第12 話 2020年4月5日放送
ネタバレを含みます
まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう
運命の人
義輝(向井理)の苦しい胸の内を知った十兵衛(長谷川博己)は、美濃に戻った後も心が晴れずにいた。
そんなある日、十兵衛は、光安の息子でいとこの左馬助に誘われ、鷹狩りに出かけた。
のんびり馬を走らせているうちに皆とはぐれ、父の代から懇意にしている妻木荘にたどりつく。
井戸端で休んでいると、妻木家の娘、熙子(木村文乃)と出会った。
一昨年の夏、光安の使いで妻木家に米を運んできたとき、熙子は幼い頃の思い出話をした。
城下の祭りの日、父に連れられてきた十兵衛が、大きくなったらお嫁においでと言ってくれたと。
十兵衛より一つ年下の熙子はまだ嫁入りしていないと聞く。
母や叔父が十兵衛を早く結婚させたがっていることも薄々感じているし、今日ここへ来たのも、何かの導きかもしれない。
十兵衛が思い切って結婚を申し込むと、熙子はうなずいた。
織田家の行末
天文20(1551)年、尾張と三河の国境で戦っていた織田信秀(高橋克典)と今川義元は、義輝の仲立ちで和議を結んだ。
その結果、今川は尾張に接した重要な拠点を手に入れる。
自分の命がもう短いことを悟った信秀は、末盛城の病床に信長(染谷将太)、信勝(木村了)らを集めた。
信秀は、自分に万一のことがあった場合、末盛城は信勝に与える、信長はこれまでどおり那古野城で力を尽くせと言い渡す。
信長はこれを不服とし、信秀と決裂して座を立つ。
信長は帰蝶(川口春奈)の待つ部屋に入ると、信秀への不満をぶちまけた。
この城も、家老たちも、大事なものはすべて弟の信勝に与える。
これは皆、溺愛している信勝に家督を継がせたい母・土田御前(檀れい)の企みに違いない。
信長は悔し涙をこぼす。
帰蝶は義父の真意を聞きたくなり、信秀の居室に入り込りこむと、病床の信秀に尋ねた。
自分は尾張に命を預けた身、信秀にとって信長がどれほどの人間か教えてほしい。
部屋に戻った帰蝶は、信長に信秀の言葉を伝えた。
信長は自分の若い頃に瓜二つだ。長所も短所もまるで己を見ているようで、それゆえかわいい。
最後に、尾張を任せる、強くなれと言ったと。
頼芸の陰謀か?
一方、美濃では、事件が起きていた。
利政(本木雅弘)のもとに、土岐頼芸(尾美としのり)が手ずから育てたという自慢の鷹が贈られた。ところが、その鷹の爪に毒が仕込まれていたのである。
近習の一人が犠牲になり、利政は怒りをあらわにする。
利政は国集を招集し、頼芸を敵とみなす、一戦を交えるやもしれぬと豪語する。
高政(伊藤英明)は十兵衛に、自分たちは頼芸の味方につく、一緒に利政を倒そうと十兵衛にとささやいた。
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