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第35話 2020年12月6日
ネタバレを含みます
まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう
苦悩する将軍・義昭
坂本に明智の新たな城を築城中なので、家中のものはみな喜んでいるに、十兵衛(長谷川博己)はなんとなく浮かない顔をしている。
妻・煕子(木村文乃)は娘たまの治療で訪れてた東庵(堺正章)宅でその理由を知ることになる。
療養にやって来た藤吉郎(佐々木蔵之介)の母なか(銀粉蝶)が、煕子が誰かも知らずにこんな事を話した。
自分の息子は出世をしたのはいいが、妬まれて大変。出世もほどほどがよい。
なにしろ、大出世した明智光秀などは幕府に睨まれ、妻子を人質として京に残すように言われていると。
公方様(足利義昭)は信長(染谷将太)さまが嫌いだから、信長さまに引き立てられる明智さまに意地悪をなさる、と藤吉郎が言っていたとう。
煕子は十兵衛が坂本に行くのを気が進まぬと言っていたことに納得するのだった。
その話を聞いた駒(門脇麦)は義昭(滝藤賢一)を責めた。
なぜ十兵衛から妻子を引き離すようなことするのか。十兵衛を信用していないのかと。
義昭は十兵衛ではなく信長が信用できない。
十兵衛は信長と一体だ。摂津晴門(片岡鶴太郎)が放っておけないと騒ぎ出したから仕方がないだと言う
摂津のことを憎いと思うが、自分には他に味方がいないので、そうするしかないのだと苦しそうに弁明する。
やがて義昭は涙をながしながら、いっそ絞め殺してくれと駒に懇願する。駒は言葉を失った。
茶会に招かれた十兵衛に刺客が!
駒は摂津が十兵衛を暗殺する計画があることを察知し、伊呂波太夫(尾野真千子)にお金を渡し、阻止するよう頼む。
十兵衛は義昭が開く茶会に出席するために本国寺に出向くと、細川藤孝(眞島秀和)が待ち構えていた。
太夫を通じて十兵衛の暗殺計画を聞いていた藤孝は、十兵衛に茶会に出席に出ないように進言する。
しかし、十兵衛は制止を振り切り義昭のいる奥の部屋へ向う。途中には摂津が送りこんだ刺客が大勢控えており、激しい斬りあいになる。
十兵衛は足を刺され怪我を負うが、義昭のいる部屋になんとか逃げ込み、渾身の力を振り絞り、今までのことや自分の思いを義昭に訴えかけた。
そして、今こそ摂津や幕府の古いものを捨て去る良い区切りではないのかと。もし、信長が道を外れるよなら、自分は坂本城を返上し、二条城で義昭を守ると。
義昭も心を動かされたようだ。
そこへ、三淵藤英(谷原章介)がやってきた。
義昭は摂津と止めるように、もし従わない場合は捕らえたうえ、政所の役を免ずるととを命じた。
三淵は出ていくと、摂津を捕縛した。
実澄じいさまと帝
一難去って、十兵衛は伊呂波太夫にお礼に訪れた。
そして、帝(坂東玉三郎)とはいかなるお方なのかと問うてみた。
太夫は自分は一度しか会ったことがないが、帝のことをよく知る知り合いに会わせてくれるという。
その人物とは、古今和歌集を極めた三条西実澄(石橋蓮司)という年老いた公卿だった。
初めは十兵衛に対し冷淡だった実澄だが、十兵衛が万葉集にも通じていことを知り、興味をそそられたようだ。
実澄が参内した際、帝はなぜか実澄が十兵衛が会ったことを知っていた。そして、折を見て連れてくるよう命じたため、十兵衛は帝に拝謁できることになった。
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