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第20話 2018年5月20日放送
ネタバレを含みます
まだ詳細を知りたくない方は読まない方がよいでしょう
吉之助は菊池源吾として、大島で愛加那との新しい生活が始まっていた
一方薩摩では、薩摩の下級藩士たちは毎日のように吉祥院にあつまり、激しい議論がかわされていた
先代藩主・斉彬亡き後、薩摩の実権は島津斉興が握り、幕府寄りの政策が取られていたのだが、これに反対するものが多かったのだ
中には、斉興を斬るべきだという過激な意見も出されたが、大久保正助はそれを制した
正助は裏では斉興に通じていて、城下の若者たちの怒りや不満を報告して、その信頼を得ていた
正助は斉興を通じて久光にも近づくことにも成功する
そんな正助のやり方は仲間たちからはよく思われておらず、避難の的になっていた
やがて、幕府寄りの政策を推進していた斉興は亡くなった
今度は久光が藩主・茂久の父として、国父と呼ばれる立場になり、薩摩の実権を握るようになった
正助は久光にも取り入り、その力をうまく利用しようとしていた
その頃、大老・井伊直弼が安政の大獄を断行し、幕政に異議を唱える者を弾圧していた
薩摩の下級藩士たちの中でも、脱藩して井伊直弼を討つべしといきり立つものが出てきて、吉祥院に集結していた
そこへ突如、久光が正助を伴って登場したのだ
皆、驚いて平伏した
久光は殿から直々に賜ったという文を粛々と読み上げた
いざ時が来れば亡き斎彬の遺志を継ぎ、薩摩は今の乱れた世で必ずその務めを果たす。それまでは藩の名を汚さず、忠義を尽くしてほしい……
久光「皆の者、殿は時が満ちるのを待っちょっとじゃ!そいを忘れ、血気にはやって脱藩すっとは、殿への不忠と心得よ!時が来たら立つ!」
それを聞いた多くの藩士たちは感動してした
しかしの仲間たち(大山格之助、有馬新七、有村俊斎、村田新八)は、それが正助の企みだということに気づく
仲間を売って心が痛まないのかと非難する有馬に、売ったのではなく救ったのだと正助は答える
俊斎「そげんしてまで出世したかとか?」
正助「ああ、出世したか。出世して藩の政を握らねば、こん藩変えられん。こん藩を変えねば、こん日本も変えられん」
俊斎「もう口から出まかせはやめろ」
大山「やめ!小さかときからの友じやっどが!」
そこで、不意に新八が声を上げた!
新八「……みんな、待ってくいやい!」
正助が書いていた文を手にしていた
新八「吉之助さあを呼び戻してくれち、嘆願書でごわす」
正助がしてきたことは、すべて吉之助を島から呼び戻すためだったのだ
正助「……やっとじゃ。やっと殿にごん文をお届けできるところまで来たとじゃ」
大山「ないごて、そいを早よ言わん!」
正助「……おいはおいのやり方でしか、できん」
しかし、正助のやり方は有馬には受け入れられなかったようだった
有馬「おいは、好かん。わいのやり方も、何もかも。武士には実行あるのみじゃ!」
その後、桜田門外の変が起きた
井伊直弼は水戸と薩摩の浪士に暗殺されたのだ
井伊にとどめを刺した俊斎の弟・次左衛門は斬られ、薩摩に戻ったもう一人の弟・雄助は切腹させられた
薩摩の志士たちは今や暴発寸前の状態だった
しのぶの一言
薩摩武士はアツい!と聞いていたけれど、やっぱりアツかった〜
アツすぎて暴発寸前のところを冷静な正助が抑えるけれど、孤立してしまい、かわいそうな正助どん
兄と父を亡くし国父さまになった久光は、急にもみあげが立派になり、ちょいワルな感じにおなりに
そんなちょいワル久光に正助が怯みことなく近づいて、持ち上げるという
なんだかハラハラする展開になってきました
正義の味方、吉之助マンにはやく登場してほしいけど、かわいい愛加那ともうちょっとイチャツイかせてあげたいし…
どうする、薩摩藩!
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