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第37話 2018年10月7日放送
ネタバレを含みます
まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう
吉之助を江戸での対談
天璋院「西郷、頼みを聞いてくれ」
天璋院(北川景子)は自分と慶喜(松田翔太)の命は差し出すので徳川家だけは救ってほしいというのだ
吉之助(鈴木亮平)は天璋院には申し訳ない気持ちでいっぱいなったが、その申し出を断った
新しい世を天下に示すには、徳川を完膚なきまでに打ち砕かねばならないのだ
吉之助は、天璋院と幾島を藩の屋敷に迎える準備はできていると告げた
天璋院「いいえ、私はここにおります。徳川の名に懸けて、私も命を懸けて戦うのみです!」
江戸総攻撃の前日、吉之助は勝海舟(遠藤憲一)と会った
勝は攻撃中止を申し入れ、そのための条件を出してきた
慶喜は隠居して水戸で謹慎させ、江戸城は明け渡し、軍艦・武器の額いは、徳川にそれ相応の数を残して引き渡すという
一度に何もかも取り上げてしまうと、抗戦を主張している徳川の家臣たちが暴走しかねないからだというのだ
さらに、慶喜の暴挙を助けた者の処分も寛大にしてほしいのだと
勝「西郷どん。江戸百万の民に塗炭の苦しみをなめさせてつくる国に、この先どんな望みがあるというんだ?」
長い沈黙が続いた
吉之助「……分かいもした」
半次郎と川路を呼び、総攻撃の中止を告げた
そして、すぐに京に向かった
京では、大久保一蔵(瑛太)、桂小五郎(玉山鉄二)らが新政府の組織づくりに着手していた
まず大総督の有栖川宮の同意を取り、京に着いた吉之助が勝から託された降伏の条件を伝えた
しかし、桂小五郎だけ異を唱えた
桂「徳川慶喜を許し、武器弾薬、軍艦まで残させたら、いずれまた戦になるぞ!」
西郷「そんときは、おいが慶喜を討ちます」
吉之助の気迫に押されて桂は何も言い返せなくなった
再び江戸に戻った吉之助は寛永寺を訪れた
慶喜「……俺を殺しに来たか……今度こそ、その小刀で俺を斬るんだろ」
吉之助は慶喜に何ゆえ、戦わずに逃げたのか聞いた
慶喜「俺は、ロッシュから逃げたのだ」
ロッシュは慶喜に、いざというときはフランスが援助する代わり、勝利した暁には薩摩をよこせと交換条件を出してきたとのだいう
そんなことをすれば、自分は朝敵どころか、売国奴になってしまう
だから、急に恐ろしくなって逃げたという
逃げなければ、戦は長引き、薩摩はイギリスと取り引きするかもしれず、フランスだけでなく、イギリスも日本に引き入れることになってしまう
慶喜「俺にできるのは……逃げることだけだった」
吉之助は慶喜を徳川さえよければ、国も平気で売る男、日本を自分のものだと思い込んでいる男だと思っていたが、どうやら思い違いをしていたらしいことがわかった
江戸無血開城、抵抗勢力が台頭
慶応4年4月11日、江戸無血開城は無事に終わった
しかし、江戸城明け渡し後も、会津藩や東北諸藩は徹底抗戦の構えを見せていた
これに旧幕府軍が加わり、さらに軍艦の引き渡しを拒否した榎本武揚率いる海軍も江戸湾から脱走した
一方、上野の寛永寺には、新政府に不満を持つ旧幕臣や、各地からの脱藩浪士が集まっていた
彼らは「彰義隊」と名乗っていた
「われらは降伏した覚えはない!」
「戦わず屈しては、徳川武士の面目が立たぬ!」
死ぬ覚悟を決めた者たちの勢いは勝や山岡でも抑えきれず、江戸の民たちも彰義隊に同情的だという
江戸城では、急遽新政府軍による軍議が開かれた
この混乱が長引けば江戸の民を苦しめる
吉之助は京に援軍を頼み、大軍をもって攻め落とすことを進言した
そこへ桂小五郎から派遣された大村益次郎(林家正蔵)という男がやって来て、上野での戦は半日で片づくと豪語した
大村益次郎は第二次長州征伐の際に、わずか3500の兵で幕府10万の大軍を打ち破った戦略家である
この大村の登場により、流れは一気に上野攻めへと向かった
しのぶの一言
今回も神回と言えるのではないでしょうか
旧幕府軍を追い詰め江戸総攻撃をかける直前に、吉之助が新政府軍の代表として天璋院、勝海舟、徳川慶喜と相次いで会談し、ゆらぎをみせるシーンが本当に素晴らしかったです
もう、この段階では薩摩藩士の吉之助ではなく、日本を代表する英雄・西郷隆盛へと変貌していたように見えました
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