
©NHK
第41話 2019年11月3日放送
ネタバレを含みます
まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう
田畑vs川島
年後の東京オリンピックに向けて組織委員会が立ち上げられた。
田畑(阿部サダヲ)は事務総長を務める。運営責任者であり、オリンピックの司令塔的な立場だ。
田畑は国立競技場周辺を再現したを俺のオリンピックと呼び、渉外部の岩田(松坂桃李)、式典課の松澤(皆川猿時)らを率いてはりきっていた。
ところがオリンピックに一枚噛もうとした政治家たちが組織委員会に押し寄せる。
組織委員会顧問には自民党幹事長の川島正次郎(浅野忠信)が、会長には津島寿一(井上順)が就任する。
田畑は選手強化対策本部の本部長も兼任し、女子バレーボールが非常に強いことを聞きつけ、大阪の日紡貝塚(にちぼうかいづか)女子バレーチームの練習を視察に行った。
そこで鬼の大松こと大松博文監督(徳井義実)が女子選手相手に厳しい練習を行っているのを見る。
目に余るものがあり、田畑は大松を柔道場へ連れていく。
「どうだ、 君のように声を荒げる者は一人としておらんだろう、粛々と己の技を磨き、礼に始まり礼に終わる」
しかし当の大松は全く聞いておらず、柔道の受け身から、「回転レシーブ」のヒントを得て、喜んで帰っていく。
組織委員会では、選手村の設置場所についての話し合いも行われる。
進駐軍が引き揚げたあとも、東京近郊には七つの米軍ャンプが残っている。そのいずれかを選手村として活用すべく返還してもらう交渉が進められていた。
アメリカからは埼玉県朝霞のキャンプ・ドレイクを提案されていたが、田畑は遠すぎると反対した。
駐留米軍将兵の住居である代々木ワシントンハイツこそが選手村にふさわしいというのだ。
「広さも十分、緑豊かで環境もよい、しかもメイン会場から一キロ以内」
ところが視察の結果、津島が朝霞を気に入り、選手村の場所は朝霞と決まる。
オリンピックを別の方面から後押しするクリエイターたちも田畑に手を貸してくれた。
グラフィックデザイナーの亀倉雄策が東京オリンピックのシンボルマークをデザインし、「世界のクロサワ」こと黒潔明が記録映画の監督に決定した。
また田畑は、岩田に勤務先の商社を辞めて専属職員として東京オリンピックを盛り上げるよう依頼する。
岩田は田畑から1年間口ーマに行き、ローマオリンピックを徹底的に視察して、盗めるものはすべて盗むよう命じられる。
その後、帰国した岩田にれば、ローマオリンピックの費用はイタリア政府からは全く出ておらず、トトカルチョ(サッカーくじ)の収益で賄われたという。
田畑らはこれを東京オリンピックにも取り入れようと提案するが、津島は神聖なオリンピック大会に導入するのはけしからんと反対する。川島も同調し、田畑と言い争いになる。
田畑「画期的なものをやろうとしてんだよこっちは、小役人ふぜいが口を挟むんじゃない。」
川島「貴様のオリンピックではない。これは日記本のオリンピックだぞ、国民のと言ってもいい」
田畑「国民のオリンピックとおっしゃいましたね、幹事長! だったら国民の一人一人がさ、 俺のオリンピックだって思えるように盛り上げてくれよ、先生方。功名心で組織委員会に名を連ね、記者が入る公開討論にしか顔を出さん、そんな役立たずの役人や政治家は出てってくれ!」
選手村も朝霧に決まりかけていたが、田畑は平沢(星野源)に代々木ワシントンハイツ返還の交渉を水面下で米軍と行ってほしいと頼み込んだ。
なぜそこまで代々木にこだわるのか?と問辺う平沢に、選手村はスタジアムの興奮が冷
めない距離でないとだめだと田畑は言う。
田畑「ロスの選手村は最高だった。さっきまで戦ってた選手どうしが芝生に寝っ転がって、レコードかけて踊って。 選手の記憶に刻まれるのは選手村で過ごした時間なんだ」
田畑「共産主義、資本主義、先進国、途上国、黒人白人黄色人種、ぐっちゃぐちゃに混ざり合ってさあ、純粋にスポーツだけで勝負するんだ。終わったら選手村でたたえ合うんだ。そういうオリンピックを東京でやりたい」
そのためには代々木でなければだめだ!と力説する。
しばらくして、平沢が私に考えがあると言った。
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