第32話 2019年8月25日放送
ネタバレを含みます
まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう
国民の期待!
ロサンゼルスから帰国した選手団は歓迎会へ向かった。永田東京市長(イッセー尾形)は前畑(上白石萌歌)を見つけると、なぜ金メダルを取ってこなかったのかと迫り、たった10分の1秒差で2着になったことを嘆いていた。
それを聞いた田畑(阿部サダヲ)は、だったらアンタが泳いでみればいい!と永田に食ってかかった。岸(岩松了)が止めに入ったが、泣いている選手たちを見て岸もまた怒りを爆発させる。
永田市長は前畑に謝罪した。
永田「すまなかった。だが、全国民が君を応援していた。だから悔しいんだ。」
永田の言葉どおり、前畑のもとには激励の手紙が山のように届いていた。その中には4年後のベルリンで金メダルを!というもの期待が多く寄せられていたのだ。
前畑は4年後のことは全く考えていなかった。つらい練習を重ねても4年後に勝てる保証もないのだ。
そんな前畑の夢枕に両親がたった。一旦やり始めたことは途中でやめたらあかんと言う。前畑はまた水泳の練習に打ち込見始めた。
次期オリンピックはベルリンで開催される予定だったが、オリンピック無用論を唱えるヒトラーが首相となったら、ドイツはベルリン大会を返上し、ローマが第11回大会に繰り上がって、第12回大会は東京に転がり込む可能性も考えられていた。
しかし、ヒトラーは首相に就任するとベルリン大会を支持する声明を出した。オリンピックを利用して、ドイツを世界の一流国と認知させることがねらいらしい。
オリンピック東京招致を言いだした永田は、部下の汚職の責任を 何気とって突然辞職してしまう。
ジュネーブで開かれた国際連盟総会では、満州事変に関する「リットン報告書」が可決され、日本は国際連盟を脱退した。
新しいオリンピック委員を選出!
そんな状況の中、東京市庁舎で「紀元2600年、国際オリムピック競技大会東京開催に関する実行委員会」が開かれた。
その席で嘉納は、元国際連盟事務次長の杉村陽太郎(加藤雅也)、元貴族院議員で英国留学経験がある伯爵の副島道正(塚本晋也)、陸上総監督の山本忠興、水泳総監督の田畑、そして永田の後任の東京市長を実行委員にすると告げた。
田畑は菊枝(麻生久美子)と結婚することになり、お祝いの席には余興として落語家が呼ばれた。高座に上がったのはあの孝蔵(森山未來)だった。
孝蔵の人気も上々で、お座敷や結婚式の余興、ラジオ出演などにも呼ばれるようになっていた。
熊本の池辺家には小松勝(中野太賀)という青年が金栗を訪ねていた。金栗四三の著書「ランニング」に感銘を受け、九州一周の旅の途中に立ち寄ったのだという。金栗は急遽、小松に同行することを決めてしまう。
東京市長には牛塚虎太郎(きたろう)が就任する。
またIOC総会では、杉村がIOC委員に選ばれた。日本人のIOC委員は、嘉納、岸、杉村の3名となった。この頃、岸は体調を崩して入院していが、しばらくして急逝した。
岸のあとのIOC委員には副島が選ばれた。
1940年のオリンピックの候補地は、東京、ローマ、ヘルシンキにしぼられていた。ローマでは大理石の壮厳な競技場が完成間近で、ローマでの開催を支持する声が多かった
東京を支持してもらうにはどうしたらよいのか・・・。
嘉納は、首相のムッソリーニに直接交渉するのはどうだろうと言い出した。
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