第5回では、金栗四三(中村勘九郎)のオリンピック派遣が決まりました。
でもお金がないため、嘉納先生は(役所広司)四三に自費で出費するのはどうか提案します。
渡航費や滞在費などかかる費用は最低でも1,800円だそうです。
明治時代の1,800円と現在の1,800円では価値が違うので、かなり大金だったようです。
いったい、いくら相当なのでしょうか?
明治40年ころの貨幣価値を調べてみました。
明治時代の1円はいくら?
明治40年の貨幣価値を調べてみたのですが…
何を基準に考えるかによっても価値が変わるので、どれが正しいのか特定することできませんでした。
だいたいですが、明治40年頃の1円は現在の1000円〜1万円相当になるようです。
かなり幅がありますが、このまま換算してみましょう。
旅費の1,800円は現在のいくらになる?
金栗四三が、オリンピック参加費用として用意するように言われた1800円(明治)を上の数字で換算してみましょう。
1,800円×10,000円=1,800万円
180万円〜1,800万円とかなり幅があります。
三島家のようなお金持ちならば、ポンと出せちゃうのかもしれません。
5,000円はいくら相当?
最初に選定した5人をオリンピックに連れていくのに必要な費用は、5000円かかるといっていましたよね。
その5000円(明治)は現在のいくら相当になるでしょうか?
5,000円×10,000円=5,000万円
500万〜5千万円!
金額の幅がさらに広がってますが、大金であることは間違いありません。
高級車が買えるくらいでしょうか。
可児先生の年収はいくら?
ナレーションの孝蔵くんは、当時の5,000円は可児先生の7,8年分の給料にあたると言っていましたよね。
とすると可児先生の年収が現在のいくら相当になるのかみてみましょう。
まず、5,000円を7年と8年で割ります
(8年で換算)5,000円÷8=625円
これにまた、上記の金額(1,000〜10,000円)を掛けて現在の金額に換算してみましょう。
71万4千円〜714万円
(8年で換算)
62万5千円〜625万円
またまた、幅がありすぎですね。でも、さすがに年収が62万円というのは少なすぎますよね。
可児先生は公立学校の先生ですから、それなりに給料はもらっているはず。
たぶん、中堅クラスの学校の先生の年収は約500万というのが妥当な線ではないでしょうか。
可児先生の年収を基準にして換算してみます
可児先生の年収を500万円(現在)と勝手に仮定します。そして、明治40年レートで試算してみましょう〜!
まず、可児先生の7,8年分の年収が5000円(明治)なので、1年分の年収を出します
(8年なら)5,000円÷8≒625円
可児先生の年収想定額500万円(現在)を明治時代の年収で割って明治40年レートを算出します。
500万÷625=8,000円
そうすると、当時の1円は現在の7〜8,000円ということなります。
可児先生レートを用いたオリンピック出場費用
上でだした金額を、金栗四三さんがオリンピック出場費用として必要な1,800円(明治)に当てはめて、現在の金額を出してみましょう。
ここでは、7〜8,000円の間をとって7,500円します。
つまり、金栗四三は現在の1,350万円を用立てなければならない!ということになります。
たしかに大金ですね。
しのぶの一言
明治40年レートというものはないですし、勝手に仮定して計算しただけです。
なので、目安として考えていただければと思います。
そして可児先生、勝手に給料を想像したりしてゴメンナサイ!
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