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©NHK

昭和40年に東京で開催されたオリンピックは、公式記録映画としてちゃんと残っています。

当時の最後の技術を結集して作られた「東京オリンピック」は単なる記録映画でとどまらない、芸術性の高い素晴らしい作品です。

内外の高い評価を受け、カンヌ国際映画祭では国際批評家賞、英国アカデミー賞ドキュメンタリー賞を受賞しています。

興行的にも大ヒットし、日本国内では12億2321万円の配給収入を記録。観客動員数は2350万人、事実上日本映画史上最多であるといわれています。

半世紀以上にも撮影されたというにもかかわらず、今も見てもとても新鮮です。

選手たちの息づかいや、観戦している人々の興奮が伝わってきて、自分も一緒に観戦しているような錯覚に陥ります。

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映画「東京オリンピック」

1964年10月10日から24日まで開催された東京オリンピックを撮った公式記録映画です。

初めは監督は黒澤明が予定されていましたが、途中で降板し、市川崑監督が撮りました。

1965年製作
170分
原題:Tokyo Olympiad
配給:東宝

スタッフ

総監督:市川崑
監督:渋谷昶子(バレーボール)、安岡章太郎(体操)、細江英公
脚本:市川崑、和田夏十、白坂依志夫、谷川俊太郎
監修:与謝野秀
制作補:谷口千吉
音楽監督:黛敏郎、(開会式冒頭のテープ音楽「オリンピック・カンパノロジー」も作曲担当)
技術監督:碧川道夫
美術:亀倉雄策
撮影:宮川一夫、林田重男、中村謹司、田中正
ナレーター:三國一朗

みどころ

オリンピックの施設を建設するために、既存の建物が壊されるシーンから始まる。
世界中から東京へやってくる選手たち、当時の日本の様子などが写っていてる。
各国入場行進から競技前後、選手村での様子、特定の選手に密着したシーンもある。
観戦されている人々の中には、昭和天皇や、皇太子時代の現在の上皇陛下や美智子さま、長嶋茂雄や王貞治の若かりし様子もある。
東洋の魔女や大松監督もバッチリ写ってます。
マラソンは長め。沿道が映し出されるので当時の東京近郊のや人々のが様子がわかり、面白い。

まとめ

初めてアジアで開かれたという1964年の東京オリンピック。

その興奮と熱気が感じられました。

東京オリンピックを見たことがある人もそうでない人も、2020年のオリンピックの前に1964年のオリンピックを見ておいてはいかがでしょうか?

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