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第43話 2018年11月18日放送
ネタバレを含みます
まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう
朝鮮派遣を巡って意見が対立
使節団の失敗を帝に叱責されてしょげかえっていた岩倉具視(鶴瓶)は、伊藤博文(浜野謙太)にそそのかされて料亭にやってきた。
きれいどころを用意したなどと言われていただが、部屋に入ると暗い顔をした男ばかりが座っていた。
木戸(玉山鉄二)井上(忍成修吾)山形(村上新悟)ら、政府に居所のなくなった長州勢である。彼らがもう一度、政府に戻るためにはやはり岩倉の力が必要だったのだ。
そこへ、政府を追い出された大久保利通(瑛太)がやってきた。西郷(鈴木亮平)に勝ち、今の政府をぶっ壊したい。そのために、西郷の朝鮮派遣を覆そうというのだ。岩倉は面白がった。
岩倉に伴われて会議に参加した大久保は、真っ先に朝鮮派遣に反対した。西郷が派遣先の朝鮮で殺害されるようなことになれば戦の火種になる可能性がある。朝鮮よりもまず、国内のことを優先すべきだと主張した。
大久保は、西郷と留守政府を守っていた面々と激しい口論となった。旗色の悪くなったしぶしぶ岩倉は西郷の朝鮮派遣を認めた。
しかし太政大臣の三条(野村万蔵)が心労から倒れてしまい、予定されていた閣議は中止になった。
岩倉使節団の逆襲
後日、再び閣議が開かれると、岩倉が太政大臣の代理であると宣言した。さらに、朝鮮使節派遣については中止することになっていた。西郷は憤ったが、”まずは国政を整えるべし”という帝のお言葉を覆すことはできない。
しばらくして、西郷は政府に辞表を提出した。江藤(迫田孝也)、後藤(瀬川亮)、板垣(渋川清彦)も政府を去る。
西郷のいる長屋に木戸が訪ねてきた。木戸も政府から身を引こうとしていたことを察した西郷は、それを制した。長州の仲間たちのためにも政府に残ってもらいたい、異国で見てきたことを国政に活かしてもらいたいと説いた。
西郷は東京をたつ前に、大久保邸を訪ねた。西郷は大久保が回りくどいやり方を使って自分を追い出したことを批判した。ハッキリと言ってくれれば周りを巻き込むこともなかったのだと。
大久保「卑怯者とでもなんとでも言え。おいを憎め。みんな覚悟のうえじゃ!」
西郷「じゃっどん、憎めん。」
自分が正しいと信じたら突き進み、何がなんでもやり遂げる大久保という男をどうしても嫌いになれないのだと。あとは自分のやり方で思い切りやればいい。自分は鹿児島に帰り、畑を耕すと、西郷は明るく笑って、部屋を出ていった。
そして、これが2人の永遠の別れになる…
しのぶの一言
西郷と大久保の最後のやり取りはすごかった。西郷と会わないようにしていたのに、おゆうの配慮で西郷は大久保に東京を去る前に会いに行く。
西郷は大久保のやり方を激しく非難するけれど、最後は自分の負けだと優しく笑う。
本気で怒るのも愛があるからだし、許すのも愛、信じて励ますのも愛があるからなんですよね。
大久保は西郷と目を合わさないようにして、冷たく突き放すつもりだったのに、こんなふうにまっすぐに思いを伝えられたら…もう何も言えない。ただ泣くしかない。
西郷と大久保が小さい頃から、辛い時は真っ先に助け合いながら一緒に生きてきたのをずっと見てきたから、このシーンはやっぱりじ~んときた。というより、号泣してしまいました。
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