西郷どん(せごどん)第13回あらすじと感想!薩摩へ帰る!ネタバレあり!

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©NHK

前回は江戸で大地震が起きたところで終わりました

今回は、篤姫のお輿入れ、そして斉彬、吉之助らは薩摩へ一時帰国します

殿が一つだけ薩摩ことばを口にする伝説のシーンがあるそうなのでお見逃しなく!

●前回のあらすじはコチラ↓



第13回 2018年4月8日放送

ネタバレを含みます

まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう

篤姫お輿入れ

安政2年(1855)10月に起きた安政の大地震の被害は甚大なものだった

篤姫の輿入れのために用意された婚礼道具も壊れてしまい、篤姫将軍家輿入れ翌年に延期となった

しかし、これ以上引き延ばすわけにはいかないと考えた斉彬は、あと1年ですべてを再調達するように吉之助に命じた

安政3年(1856)冬の日、篤姫は御台所となるべく、江戸城へと入った

篤姫の婚儀は、幕府と薩摩の威信をかけた盛大なものとなり、輿入れ行列は先頭が江戸城に達しても、後方はまだ薩摩藩屋敷を出ていないというほどだった

芝の薩摩藩邸では、斉彬吉之助を呼んで祝杯をあげていた。斉彬からその働きを褒められた吉之助は、目に涙を浮かべて酒を飲む

吉之助は、薩摩切子のグラスを見つめた。それは、斉彬が集成館で作らせてただった。

集成館では、軍艦や大砲はもとより、切子ガラス・紡績・ガス・エレキテル・洋式の農具・印刷・酒などもつくられているという

集成館とは?

鹿児島市の仙巌園(磯の御殿)に隣接して建てられた日本初の本格的な洋式工場群。欧米列強に対抗するため、薩摩藩主の島津斉彬によって設けられた反射炉・溶鉱炉・ガラス工場などからなる
現在は島津家の歴史資料館「尚古集成館(しゅうこしゅうせいかん)」として活用されているほか、機械工場や反射炉跡などが「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産に登録されている

斉彬は、新しい技術を身につけた職人たちが育って金を稼ぎ、便利な道具を使って農民の収穫量が増え、商人たちは交易を広げていくような未来予想図を描いていた

斉彬は民の暮らしが満ち足りていれば、自然と国がまとまるはずだと考えていた

この日のふたりだけの楽しい宴を、吉之助は生涯忘れることはなかった

薩摩へ

安政4年(1857)春、吉之助は大山格之助とともに、国入りの斉彬に同行して薩摩へ旅立つこととなった

薩摩への道中、斉彬は島津家と縁の深い京都の公家・近衛忠煕(このえただひろ)のもとに立ち寄った

近衛を通じて僧・月照(げっしょう)に会うためだった

紫衣(しえ)をまとった月照の美しさに吉之助は見入ってしまう

紫衣(しえ)とは?

紫色の袈裟(けさ)および法衣(ほうえ)の総称。中国の慣習にならって紫は日本でも高貴な色とされ、勅許などによって高位・高徳の僧だけに着用が許された

月照孝明天皇と親交があり、また斉彬が月照を通じて帝に一橋慶喜を次の将軍とする詔を求めようと企てていることを知って吉之助は驚嘆した

詔(みことのり)とは?

天皇の命令を直接伝える文書のこと
臨時の重要事項の宣告などに用いられた

一方、薩摩の大久保家では、正助に嫁取りの話が浮上していた。相手は、上役の早崎七郎左衛門(はやさきしちろうざえもん)の娘で満寿(ます)という

吉之助が薩摩に帰郷したのは、その年の5月のことだった。3年4か月ぶりとなる吉之助の帰郷を家族は大喜びした

しかし、西郷家の暮らし向きはいっこうに変わらず、吉兵衛が残した借金と吉之助の江戸行きのために借りた金の支払いで首がまわらなくなり、一時は家を売る寸前まで追いこまれていたという

