさそうな感じですが、人間臭くてどこか憎めない人
幕府を倒すために朝廷とつながる人と接点を持ちたいと願っていた吉之助は、この胡散臭いけど何か大化けしそうな岩倉に賭けたように見えました
半丁はめっぽう弱かった吉之助だけど、でもそれは賭場での話ですからね
来週からは坂本龍馬も絡んできて、さらに盛り上がりそう!
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