そんなとき吉之助の妹.琴の夫である市来正之丞が藩から40両もの金を借りてくれたおかげで、西郷家の者たちは家から出ていかずにすんだのだ

その話を聞いた吉之助は自分の手当てで家計を助けたいとは思いつつも、江戸での生活には金がかかり、里の家族まで養うことはできないことを嘆いた

その夜、西郷家には正助村田新八有馬新七ら懐かしい仲間が集まり、吉之助大山の帰郷を祝って宴が催された。

篤姫の輿人れの際に活躍した吉之助は、斉彬の覚えもめでたいと評判で、その噂は薩摩にまで届いていた

吉之助斉彬直談をしていると聞いた新八たちは、斉彬との新の内容や、斉彬の人物像などを興味津々に吉之助に聞いてきた

吉之助は怒った!

自分が誰と会ってどこへ行ったかはすべて斉彬の命令なので、軽々しく口にできることではないのだ

気まずい空気になったその直後、正助嫁をとることになったのだと告白すると、吉之助は自分のことのように喜び、みんなに祝いの酒を注いだ

安政4年9月、斉彬は玉のような男の子哲丸に恵まれた

久光は斉彬に嫡子誕生の祝いの言葉を述べると、哲丸を支えて島津家を守るために尽力する意向を示す

そんな久光に対して、国がなくなるかもしれない一大事を前に、家など守っていても仕方ないと斉彬は諭した

そして軍艦を入手しようとしている自分の意図を吉之助に答えさせる。

吉之助「大事なこつは勝つことではなく、異国と対等に付き合うこつにございもす」

一介の庭方役が答えたことに驚いた

斉彬久光自身も変わらねば島津家を任せられないと苦言を呈した

再び江戸へ向かう

同年10月末に、正助の祝言がおこなわれた。ところが、花嫁が大久保家に着く直前に伝令が駆けこんできて、吉之助登城命令が下ってしまう

友の祝言を楽しみにしていた吉之助だったが、うしろ髪を引かれる思いで城へ向かった

鶴丸城で吉之助を待ち受けていたのは、老中・阿部正弘訃報だった

斉彬もさすがに力を落とした様子で、一橋慶喜を次期将軍にする計画は頓挫せざるをえないと思われたのだが、吉之助は殿を励ました

そんな吉之助に対し、斉彬は再び薩摩を離れて江戸で働いてもらうと命じた

その夜、吉之助は祝言が終わった大久保家を訪ねた

吉之助正助も江戸に同行させてほしいと斉彬に願いでたこと、そして長岡監物という人物のいる熊本まで行ける許可をもらったことを正助に話した

しかし正助は、自分は自力で江戸に出るつもりなので、つまらないことはしないでほしいと拒んだ

喧嘩別れをしたまま吉之助が再び江戸へ旅立つ日がやってきた

正助の妻・満寿は、黙って旅支度正助に差しだした

祝言の夜に吉之助との話を聞いていた満寿は、今なら追いつくことができる正助を促したのだ

意地を張った正助吉之助を追うつもりはないと言う

満寿正助はいい友を持っていて、吉之助もきっと待っているはずだと声をかけた

ハッと目が覚めた正助はすぐさま旅支度を奪いとって飛びだした

熊本へと走る道中、正助の前方からも走ってくる男がいた

それは吉之助だった

吉之助正助に向きあうと、大久保正助という大事な忘れ物をしたので戻ってきたのだと息を切らして笑った

心のわだかまりの解けた正助はこの日、生まれて初めて薩摩をあとにした

しのぶの一言

せっかく薩摩に帰り友人たちと会えたのに、お殿の事を聞かれた吉之助がキレて気まずい雰囲気になったり、正助から上から目線で物を言ういうなと言われたり、すれ違ってしまうのがなんとも切なかったですね

そのぶん、大事な忘れ物をしたと走って帰ってきた吉之助と追いかけてきた正助がバッタリ会うシーンは感動的なものになりました

それにしても、吉之助に負けないくらい正助も熱い男なんですね

そして正助の新妻、満寿さんのよく出来た女子ですねー

月照さまの美しさも尋常ではなくて印象に残りました!

それから、斉彬さまの薩摩弁は、おやっとさぁでした。このシーンも心温まるよいシーンでしたね!

●次回はコチラ⬇

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